佐倉市議会はしおか協美
市政にキョウミ
 



昨日のライオンズクラブ環境セミナーの視察として、北九州市エコタウンセンターへ。

エコタウン事業とは、「あらゆる廃棄物を他の産業分野の原料として活用し、最終的に廃棄物をゼロにすること(ゼロ・エミッション)」

を目指し、資源循環型社会の構築を図る事業です。

最終的に廃棄物をゼロにすること(ゼロ・エミッション)が実現できたら素晴らしいですね。

 

北九州市は、環境・リサイクル産業の振興を柱とする「北九州エコタウンプラン(経済産業省と環境省の承認)」を策定し、

北九州市全域において具体的な事業に着手している。 事業の推進にあたっては、

「北九州エコタウンプラン実施計画」を策定し、基本的な取り組みの方向を定め、

環境政策と産業振興政策を統合した独自の地域政策を展開しています。

写真↓

 

蛍光管リサイクルで蛍光管に再生、小学生の通学帽は市内で回収したペットボトルから再生、食品廃棄物リサイクル事業、

車は手作業で分解し部品や資源へ再生、電子機器を資源回収ボックス&再生、土壌の無害化、PCB無害化事業、

医療用具リサイクル、

さらには、総合環境コンビナートのゼロ・エミッションを目指す中間施設があり、

エコタウン企業のリサイクル残さや自動車のシュレッダーダストを中心とする産業廃棄物を溶融処理し、スラグかメタルとして再資源化、

風力発電、沖合にある島に燃料備蓄、エコタウンセンター屋上は緑化、敷地内にはビオトープも存在しています。

産学官民連携による技術と事業集積、再資源化した物の販路が確保出来ているからこそ出来ている循環型企業団地です。

現在に至るまでの歴史は長く、1901年に国内初の本格的近代溶鉱炉を持つ官営八幡製鐵所が北九州で操業を開始し

日本の近代産業は始まり日本の高度成長を支えた反面、1960年代には、深刻な産業公害をもたらしました。

この公害問題に市民・行政・企業が一体となり取り組み美しい海と空と取り戻し、産業の発展も同時に達成したという歴史です。

 

夜は、三師会(医師、歯科医、薬剤師)に出席。

佐倉市健康センターには、時間外におけるこどもの救急医療を確保するという目的から

地元印旛市郡医師会の全面的な協力により、小児科(内科系疾患)専門の初期救急医療機関として、

日曜・祝日、年末年始は午前9時から午後5時(受付は午前9時から午後4時45分)まで、

また毎日午後7時から翌朝の6時まで診療を行っていますが、この態勢がいつまで取れるのか?

現場を担当する先生方はかなり過酷な状況を市民のために頑張って下さっています。

医師に全てのしわ寄せを負担して頂く事が、将来の持続的な小児救急に繋がるのか?

産業発展のために公害を発生した暗い過去を踏まえ、常に10年先、20年先を見据えて施策を考えなければならないと思います。



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