難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

聴覚障害者救援本部久松事務局長の確認 #jishin

2011年04月13日 07時56分19秒 | 東北地方太平洋沖地震

東日本大震災聴覚障害者救援中央本部久松事務局長が3月24日から28日まで宮城県、岩手県、福島県を訪問して帰京された感想。

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今回の訪問で確認できたことを以下に記します。

1.個人で動かない。

2.組織的に動くために拠点(場所)をつくること。

3.拠点はみんなが自由に使えること。

4.一緒に活動できる仲間を増やすこと。

5.できるだけ多くの団体が地域支援本部に入ること。

6.それぞれの役割分担を確認し組織的に動くこと。

7.窓口を一本にすること。

8.短期、中期、長期的支援計画をつくること。

9.中傷、批判はしない、仲良くすること。

10.被災地の方々を尊重し、迷惑をかけないこと。

11.無理をしない、疲れたら休むこと。

12.善意の申し入れに不要と感じたら断る勇気を持つこと。

13.常に情報共有を図りネットワークをつくつこと。

 

具体的には、

(1)支援の対象者は、ろう者、難聴者、中途失聴者、盲ろう者、ろう重複障害者、通訳者、ろう学校関係者など

(2)支援地域本部体制の構築

ろうあ協会、全通研支部、士協会支部、県手話サークル連絡協議会、要約筆記サークル、ろう学校等

(3)県や市行政と常にコミュニケーションがとれるような状況をつくりいつでも支援を受けられるような体制をつくる

(4)必要な人に必要な物資を配布することができるよう配布ルート、配布方法を確認し、円滑に配布できる流通体制をつくる

(5)物資保管場所、人的支援(通訳者、ボランテイア、相談員、介助者等)活動場所を確保する

(6)拠点(場所)の運営が効率的におこなうために、移動・運搬用車両の確保、事務機能(PC、携帯、テレビ電話、プリンタ、コピー機等)の整備拡充

 

東日本大震災救済活動は一年、二年、五年と続きます。

長期的展望をもって、こころは一つ、みんなが力をあわせて緑が豊かで、豊穣な広い土地、東北を支援していきたいと思います。

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ラビット 記