佐倉市議会はしおか協美
市政にキョウミ
 



国際ロータリー、2018ー19年度の国際ロータリー会長バリー・ラシン(バハマ諸島イーストナッソー ロータリークラブ)氏より、

国際ロータリーのテーマが発表されました。

「BE THE INSPIRATIOM」:「インスピレーションになろう」 カリブの風にのせて明るくロータリーの未来をしめされました。

ロータリークラブでは永年にわたり、ポリオ撲滅を目指して活動しています。

2018年はいよいよ、そのポリオゼロを達成しようという大切な年ですが、その達成には、ロータリークラブが

ポリオゼロを目指して活動していることを全世界の人に発信する事が重要だと、

2018-2019国際ロータリーのバリーラシン会長が述べられました。 国も地方自治体も企業も奉仕団体も何を目指し、

どんな事業を行っているかを発信することが、重要となっています。

平成29年8月議会で佐倉市の魅力発信について質問しました。よろしければご覧ください。

◆11番(橋岡協美) 

佐倉の魅力を発信し、新しい人の流れをつくる取り組みの中で、市の知名度向上と交流定住人口の

維持増加について伺います。4月から始まったプレスリリース配信サービスは、市内外の対象者に向けた

効果的かつ戦略的な情報発信となっているか伺います。

○副議長 企画政策部長。

◎企画政策部長 お答えいたします。
 市で利用しているプレスリリース配信サービスは新聞社、テレビ局のほかインターネットメディアなど

1万2,000社の中から300社を選んでプレスリリース配信を代行するサービスでございます。

今年度は4月と6月にイベント情報など8件のリリース配信を実施し、ヤフーや時事通信などで

合計355件のサイトに掲載をされております。また、タイトルや写真を工夫することにより、

佐倉花火フェスタや風車のひまわりガーデンといった注目度の高いリリースでは記事掲載に加えてSNS等での

拡散にもつながっております。このことは新聞よりもインターネットで情報を得ることが多い若い世代に対して

特に効果的な情報発信になったものと認識しております。なお、イベント情報だけでなく保育園待機児童ゼロの

達成や新規の住宅関連補助金導入などの情報もリリースいたしております。今後も佐倉市の子育て環境、

住環境についても情報発信し、戦略的に市全体のイメージアップを図ってまいります。
 以上でございます。

○副議長 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) 効果的かつ戦略的な情報発信となっているということだと思います。

特に先ほど部長がおっしゃられたとおり、ひまわりガーデンについては若い世代のインスタグラムに

掲載されて大変話題となりました。20代の女の子から、あそこのヒマワリがきれいだそうですね

という声がけがありましたので、プレスリリースで発信し、その後、個人的にSNSで発信してい

くという形になっていますので、今後も情報のツールを戦略的に情報発信していただきたいと思います。


 佐倉市が大切にしてきた歴史、自然、文化に加え、他自治体に誇れるスポーツや花を活用した

イベントなどをツールとして、シティプロモーションが市の知名度向上と交流、定住人口の維持、

増加につながったかについて伺います。

○副議長 企画政策部長。

◎企画政策部長 お答えいたします。
 少年野球教室など長嶋茂雄氏に代表されるスポーツの話題やチューリップやバラ、ヒマワリなど季節ごとに

楽しめる花を生かしたイベントにつきましては幅広い年齢層の関心が高く、効果的なシティプロモーションツール

になっていると捉えております。また、これまでもテレビやインターネットなど多くのメディアで取り上げられて

いることから、市の知名度向上や交流人口の増加にも一定の効果があったものと考えております。定住人口の維持、

増加への貢献度につきましては、このような施策の成果としてすぐに求めることは難しいところでございますが、

住んでみたい、住み続けたいと思っていただけるように佐倉市の魅力をわかりやすく宣伝し、継続的な情報発信に

取り組んでいくことによりまして、将来的な成果につなげてまいりたいと考えております。
 以上でございます。

○副議長 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) 佐倉市が大切にしてきた歴史、自然、文化ということで、この中で考える宝物と、

先ほどご紹介があった佐倉市観光資源視察ツアー、外から見て佐倉の宝と思うものと相まって両方を

シティプロモーションに役立てていただきたいと思います。
 この夏は佐倉リトルシニアの中学生がジャイアンツカップで優勝を飾りました。東京ドームで優勝した試合は先日、

