えー、度々のお運びで。
清水亭聖笑と申します。
ここで出させていただくのも何回目でしょうかね、しばらくご無沙汰でした。
ほら、そこの旦那。
今、ニヤっと笑って、「お、今回はこいつが出たぞ」と思ったでしょう。
これが寄席でしたら「待ってました!」と声が飛ぶんですが、こういうブログだとそうもいかない。
こちらとしては、あの旦那さんがあの女将さんが読んでくれるんだろうな、そんなことを思いながら話を進めるわけです。
しかしなんですな、時が経つのは早いもので、もう8月も半ばを過ぎてしまいました。
この前やっと冬が始まったと思ったのに、うちの庭ではチューリップなんかが芽を出し始めてたりして、ふきのとうなんかも出ちゃいました。
スキーヤーのあたしとしてはちょっとさびしかったりして。
あ、言っておきますがね、あたしはもともとスキーヤーでして、本職はスキーなんです。
間違っても、噺家が本職ではないんです。
スキーできるんです、こう見えても。
スキー場以外であたしに会いますと「本当にスキーなんかできるの?このさえないおっさんが」という目で見られますが、一応、人並みに滑れるんです、はい。
そんなスキーヤーの感覚ですと、今は冬真っ盛り。
山は白銀の雪に覆われ、吹けば飛ぶような軽い新雪がどっさり積もった中を、ばふばふと滑るのが理想です。
ところがもう冬の盛りを過ぎてしまい、巷では春の兆し。
あこがれていたあの先輩に想いを伝えられずに近づく卒業式を迎える女子高生のような。
もしくは長い行列を並んでやっと頼んだラーメンを、空腹のあまりむさぼり食って気がついてみたら汁しか残っていなかったような。
そんな心持なんです。
さてね、ここ数日ブログもアップしてなかったんですが、遊んでいたわけではないんです。
ちゃんと働いていましたよ。
そりゃお盆といえば我々は一番忙しい時期。
あっちからもこっちからもガイドの依頼で声がかかるのであります。
ありがたいことですな。
でもこちらの身体は一つですので予約は一つしか受けられません。
この仕事は数ヶ月前から予約が入っておりましたので、あちらを断り、そちらにお詫びをして、という具合でした。
そして行ったのが南島ツアー。
クライストチャーチからテカポ、マウントクック、クィーンズタウン、ミルフォードサウンド、という王道コース。
今までに何回こういうツアーをしたか数え切れないのですが、真冬は初めてです。
まあ、一応専門はスキーですので8月のこの時期はスキーの仕事が全てでしてたが、今回は観光とちょっとしたハイキング。
今まで自分が何度も行った場所で時期が変わればこういう景色になるんだろうな、と思っていました。
ですが実際に自分の身をそこに置き自分の目で見て肌で感じるものは違う。
新鮮な感覚でツアーをしまして、あたしも楽しませていただきました。
でもなんですな、こうやって見てみると今さらながらこの国はすごいなって思います。
氷河も山も湖も森も海も全てすごい。
そして人間ってちっぽけなものだな、でもちっぽけでもまぎれもなく存在している。
そんなことを考えて数日間過ごしたわけです。
普段はカメラも持ち歩かないのですが、今回は写真をたくさん撮りましたので一挙に公開します。
写真ごとのコメントはしませんが、「ああ、ここはあの場所だろうな」と思ってください。
さて「トラベルの語源はトラブルである」などと申します。
旅というものは人生と同じでさまざまなトラブルがあるもので、その都度それに対処しながら前に向かって進むものです。
特に多いのが忘れ物。
「はい、皆さん、忘れ物ありませんか」なんていつも言っているのですが、そんな自分がやっちまった。
クィーンズタウンタウンの宿の戸棚にダウンジャケットを忘れてきた。
出発する時に何か忘れているような気がしたんですが、ダブルチェックをしなかったら、やっぱりそれだった。
まあ、クィーンズタウンのボスに連絡をして、預かっといてもらいました。
♪私バカよね~おバカさんよね~
バカでもいいんです、どうせすぐに春になるし。
それより落語の落ちができました。
今日の下げは英語圏だけにダウンといたしましょう。
