8月最後の日、夏の終わり。札幌午後6時6分、ほぼ正中の月と、夕陽の名残りの雲。
15年ほど前、小さな鉢を窓際においていたらいつの間にか大きくなり、派手で、しかし短命な花をつけるようになってからハイビスカスはいつも身近にある。
そんな鉢植えのハイビスカスが今年はよく咲いている。玄関の横で客を迎えるように紅白の鉢そのいずれもが次々と咲いている。日当たりのよい場所に置いてある以外特に手入れもしていない。こんなに咲く年とさっぱり咲かない年があるようでこの花はとても気まぐれだ。いや、単に冬越しに失敗しているだけかも。
もうずいぶん昔に庭の片隅に植えてあったブドウの木を、昨年、棚を新調したところ樹勢が回復して今年も順調に実をつけている。もっとも、甘くなって食用になるまでにはあとしばらくかかりそうだが。緑の葉越しに見る太陽の光がまぶしい。