日本テレビでも放映されました。また、井野中学校陸上部が全国大会に出場しました。これらについてはスポーツの

まち佐倉を印象づけた成果であり、佐倉リトルシニアは佐倉市内外から選手が集まってチーム編成されているということは

交流人口、定住人口につながっていると言えます。
 それでは景観条例のことをちょっと伺いたいのですが、景観条例を策定した後、街なみ環境整備事業などの活用を

考えているかについて伺います。

○副議長 都市部長。

◎都市部長 お答えいたします。
 議員のご質問にございました街なみ環境整備事業につきましては、住環境の整備改善を必要とする区域において

住民と市が協力して美しい景観の形成や良好な居住環境の整備を行うことを支援する国土交通省が所管する

交付金事業でございます。現在策定を進めておりますのは景観計画でございますが、この計画が目指します、

住んでいる人や訪れる人にとって地域の魅力を実感できる景観の形成、それから活力やにぎわいのある景観の創出に

寄与するとともに佐倉の魅力を発信し、新しい人の流れをつくり出すための有効な手段の1つになるものと考えております。

景観計画の策定後は佐倉市景観形成を推進することで市の魅力の向上や市民の郷土愛の醸成に資するような事業を

国の補助事業の活用等も視野に入れ、さまざまな視点から検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

○副議長 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) 街なみ環境整備事業でお店を再生している丹波市を視察しました。

ある和菓子屋さんは街なみ環境整備事業でお店を再生して、売り上げを倍増させていました。ほかにも手打ちそば屋さん、

ジビエ料理店、バウムクーヘン屋さん、パン屋さん、地酒料理店など、山あり谷ありでも確実に空き店舗が

すてきなお店に再生し、この次が大事なのですが、なりわいとして成り立っている。お店がきれいになる、

景観がきれいになるだけではなく、にぎわいを創出しているということです。ここを目指して、

ぜひやっていただきたいと思います。
 ちょっと横道にそれますが、丹波市で視察して思ったことなのですが、法務局、裁判所の老朽化に伴う建てかえのときに

景観に配慮した建物で、大変落ちつきのある建物にリニューアルされていました。これは佐倉市でも取り組めること

ではないでしょうか。佐倉市の予算はかからないはずです。調査、研究してみてください。


 それから市役所に伺いまして、丹波市の太田議長から一言いわれたことは、佐倉さんはいいね、

コンパクトシティだねと言われました。丹波市は佐倉市の約5倍の面積です。やはり見方を変えれば、

我々が広くて大変だというふうに思っているところもコンパクトシティと捉えられると思いますので、

余り佐倉市にとってちょっと大変ではないか、弱点ではないかと思うところは強みに変えて、

佐倉市の発展のために施策を進めていただきたいと考えます。
 最短で平成31年度で修景の補助、平成32年度で街なみ環境整備事業等の補助申請が想定できます。

時期的にずれ込んだとしても、先々を見据えて産業振興を目指した佐倉市の良好な景観形成を目指していただきたいと思います。


 4つの基本方針による市政運営をもとに出された平成28年度決算を受け、平成30年度の予算編成が

8月議会閉会後に始まるわけですが、平成31年度予算が骨格予算のため平成30年度の予算は市長の任期中で

最後の政策予算となります。市長マニフェストと4つの基本方針はほぼ重なっている中で、総合行政の推進、

全庁的な取り組みがさらに重要性を増し、必要となっています。今回、柔軟な対応をしたのが少子化担当による

佐倉市主催の佐倉市観光資源視察ツアーだと思います。市長が考える総合行政の推進についてのご見解、

また今後どのように取り組むかについて伺います。

○副議長 市長。

◎市長 お答えいたします。
 総合行政の推進につきましては、将来にわたって住み続けたいと思えるまちづくりを推進するためには、

子育て支援、地域の活性化、雇用機会の拡大、住宅施策、防犯、防災、教育や文化、芸術の向上等、

どれをとっても総合的な行政の取り組みが求められます。課題によっては全庁的な取り組みも必要となるわけでございます。

また、その中で柔軟に対応するためプロジェクトチームを活用いたしまして、個々の課題について関係所属が連携して

検討していく必要もございます。
 現在、佐倉市が直面している最も重要な課題としての少子化対策に対して全庁横断的に連携する体制がとれるよう、

本年度、少子化対策担当を設置いたしました。既に少子化対策担当を中心に部、局、室の枠を越えたプロジェクトチームを

立ち上げております。各所属との情報共有や少子化対策に関する情報の収集分析はもちろんのこと、定住促進、

空き家対策、古民家や観光資源の活用など個々の課題について関係所属と連携し取り組んでおります。

今後もさらなる組織の活性化を図りまして、多様化する行政課題に対しスピード感を持って対応してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

○副議長 橋岡協美議員。

◆11番(橋岡協美) 部、局、室の壁を越えてということでしたが、さまざまな課題、

個々の課題について核となる人は必ず必要です。横並びでみんなで考えても物事は進まないと思いますので、

それぞれの課題に中心的人物をきちんと据えるようにしていただきたいということと、ここ二、三年、

他の自治体の職員の方と名刺交換をすると部局の名前が2つ書いてあることがあります。そういった意味で、

他の自治体も全庁的にそういった取り組みが進んでいるということだと思います。



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