今朝の朝日新聞のコラムに、ガンと闘うために自分は治る、自分は他の人のために生きているということを声に出して言うようにしているという話が載っていた。自分に聞こえるように話すとそれがすごく不可能と思われることが実現する自信になるということを強調されていた。
このことは、私が開発中の拡声器で自分の声がはっきり聞こえた時に似たようなことを感じていた。
自分の声が明瞭に聞こえることは話していることが頭に本当に入るのだ。
ああ、これだ。自分の声が聞こえるというのはそういうことかとおもわず手をたたきそうになったほどだ。
自分の声が聞こえない=分からないるというのは難聴者はとても大きなハンディだ。
実は、難聴者は補聴器を使っていても自分の声は良く聞こえていない。自分の声を聞こうとすると他の音や人の声が大きすぎるか小さすぎるかして聞こえないのだ。普通の人は自分で発声した場合は、外耳道を通じて鼓膜に届く音と頭の中を通じて伝わる音を聞いている。
補聴器を通じて聞くと空気中を通じて聞こえる音だけだ。
ラビット 記