ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

渡良瀬遊水地での探鳥会

2012-12-15 15:10:39 | 地域活動・つながり
この日は、加須市主催のセミナー「自転車で巡る渡良瀬遊水地」二日目になる。
それはラムサール条約への登録を機に、市民として渡瀬遊水地の知識を深める
ことにあり、今回は遊水地に飛来・生息する野鳥を観察する「探鳥会」となった。
加須市内を中心とした応募参加定員20名と、地元団体の会員9名が参加した。
まず道の駅に隣接した遊学館2階で、遊水地を望みながら主催者の挨拶にはじ
まり、先生である一色安義さんから遊水地の野鳥に関する基礎情報が語られた。
そして自転車や双眼鏡の貸し出しなど準備を整え、10時すぎに遊水地に入った。

風は少しあるものの快晴のもとで、平年以下の気温も気にならないことが幸いだ。
谷中湖の岸につくと、早速にハシボソカラス ダイサギ キジバトが出迎えてくれた。
中之島の観察台では水面に カワウ マガモ カルガモ ヒドリガモ さらにカンムリカ
イツブリなどが遊び、空にはチュウヒ ノスリ トビが舞い コハクチョウの親子が西空
に飛んで行き、近くの木々にはジョウビタキ ヒヨドリ ツグミ スズメ ハクセキレイが
忙しく飛び交っていた。期待していたハヤブサはいつもの所に今日はいなかった。
温暖化のためか、群で飛来してくるガン・カモ類が例年よりまだ少ないようだ。
運が良いと30種ほどが見えるのだが、今日は少なく「鳥あわせ」は18種だった。

先生の話の中にちょっと気になる内容があった。それは、1:山や丘陵に棲む鳥
が平地である遊水地にも増えている 2:海や河口近くに棲む鳥の一部が、内陸
の遊水池にまで来るようになった 3:湿原での葦焼きの有無と関係があるのか、
野鳥の種類によっては、営巣・繁殖や生息密度に年ごと変化が見られると云う。
何はともあれお昼すぎ、一行は無事「道の駅」にもどりセミナーは無事終了した。
「渡り鳥ではないが、参加者の中に 『おしどり』夫婦がいた」と、ひげ爺の独り言。
年の瀬ともなれば 「シャッキントリ」が飛んでくる、ひげ爺の家は大丈夫だろうか。
コメント
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