酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

懐かしい店で。

2013-11-12 | 旨かった話

はい、こういうものが食べたくてこの店に。ロコモコである。

久々、美人ガーデナーとのランチ。今年撮った花の写真のセレクトがようやく終わり、今日はプリントを進呈するためにおいで願った次第。

店は、久々に行ってみたくなったという理由で提案したら意気投合。彼女もよく利用していたらしい。
某百貨店の中に、ずいぶん昔からあるカフェ。それこそ自分が右から見ても下から見てもただの若造だった頃からあり、いまだに健在のようで何より。ムードは昔とほとんど変わってない。

昔、デートといえば、時間を潰すのはこんなとこくらいで、でも、その頃はどこがオシャレだとか、どこが美味しいとか女の子に悪い思いをさせちゃいけないってんで、友達の野郎どもとマメに情報交換。昔はインターネットすらなかったから、人の噂だけが頼りなのだった。

昔はアップルタイザーなる南アフリカ産のリンゴの濃い炭酸飲料があって、それが大好きだったのだが、今でもあるのかな。

で、仲が進展すると次のおデートは夜の時間帯。ちょいとお酒が飲めるお店にということになるのだが、昔、カフェバーブームというのがあって、これまたいかに素敵な(例:わたせせいぞう氏が描いていたような)店にエスコートするかが腕の見せどころ。トイレがやたら広い鏡張りで中にフラミンゴがいたりして(もちろん置物)、一体あの時代はなんだったのだ。

で、さらに仲が進展すると、今度は腕でなく体を張ることに。なったかどうかはさて置き、お昼に女の子とジュース飲むだけでドキドキした頃が懐かしい。
今は、蕎麦でもたぐりますかってなことくらいしか言わないか、昼だろうと焼き鳥でもいかがかと誘うような人間になってしまった。

自らそれを否定はしないが、そういう奴には、たまに会う人様との、たまにしか行かない、あるいは初めての店での、決して惰性じゃないランチがやんわりと良い刺激になる。


てな、いい意味での雑感に満ちたお昼なのだった。

美味しいものは続けて食す…

2013-11-12 | 酒風景
…のが我が流儀なり。

先日おもむろに食べたくなった厚揚げ。初めて料理してみたが思いのほか美味しかったと自画自賛(記事)。
食に関しては、気に入ったものや気に入った店には間を置かずリピートするのが自分の流儀(ただ単に欲望が優先されるだけ)とばかりに、再び厚揚げで晩酌と相成った。


みぞれ餡で(湯気が容易に映り込むあたり、部屋がいかに寒いかがよくわかる)。
厚揚げにがっちりと焼きを入れて酒~(※)で炒り煮に。みぞれを加えてからとろみをつけ、ゴマ油などで風味を足した。

これもイケますな。若造ふうにリスペクトすれば厚揚げスゲー、なのである。
豆腐も良いが、なんと使える食材かと改めて感心。ガンモにならび精進料理では肉の代用品とされるだけあって、使い回しが利きそうだ。
世にはもっといろいろありそうな厚揚げ料理、ちょっと探してみようかと思うのだった。


前掲の「酒~」であるが、これは我が料理帖においては酒・味醂・醤油の記号だ。
料理帖は大学ノートを使い手書き。気に入った献立もコンテンツをブックマークしたり画面をプリントしても悪戯に増えていくばかりで、やはり大切な情報は「書く」に限る。
が、分かりきった固有名詞をしかも漢字を書くのは面倒なので、記載においては端折りまくりである。時には「さけ~」となったり「SMS」になったり。何かをメモるにも人様の話を聞き取るのにも有効である。

ちなみに自分流としては、塩コショウは「S&P」(ソルト&ペッパーの意味)。醤油単体は「SS」、ワインは「W」、ニンニクは「G」(いずれもお分かりですね)となるが、砂糖が困った。日本語でも英語でも頭文字がSである。なので、さしすせその「さ」になった。
もっと困ったのは酒もSである。「さ」にすると砂糖とかぶってしまう。無理すればliquorから「L」ともできるが難しくひねっても体になじまないので、これはベタに「さけ」になってしまった(情けない)。
しかし、あまりカッコつけてやりすぎるといけない。いつぞやBSと書いてあったそれの意味が分からず難儀したことが。
あとでBSは「バジル」のことと判明したのだが、こういうのは自分のオツムの容量でやらなきゃいけないね。

秋鮭丼の記入例としては

生鮭GBS しめじ? ちょいW 汁も マッシュそえて

生鮭をガーリック、バター、醤油でソテー、ワインをちょっと振って。汁ごとご飯にのせたらマッシュポテトを添えたら、秋鮭丼のできあがり。
しめじ?という疑問符は「しめじもあれば一緒に」の意。
ちなみに、おやじ料理に何が何CCとか、そういうのは滅多にない。

あ、今日はこれにしようかな。