武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

不幸のはじまり・・・

2012年12月14日 | Weblog
あの奈良時代の役人の勤務評定が木片に書かれたものが出てくる。奈良とか京都は歴史の宝庫かもしれない。
そういえば私たちも「勤務評定」で時代をさわがしたことがあった。
人を評定するのは難しいものだ。中味はともかく何日勤務したかは歴然として記録に残る。天武天皇の頃240日が仕事日であって、これをこなさないとかなり出世に影響したらしい。・・・・238日の人がいて、これを取り戻すに7年かかったとか。
それは普通の役人で、コネとか親が位が高いと新任の位置がもうすでに高く出世もはやかった。下の役人がいくら努力してもあがる身分は決まっていたとか・・・・・あの大伴家持などは高級役人の家の出身でスイスイと出世したとか。
コネとかというものは昔からちゃんとあるのだ。
勤務日数などの法律は「不考令」という、これに違反すると不孝になるのだ。
幼稚園のワークショップを試作した。若い先生が多いのであんまりドロくさいのはいけないと思いまして・・・・・・

外来種の話

2012年12月13日 | Weblog


冬至も近い。
かぼちゃはカンボジヤ産だとか。けっこう植物でも古来から日本にあったと思うものが外国から来たものが多い。ま、中国が主だけど。
想像するに野の原も現在より地味だったのだろう。原色ギラギラなどはまったくなかったのだろう。
動物はどうだろうか。魏志倭人伝によると倭の国には牛、馬、虎、豹、羊はいないとの記述があるそうだ。馬などは4世紀に渡ってきたらしい。
古来からいるのは鹿、狐、いのしし、むじな。いたちなどらしい。あんまり人間に害を加えそうなものはいない。ま、現在はいのししなどは害をもたらしてはいるが・・・・・・

遣唐使が健闘し・・・

2012年12月12日 | Weblog

山が荒れ、海が荒れ・・・・
内モンゴルでは猛吹雪とか・・・急に寒波が来た感じだ。
大昔の人はこれに耐え、これを乗り越えていったのだな。

あの昔,習った遣唐使を思い出した。あの頃中国に渡るのは難事業だったのだ。
エンジン付きの舟でもなく、風だより・・・この季節の風にあわせ3月から4月に出て帰りは7月頃を選んだそうだ。しかしかなりの船は難破し、ベトナムへ流れついたり、多くの人が亡くなってる。
記録によると、百人乗りの船で助かった四人と言う記録もある。

それでも中国の文化が多く来て、奈良の都など日本文化の華が咲いたのだなーーーーーーーーー。

へび・・・・とは

2012年12月11日 | Weblog
来年と干支は「へび」だ。
あの長くてにょろにょろしてる爬虫類は嫌いな人が多い・・・・思ったら飼っている人もいるらしい。
日本には大蛇はいないが「八岐大蛇」とかいった想像の蛇を作り出している。
小さな絵本を買った。「十二支のはじまり」という絵本だ。気に入ったのは山口マオさんが挿絵を描いてるところだ。絵といっても版画だ。こういう素朴なのを最近忘れていた。版画はこうでなくては・・・・・
文章は長谷川摂子さんって方だ。物語の展開もおもしろく童話はこう書くのだと思った。・・・・・けどこれがこどもに受けるか、それはわからない。
日本の昔の話に出てくる蛇は若い女性にからむ話が多いらしい。
ある村で若い女性が木に登っていると蛇があがってきた。にげきれなくて落ちると蛇も女性に絡み落ちた。女性は蛇の子を産み・・・・・とかなんともへんちょくりんのストーリが展開する・・・・なんだかなあ。ああいう図体だから、そうなるかもな。

