酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

酒温度、上昇中。

2013-11-13 | 日記
雪が続いている。
降っては溶けながらも、やつらは根雪になろうとしているようだ。

先日に比べ、今朝のこの風景。


変わらないのは、わさび部長のやる気のなさだけ。


さて

気温が下がると、酒の温度が上がる。

今年はつまらぬ理由から醸造酒(ビール、日本酒)を避け、もっぱら焼酎を呑っていた。近頃楽しんでいるのはそのお湯割りだ。
自分でやるときは水で割っておいた焼酎を燗に。いつかは九州の酒場にあるような黒千代香(くろじょか)を手に入れたいと思っているところであるが、

外でお湯割りを頼む場合はその濃さや温度が必ずしも好みのものではないので、あるいは大きな店ではお湯割りなんぞ作ってくれない場合もあるので、ここはやはり日本酒の出番となる。
というか、もともと日本酒は至極好むところでもあるので、つい「燗」と言ってしまう。


「ぎんねこ」で。

ここの鳩燗は趣があって楽しい(右隅にちらと写ってるやつね)。これに酒を注ぎ、直火で加熱する。
酒の旨さを化学的に考えるなら、あまりに加熱が急速なのでオススメできるやり方でないらしいが、酒は風情も味のうち、である。

ちなみに、お隣の焼き鳥屋も焼き燗である。そしてその隣の「よしや」さんはヤカン(家庭にもあるいかにもヤカンな感じのもの)で酒を温める。
「燗」と頼むとおばちゃんがコンロにボッと火をつけ、温まったのをカウンターにおいたグラスに、じょぼじょぼと注いでくれる。溢れかかったところでぴたっと手が止まると、酒は見事な表面張力を描き揺れている。よしやさんはおばちゃんの熟練した名人芸が嬉し楽しなのである。


ああ、酒呑みたくなってきた。

(今日のようなネタだと必ず〆はこうなる)