酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

ZOOの雪景色

2011-01-11 | 写真部屋
先週からだらだらと雪が降り続く旭川である。

それはそれで見栄えするのが日本最北の動物園である。飼育場に積雪があったからといって、いちいちガリガリと除雪をしないのも旭山の良いところ。日々自然な暮らしぶりを展示するという方針らしいのだが・・・



いつも気にかけているホッキョクギツネ。ふかふかの雪の中で、かえって暖かそうなのがほほえましい。北極圏では実際、このような感じになるのであろうか。

対してミスマッチが面白い動物はキリン。



サバンナに棲む動物。このような生活環境にはなるはずもないが、雪を食べたりしながら平然と暮らしているのは、よく考えれば何やら不思議である。

対して、本来は北国にも棲息するはずの(北海道にはいない)ニホンザルがキリンより寒そうにしているのが滑稽だ。



そんな光景に、いつも流し眼なこのお方



遠い眼をしてるのがこのお方



雪の中の動物園は静かに時が流れる。

初めての「いいちこ」。

2011-01-09 | 酒風景
前記事の続編である。

そもそもが、呑もうという話はTが珍しい酒を酒屋で見つけたというところから始まる。

奴が抱えて持ってきたのがこれだ。



いいちこのフラスコボトルである。
いいちこは北海道でもお馴染みの焼酎で、各種販売されており、自分とT共通の愛飲の酒である。
が、これだけは呑んだことも、実物を手に取ったのも初めてである。

さて、お味は。値段で質を判断したくはないが、何しろいいちこの最高ブランドである。時々呑んだことのある二番手のいいちこスペシャルを凌駕する味だろうと、呑んでみれば期待通り。
いいちこの旨さが数倍も大きく深くなった感じである。

いやはや、期せずして訪れた旨い酒。
難なくカラになった。
(残しておいて再び楽しむという手があったな)

まったりと楽しむ湯豆腐。

2011-01-09 | こしらえた話。
昨夜は友人デザイナーTとわが家で晩酌。

湯豆腐をしみしみと。



たかが湯豆腐、されど湯豆腐。昨夜のはタラの切り身入り。さらにタチを入れてこだわる。



かつ昨日のタチは当たりである。食感極めてなめらかにしてクリーミー。まったりとした旨さは堪えられない。

タチとはタラの白子のこと。タラの身もあるとすれば、おや、これはひょっとして親子丼のようなもの。今気づいたぞ。なんか楽しいかも。これからは親子鍋とでも呼ぼうか。

これからの時期は最低気温が氷点下十数度という日が多くなる。暖かい部屋で暖かい者。ゆっくりと過ごす時間が何よりの御馳走だ。

年の初めの禁断ごはん。

2011-01-08 | こしらえた話。

新しいバターを買い、切り分けたのをご飯のまんなかに。

バターの溶け始めたところへ醤油をちょろりちょろり。

神妙なる儀式。



飯に醤油をかけるなど、成人病予防の上ではご法度。しかもバターは有塩だし(無塩だとそれっぽい味にならぬ)。禁断の味なのだ。

特に、頻繁にやっているわけでもないのだが、話を聞いたり思い出したりするとやらずにいられないのがバターご飯。

なぜ思い出したかって?そりゃアレですよ。記事で続いてる「深夜食堂」のネタ。劇中ではバターライスと称しているが。

その人がバターライスを食べるときは、まず30秒、じっと待ってバターを蒸らす。そうしてからおもむろに醤油瓶を手に取り、「ちょっとだけ、ちょっとだけ」とまじないをかけるように言いながら醤油をちょろちょろっと掛ける。
ストーリーはその背後にある深い人間関係によって展開するのだが、まずは、そんなシーンが食欲をそそるのである。

バターライスは、それに七味をかけたり、海苔で巻いたりすると旨い。らしい。

とても作りたくなった豚汁。

2011-01-07 | こしらえた話。
夜中、こっそりと降っていた雪は40cmになっていたらしい旭川である。
そのくらいは慣れっこなので、たいした問題も起きないが、いよいよ気温が下がり真冬に突入だなと思うと、少し気が重い朝なのであった。

さて、再び映画による感化食の話である。

先日来よりネタにしていた正月休みのレンタルDVD。「深夜食堂」の基本メニューは豚汁という設定であった。
さらに他に借りて観たのは「南極料理人」。何もない南極の基地での地味な毎日、食べることの位置づけを浮き彫りにした大変面白い映画であった。
その中ではラーメンにまつわるシーン、豚汁のシーンが特に印象的であった。

ので、昨夜は豚汁。
どうしても食べたかった。

豚汁の具の構成は深夜食堂を真似て。



そして、豚汁といえばなぜかオニギリ。南極料理人でもその取り合わせだった。



寒い夜。冷えた身体での豚汁は、たれそうになる鼻水をすすりながら、下品な位にひたすらむしゃぶりつくように食べるのが作法だ(南極料理人を見て納得)。ラーメンも同様だ。