ドドン、ドン。
清水亭聖笑と申します。
ここで出させていただくのも何回目でしょうかね、しばらくご無沙汰でした。
ほら、そこの旦那。
今、ニヤっと笑って、「お、今回はこいつが出たぞ」と思ったでしょう。
これが寄席でしたら「待ってました!」と声が飛ぶんですが、こういうブログだとそうもいかない。
こちらとしては、あの旦那さんがあの女将さんが読んでくれるんだろうな、そんなことを思いながら話を進めるわけです。
しかしなんですな、時が経つのは早いもので、もう8月も半ばを過ぎてしまいました。
この前やっと冬が始まったと思ったのに、うちの庭ではチューリップなんかが芽を出し始めてたりして、ふきのとうなんかも出ちゃいました。
スキーヤーのあたしとしてはちょっとさびしかったりして。
あ、言っておきますがね、あたしはもともとスキーヤーでして、本職はスキーなんです。
間違っても、噺家が本職ではないんです。
スキーできるんです、こう見えても。
スキー場以外であたしに会いますと「本当にスキーなんかできるの?このさえないおっさんが」という目で見られますが、一応、人並みに滑れるんです、はい。
そんなスキーヤーの感覚ですと、今は冬真っ盛り。
山は白銀の雪に覆われ、吹けば飛ぶような軽い新雪がどっさり積もった中を、ばふばふと滑るのが理想です。
ところがもう冬の盛りを過ぎてしまい、巷では春の兆し。
あこがれていたあの先輩に想いを伝えられずに近づく卒業式を迎える女子高生のような。
もしくは長い行列を並んでやっと頼んだラーメンを、空腹のあまりむさぼり食って気がついてみたら汁しか残っていなかったような。
そんな心持なんです。
さてね、ここ数日ブログもアップしてなかったんですが、遊んでいたわけではないんです。
ちゃんと働いていましたよ。
そりゃお盆といえば我々は一番忙しい時期。
あっちからもこっちからもガイドの依頼で声がかかるのであります。
ありがたいことですな。
でもこちらの身体は一つですので予約は一つしか受けられません。
この仕事は数ヶ月前から予約が入っておりましたので、あちらを断り、そちらにお詫びをして、という具合でした。
そして行ったのが南島ツアー。
クライストチャーチからテカポ、マウントクック、クィーンズタウン、ミルフォードサウンド、という王道コース。
今までに何回こういうツアーをしたか数え切れないのですが、真冬は初めてです。
まあ、一応専門はスキーですので8月のこの時期はスキーの仕事が全てでしてたが、今回は観光とちょっとしたハイキング。
今まで自分が何度も行った場所で時期が変わればこういう景色になるんだろうな、と思っていました。
ですが実際に自分の身をそこに置き自分の目で見て肌で感じるものは違う。
新鮮な感覚でツアーをしまして、あたしも楽しませていただきました。
でもなんですな、こうやって見てみると今さらながらこの国はすごいなって思います。
氷河も山も湖も森も海も全てすごい。
そして人間ってちっぽけなものだな、でもちっぽけでもまぎれもなく存在している。
そんなことを考えて数日間過ごしたわけです。
普段はカメラも持ち歩かないのですが、今回は写真をたくさん撮りましたので一挙に公開します。
写真ごとのコメントはしませんが、「ああ、ここはあの場所だろうな」と思ってください。
さて「トラベルの語源はトラブルである」などと申します。
旅というものは人生と同じでさまざまなトラブルがあるもので、その都度それに対処しながら前に向かって進むものです。
特に多いのが忘れ物。
「はい、皆さん、忘れ物ありませんか」なんていつも言っているのですが、そんな自分がやっちまった。
クィーンズタウンタウンの宿の戸棚にダウンジャケットを忘れてきた。
出発する時に何か忘れているような気がしたんですが、ダブルチェックをしなかったら、やっぱりそれだった。
まあ、クィーンズタウンのボスに連絡をして、預かっといてもらいました。
♪私バカよね~おバカさんよね~
バカでもいいんです、どうせすぐに春になるし。
それより落語の落ちができました。
今日の下げは英語圏だけにダウンといたしましょう。
ドドン、ドン。