難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

卒業21人に学長賞 難聴の学生を支援

2007年03月13日 13時51分10秒 | 生活
2007年3月13日の琉球新報Web版に、難聴の学生にノートテイクをしていた学生のグループが、学長賞を受けたことが報じられている。

難聴の学生にノートテイクするのは現在のところ、同じ大学の学生がボランティアで支援することが多いが、組織的に支援を継続したこと、卒業した難聴学生への支援体制を地域の要約筆記サークルが担っていること、支援した学生が卒業後も支援を継続することを表明しているのは沖縄県の優れた取り組みだと思う。
http://www.okinankyo.net/character/

聴覚障害を持つ学生の教育を受ける権利に照らせば、国が何らかの制度化する必要がある。
通常の要約筆記の他に、教育分野の情報保障という専門性がある。一定の基準が必要だし、学生がこれに習得しやすいということもある。大学は欧米のように単位を認めたり、一定の報酬の支払を制度化する必要があるだろう。

ラビット 記
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 10日に行われた沖縄大学の卒業式で、要約筆記(ノートテイク)を行うサークル「沖縄大学ノートテイクグループ」に所属している卒業生21人が学長特別賞の表彰を受けた。要約筆記とは講義の際、聴覚障害者の代わりに音声情報を書き取り、その内容を文字情報で伝えること。(以下、略)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-22076-storytopic-7.html