難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

駅の緊急インターホンは聞こえる?

2009年04月10日 22時50分40秒 | 生活
090408-195506.jpg090408-195539.jpg駅のホームに、「駅係員呼出インターホン」が設置されていた。
ホームは無人だから、物を線路に落としたり、何かあったときに連絡を取るためのものだろう。線路を挟んだ両側のホームに3個ずつ設置されている。

ボタンを押しても顔も見えないのでは聞こえるか自信がない。ボタンを押し続けていれば何かと思って来るだろうか。それにかかってきた時に来られるかどうか。

交通バリアフリー法では、聴覚に障害のある乗客とのコミュニケーションには文字を用いるようになっているはずだ。せめてテンキーでも付いていれば、「119」は救急車を呼んで下さい、「254」はものを落としたので拾って下さい、とか伝えることが出来るのに。
降車駅には、このインターホンはない。

鉄道会社の駅員の減少によるコスト削減は安全上も大きな影響がある問題だ。今後高齢者が社会にあふれてきたとき、対応が求められるのだから、問題が起きる前に駅員の配置をした方がよい。


ラビット 記




ピンキーとキラーズ、難聴者の記憶

2009年04月10日 22時41分02秒 | 補聴器
090408-213447.jpg090408-211513.jpgテレビで、ピンキーとキラーズが240万枚売り上げた大ヒット曲の「恋の季節」を当時のスタイルで歌っていた。

確か昭和42年くらいのヒット曲だから、高校1年くらいだ。補聴器を使い始めてまだ3年目でいろいろな学校から進学してきた級友の中で、詰め襟の学生服の胸ポケットにしていた補聴器とコードは隠しようもなく、まだ強いコンプレックスを持っていた頃だ。

その頃は、大学生になって身体障害者手帳の6級になったのでそれよりは聴力も良かったはずだ。50-70dBくらいかもしれない。
その頃聞いて記憶にあるのは加山雄三やタイガース、マイク真木、ビートルズなどだ。「恋の季節」は記憶にないがその後聞いて覚えたのだろう。

補聴器と人工内耳のミュージックモードで聞くと、今陽子のボーカルとそれを追いかけるバックコーラス、画面には映っていないベースとリードギター、後何か高い音色の楽器が聞き分けられる。昔聞いて覚えたのよりも聞こえる。
補聴器だけではこんなに聞こえないし、聴力のあった頃の記憶とも違う。

昔のレコードを聞き直してみたいが、EPレコードのプレーヤーがあるのかしら。難聴だが三菱のダイヤトーンでスピーカーを自作したりしていたのを思い出した。


ラビット 記