2つ以上の地方公共団体が、事務の一部を共同で処理するために特別地方公共団体を設立すると、
その事務に関する権限は、各構成市町から一部事務組合に移ります。
佐倉市では、ごみ処理は佐倉市と酒々井町で、
消防は佐倉市、八街市、酒々井町で、
葬祭は佐倉市、四街道市、酒々井町で、
し尿処理は、佐倉市、四街道市、八街市、富里市、酒々井町で・・・
と、それぞれの組合設立のいきさつが違うので、全て組み合わせの違う自治体の組み合わせになっています。
2つ以上の地方公共団体で事務の一部を共同で処理する事は、効率的で、質の高い行政サービスが提供できます。
図書館や、小学校・中学校・高校・大学を複数の自治体が事務組合で運営しているところもあります。
行政に限らず、観光、産業振興、教育、あらゆる事で、自治体を超え協力して取り組んでいく必要が有ります。
先日、視察した酒々井アウトレットの集客力は大きく、そのお客様の一部を川村美術館や歴博など佐倉市へ誘導する
仕掛け作りが求められています。
東京駅八重洲北口から川村美術館行きの高速バスが出ていますが、この通過経路としてアウトレットもあり得るかもしれません。
ユーカリが丘1丁目まちを守る会とユーカリが丘2丁目まちを守る会では、相互防犯パトロールの協力をしています。
以前は、それぞれの自治会内のパトロールだったものを 1丁目さんがパトロールするときに2丁目地域もパトロールし、
2丁目さんがパトロールするときに1丁目地域もパトロールする事により、点で考えるとパトロールの回数が増えたことになります。
犯罪は、地域を越えて発生するので、自治会内のパトロールとあわせて広域のパトロールをすることは、犯罪抑止に効果があります。
今の時代、地方は確かに厳しい時代ですが、一人勝ちはもう無くなり、
近隣自治体や民間が協力して一つの事業を遂行していくことで、活路の一つが見い出せると考えています。