回顧と展望

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鼓舞!

2021年08月09日 17時32分20秒 | 日記

東京オリンピック男子マラソン、2位になったアブディ・ナゲーエ(オランダ)がゴール直前、3位争いをしていた同じソマリア出身のバシル・アブディ(ベルギー)に「頑張れ、早く来い!」とでも言うように手招きした光景は、そしてそのせいかどうかは判らないが(多分そうだろう)バシル・アブディ(ベルギー)が見事銅メダルを獲得したことは、自分の中では最も印象に残っている。ゴール直前のスプリント勝負の中で、同国人を鼓舞するというのはナゲーエに余裕があったからでもあるが、とっさにそういう行動ができることは素晴らしい。見捨てない、というのか、この二人の強い友情が感じられた瞬間だった。

こんなことは自分にはできないだろうな。後になって、一声かけてやればよかったかな、と思うくらいだろう。もっとも、ナゲーエに自分を比べること自体既に問題外ではあるがー

マラソンのような競技で声をかけるあるいは身振りで鼓舞するというのは、実際に何か手助けをすることではない。親友と一緒に受験勉強をして、試験頑張ろうな、といった時の感じか。まさか答えを教えあったりすることはできないからそれに似たものなのかもしれない。

かつて大型の案件をある会社と一緒にやった時の事、何かを決めるときに自分の方は内輪の根回しが簡単にできたのに対して、相方の方は内部事情が複雑だったのだろう、いつも時間がかかっていた。相方は遅れることにすまなそうにしていたので、気にしないで、そちらは所帯が大きいので大変でしょう、と言ったことがあったなー。

一つ思い出したが、子供の頃友人と一緒に列車に乗ろうとして、その友人がホームに着くのに一瞬遅れてしまったので、電車に片足を入れたままで早く早く!と大声で叫んだことがあった。そのころは列車には車掌が乗っていて、きっととんでもない乗客がいると思っただろう。それに、今考えてみればずいぶんと無謀な、危険な行為だ。列車の運行妨害で大変なことになるかもしれない。自慢できない、こんな程度の話がせいぜい・・・

コメント (2)
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