なぜ今漢方なのか・・・

2012年12月10日 | Weblog


不明なれど夜腹が痛くなった。
朝、薬のお世話になった。百草丸である。
これは信州木曽の漢方である。丸薬になってるが、板状のもあるが・・・・・
たぶんキハダとかセンブリとかゲンノショウコあたりが入っているのだろう。
昔木曽にいた頃、笹村草花人という高名な彫刻家が来られ「山の神」の大きな木造像を彫る話があって動員された。てっきり彫れると思って参加したが「・・・・君は塗り方だ」と言われ、この百草を溶かしたものを三日像に塗った。
手にはしっかりと黄色になってしばらくとれなかった。
・・・・・この像は現在木曽福島のたしか郷土館?にあるはずだ。その頭の中にはたずさった方々の名簿が入ってるはずだ。もちろん塗師の私目の名前もあるはずだ。
しかし、これが開けられることはまずない。
この版画は以前に作ったものだが・・・・なんか今見ると鉄管がよじれてるな・・・・・

混乱の果て・・・・・・

2012年12月09日 | Weblog
パソコンが変わったので老人には混乱をきたしてる。
それでもなんとか。
12月の絵暦の印刷をしたが・・・・すぐあきてしまった。

思い出して幼稚園のワークショップの種を作った。クリスマスが近いのでそれ風にしたが・・・・・あきらかにセンスが悪いことが判明した。
そこが最近の課題だ。
選挙が近い・・・・来ればうるさいが、来ないとのけられてる気分で・・・・選挙カーをまっている。?

夢野久作・・・・・・・

2012年12月06日 | Weblog

何をどう展開させるか・・・・結構考えて、わけもわからない童話を書いて・・・・・・あんだけ考えもう種はねーーーと思っていたら、次回はこれかナーーーー頭に浮かんできた。どういうことだ。
「鰯の頭も信心から」この言葉をバカにしてはいけない。たとえ一匹の鰯でも、それを信じ、それに帰依することによって、立派なひとつの世界が生まれる。鰯の頭をバカにしてはいけない。・・・・・と五木寛之さんが言ってる。
よくわからないが・・・・ナルホド。
写真は奈良東大寺中門から見た大仏殿の下絵である。

芸術の生まれるところ

2012年12月05日 | Weblog
年賀状のすりかけを刷った。紙がかたいので手がいたい。
歌舞伎の中村勘三郎さんが亡くなったと報じていた。
わたしよりかなり若いはずだ。歌舞伎界のトップランナーだ。

歌舞伎という芸能がこうも盛んに成長してきたが、原点が大事だ。
人間社会の中心に権力社会があり、そこの政治があり・・・・最初から権力の加護されたものあんまりおもしろくない。
その外側のあまりしばりのない世界からは自由の発想がうまれやすい。この世界は世間から差別されたり、秩序などもうすい世界・・・・だ。こういうところから才人は生まれる。
歌舞伎も、もともとはと言われた人たちが出発だ。
悪くいえば河原で小屋をたてていた乞食芝居だったのである。かの昔アングラとか小さな劇場から才人が出ている。
めぐまれたところから才はでないのだ。・・・・・と自分で納得する今日である。

ドラキュラの場合

2012年12月04日 | Weblog
ドラキュラはニンニクが苦手だそうだ。それは直、食べると大変だ。しかしてんぷらを揚げる時一緒の揚げるとホクホクしておいしい。臭みの消える。
我畑でも作った。隣の畑のニンニクが大きいのが気になって聞いてみると、ジャンボという種類だそうだ。写真はネギである。種類は「松本一本ねぎ」で、ここらではうまいというネギだ。掘返すと太いところは良かったが、短い・・・・・
ま、肥料も畝上げもおこたったのでしょうない。
ニラはこれもほっておいたが結構育った。ノビルは前の持ち主が作っていたようで芽が出てくる。
ラッキョウはつくらなかったが、ニンニク・ニラ・ネギ・ノビル・ラッキョウは仏教では「五辛」と言ってタブーなたべものだ。
これらを食べると精力がつくので、煩悩とたたかう坊さんにとってタブーな食べ物だのだ。それは昔のことで現在の坊さんはそうでもないらしい。

雪おんな

2012年12月03日 | Weblog
雪が降れば「雪おんな」だ。
この話は民話の中でもピカ一だ。なんとも日本的な臭いがあっていい。


写真はかってスクラッチとという技法で造った本の一部だ。
チラチラ降る雪はロマンチックだ。けど、風をまじえたり、量が多く人間の活動を不能にする寒さはかなり強烈だ。
これは雪国育ちか冬山を知る人だと実感があるだろう。