少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

火星初観測

2005-09-02 23:45:16 | 天体観測
今シーズン初めて火星を観察した。とはいっても、結構遅くなってから東の空に上ってくるので、まだ高度は低い。

25cm反射で見たが、ユラユラと揺れていてなんとなくヨコシマがあるような気がする程度。ちょっとスケッチするところまでは行かずじまい。

望遠鏡をはじめて買う人にドブソニアンはあまり勧めないという。なんとなくそのわけが判ってきた気がする。大きな鏡筒を手で動かしながら望遠鏡を対象に向ける。やはり大きさが大きいとそれだけ力もいる。外へ持っていって準備しただけで汗がにじんでくる。

まあ、分かっていたといえば分かっていたことなのだが、なかなか大変だ。

新しい道具を手に入れるというのは、言ってみれば心の弱さの表れである。新しい道具を買えば、あれも出来るこれも出来ると思ってしまう。でも、買った瞬間に、それは幻想だったと分かるのだ。

道具は、そう簡単にご主人様に微笑んではくれない。本当にそれを自分のものにするためには、自分自身を変えていくしかないのである。結局。

道具は、そういう風に自分を変えていく手助けをしてくれる。道具に働きかければそれだけ答えてくれる。

天体観測は、まだまだ修行が足りないなあと思う。星を見ていて心gあおちつくところまでなかなか行かない。星が上手く導入できずにいらいらいしたりしてばかりいる。

まあ、焦ることはないけれど、ゆっくり、でも着実に自分のものにしていきたいと思う。