
はい、こういうものが食べたくてこの店に。ロコモコである。
久々、美人ガーデナーとのランチ。今年撮った花の写真のセレクトがようやく終わり、今日はプリントを進呈するためにおいで願った次第。
店は、久々に行ってみたくなったという理由で提案したら意気投合。彼女もよく利用していたらしい。
某百貨店の中に、ずいぶん昔からあるカフェ。それこそ自分が右から見ても下から見てもただの若造だった頃からあり、いまだに健在のようで何より。ムードは昔とほとんど変わってない。
昔、デートといえば、時間を潰すのはこんなとこくらいで、でも、その頃はどこがオシャレだとか、どこが美味しいとか女の子に悪い思いをさせちゃいけないってんで、友達の野郎どもとマメに情報交換。昔はインターネットすらなかったから、人の噂だけが頼りなのだった。
昔はアップルタイザーなる南アフリカ産のリンゴの濃い炭酸飲料があって、それが大好きだったのだが、今でもあるのかな。
で、仲が進展すると次のおデートは夜の時間帯。ちょいとお酒が飲めるお店にということになるのだが、昔、カフェバーブームというのがあって、これまたいかに素敵な(例:わたせせいぞう氏が描いていたような)店にエスコートするかが腕の見せどころ。トイレがやたら広い鏡張りで中にフラミンゴがいたりして(もちろん置物)、一体あの時代はなんだったのだ。
で、さらに仲が進展すると、今度は腕でなく体を張ることに。なったかどうかはさて置き、お昼に女の子とジュース飲むだけでドキドキした頃が懐かしい。
今は、蕎麦でもたぐりますかってなことくらいしか言わないか、昼だろうと焼き鳥でもいかがかと誘うような人間になってしまった。
自らそれを否定はしないが、そういう奴には、たまに会う人様との、たまにしか行かない、あるいは初めての店での、決して惰性じゃないランチがやんわりと良い刺激になる。
てな、いい意味での雑感に満ちたお昼なのだった。