ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

東信濃での 一泊二食三寺

2012-05-22 08:38:04 | 旅行・秘湯・巡礼 
地上で竜巻 天空では金環日食 国会では・・・、いろんなものが回っている。
そんな5月19日、高校の同級生仲間が信州別所温泉でクラス会を行った。
そして上田 別所 佐久 軽井沢などを、いろいろ回って二日間を過ごした。
お天気にも恵まれ、風薫る信濃路の魅力を満喫しながら旧交を温めあった。
「旧交だけではなく、酒と温泉で心も身体も温められた」と、ひげ爺の独り言。
それは、1夜の温泉であり 2回の昼食であり 3箇所の古刹参拝にあった。

1泊 :それは別所温泉の宿、選んだ宿は古さと趣を誇る「花屋」旅館だった。
大正ロマンを漂わす木造離れ家づくりの宿で、渡り廊下でお部屋に通じる。
歳とった人間には歳とった宿が似合うようで、古風な雰囲気が好評だった。
しかし途中に階段や曲がり角が多くあり、お風呂帰りに迷子になる者もいた。
離れ家だから迷惑はかからず、二次会の終了は深夜の0時を過ぎていた。

2食 : それは道中二回の昼食、地域の名物となれば蕎麦と鯉になる。
一日目は上田市内にある老舗そば店の「刀屋」。お店に到着すると すでに
20人程の待ち行列があり駐車場も満車、飽きずに空きを待つことにした。
刀屋は、歴史と味だけでなく蕎麦の量が多いことでも広く知られるお店だ。
店前で約40分待って、小盛り(これが普通量)の天ざるそばにありついた。
二日目は 仲間が「鯉」を食べたいと強く云うもので、必ずしも旬ではないが
佐久市まで車を進めて料理屋を探し、「あさや」と言う割烹に落ち着いた。
注文してから料理をするため、約1時間を飲みながら待ち 鯉の南蛮 あらい
甘煮の三点が揃った定食料理をいただいて、満足感と満腹感を味わった。

3寺 : それは上田地域の名刹3ヵ寺、誰もが参拝が似合う歳になっている。
先ず別所の「北向観音」。 平安初期の創建と言われ、善光寺に向かって北
向きに建っていることが山号となり、厄除観音として広く信仰を集めている。
続いて別所の「安楽寺」。 天長年間に開かれたと言う古い寺で、境内の高
台にある八角三重塔は長野県内で最初に国宝指定された建造物になる。
そして塩田平の「前山寺」。平安後期に弘法大師が開いたという。欄干や窓
のない三重塔は「未完成の完成塔」と言われる簡素な美しさを誇っている。
コメント
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