30年ほど前ロンドンに駐在していた時は郊外に家があったので庭にバラを植えていた。Rose Expertなどの入門書を読んで奮闘したものだった。その後はしばらく遠ざかってしまったが、ここ数年、庭のあいている場所に順次植えはじめている。特に色についての趣向があったわけではないが、いつの間にか白が主流になってしまっていた。多分、白バラが庭の土に合っているのかもしれない。そんな中で唯一ともいえるこのオレンジ色のばらがぺティナ。朝の陽を浴びている。背が高く、色も崩れない。
数千名のロシア軍が戦車とともにウクライナ東部3市への侵攻を開始した。オバマ政権の無力さを象徴する今回のロシアの冒険主義。この侵攻の最大の受益者は武力による領土拡張を虎視眈々と狙っている中国。尖閣列島への中国侵攻も時間の問題かもしれない。
米国の抑止力が消滅した以上、もはや何の歯止めもない時代に世界は突入したようだ。米国がこのような体たらくであれば、日本での集団的自衛権の議論も意味がなくなるといえるだろう。
やはり秋が忍び寄ってきたのか、今日は蜻蛉の姿をよく見かける。人を恐れず、同じ竹の先に何度も戻ってくるので何とか写真に収めることができた。蜻蛉には縄張り意識があるのだろうか、一つ一つの竹の先に行儀よくとまっていた。
春先に園芸農家から苗を購入し、庭に移植したトルコキキョウが今日開花。ユーストマとも呼ばれるこの花は今はほとんどが日本で品種改良されたものという。日本の花好きの奥深さを感じる。花言葉のとおりこの白い花は優美だ。
今朝、海王丸が次の寄港地に向けて出帆。ゆったりした手順、汽笛と、飛行機とは違う出発の雰囲気がある。
飛行機のようなスピード感あふれる船首。このあと急速に空が晴れわたって絶好の出航日和になった。
あどけない童女のような金色の船首像は横笛を吹く女性の「紺青」
マストに勢ぞろいして、「ごきげんよう」を3回唱和。
腹に響くような長い汽笛が3回。
タグボート2艘に曳航されて港から外洋に出ようとするうしろ姿。