環境省は10日、水鳥の生息地として国際的に重要な湿地を保全する「ラムサ
ール条約」の国内登録候補地として、渡良瀬遊水池など計9カ所を選定した。
各候補地は、今年7月の国際会議で正式登録される見通しで日本の登録湿地
は釧路湿原をはじめ計46カ所になり、埼玉県内では初めての登録地となる。
渡良瀬遊水地は、茨城栃木群馬埼玉の4県にまたがる2861㌶の広大な湿地。
明治時代 足尾銅山の鉱毒が一帯を汚染し、被害拡大を防ぐため谷中村を廃村
して作られた遊水地で、本州最大級のヨシ原を主体とした湿地になっている。
現在 国有地として国交省によって管理され、洪水防止用と飲料水用とを兼ねる
人造湖「谷中湖(ハート湖)」とその周辺湿地は野鳥たちの楽園になっている。
絶滅が危惧される動物や植物も多く生育していて、猛禽鳥類ではサシバ・トビ・
チュウヒ・ハヤブサなど、植物ではトネハナヤスリやタチスミレなどである。
利根川周辺の稲作主体とした平地とそこから見える山地の存在が、水鳥を食物
連鎖の頂点にする生態系を維持する中で、動植物の種類を多くしているようだ。
日ごろ親しんできた遊水地の条約登録は大変喜ばしいことで、「人にやさしい平
地の観光」を訴えているひげ爺としては、新しい観光的地域魅力が発信できる。
登録の後も、行政や地域が行う保全保護活動に仲間とともに関わって行きたい。
なお遊水地については、このブログの2011年5月「遊水地のクリーンナップ」、
同年2月の「渡良瀬遊水地の探鳥会」と2010年2月の「渡良瀬遊水地を学ぶ」
に投稿しているので、お時間があったら写真ともども是非ご覧いただきたい。
「湿地の乾燥化や人が入りすぎると、失地の回復は難しい」と、ひげ爺の独り言。
保全保護のために、「いいいこと」と「いけないこと」を明確にして徹底することだ。
ール条約」の国内登録候補地として、渡良瀬遊水池など計9カ所を選定した。
各候補地は、今年7月の国際会議で正式登録される見通しで日本の登録湿地
は釧路湿原をはじめ計46カ所になり、埼玉県内では初めての登録地となる。
渡良瀬遊水地は、茨城栃木群馬埼玉の4県にまたがる2861㌶の広大な湿地。
明治時代 足尾銅山の鉱毒が一帯を汚染し、被害拡大を防ぐため谷中村を廃村
して作られた遊水地で、本州最大級のヨシ原を主体とした湿地になっている。
現在 国有地として国交省によって管理され、洪水防止用と飲料水用とを兼ねる
人造湖「谷中湖(ハート湖)」とその周辺湿地は野鳥たちの楽園になっている。
絶滅が危惧される動物や植物も多く生育していて、猛禽鳥類ではサシバ・トビ・
チュウヒ・ハヤブサなど、植物ではトネハナヤスリやタチスミレなどである。
利根川周辺の稲作主体とした平地とそこから見える山地の存在が、水鳥を食物
連鎖の頂点にする生態系を維持する中で、動植物の種類を多くしているようだ。
日ごろ親しんできた遊水地の条約登録は大変喜ばしいことで、「人にやさしい平
地の観光」を訴えているひげ爺としては、新しい観光的地域魅力が発信できる。
登録の後も、行政や地域が行う保全保護活動に仲間とともに関わって行きたい。
なお遊水地については、このブログの2011年5月「遊水地のクリーンナップ」、
同年2月の「渡良瀬遊水地の探鳥会」と2010年2月の「渡良瀬遊水地を学ぶ」
に投稿しているので、お時間があったら写真ともども是非ご覧いただきたい。
「湿地の乾燥化や人が入りすぎると、失地の回復は難しい」と、ひげ爺の独り言。
保全保護のために、「いいいこと」と「いけないこと」を明確にして徹底することだ。