難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳の聞こえ方

2011年06月01日 21時08分57秒 | 人工内耳
人工内耳の聞こえ方は補聴器とまるで違う。
今日勤務先の構内で呼び止められた。
5メートルくらい後ろから呼ばれたのが聞こえたのだ。それもエンジンをアイドリングさせているトラックが隣に止まっていたのだ。

困ったな、隣のエンジンの音がうるさいな、聞こえるかなと不安に感じながら聞くと、節電委員になって欲しいとか社内で啓発して欲しいとか言われたのが分かった。

「それなら、一昨日も事務所の蛍光灯148本のうち68本しか点灯させてないデータとか調べたばかりです。」
と答えていた。

ドッドッとアイドリングの音に混じって、声が浮かび上がって聞こえる。
1000Hz以下の低音域しか聞こえない補聴器では人の声も隠れてしまうが、人工内耳だと黒い背景に浮かぶ白い字のように聞こえるのだ。ふーむ。

昼休みには、食堂で女子社員が「(狭いところで)あまり接近しないでよ」と他の男子社員に軽口をたたいているのが聞こえて、隣の別の社員に「接近されたがっているんじゃないの」と言ったりしている自分に驚いた。
勤務中に他の女子社員と蛍光マーカーの補充インクや課長と運送会社の経営状況について会話していた。
ふーむ。

ラビット 記