あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

8月31日 Porters

2022-09-03 | 最新雪情報
娘が大学の休みで帰郷し、家族でスキーに行った。
娘が小さい頃はよく連れて行ったが、ある程度の年頃になるとスキー自体の興味が薄れて、たまに滑りに行くのも友達と一緒に行くようになった。
いつまでもべったりという親子関係をそもそも望んでいないので自由にさせていたのだが、今回は家族で一緒にスキーに行こうという話になった。
娘と一緒に滑るのも何年ぶりだろうか。今までスキーを教えたのは実践的に教えてきたが、今回は初めて理論的にターンを解説をしてみた。
理論を頭で理解して体を使い実践する、という滑り方をしたのは初めてだったのだろう。どうやらスキーが面白くなったようである。
娘はまもなく大学を終え、その後は白馬のスキー場で働きたいと言っている。きっと色々な刺激を受けることだろう。
帰りの途中ではローカルのパブに立ち寄り、ビールとチップスで軽く一杯。
そこからは娘の運転で家路に向かった。
娘がまだ小さい頃にブロークンリバーからの帰り道「お前が大きくなったら、俺はビールを飲んでお前の運転で家に帰るのが夢だ」と言ってドライブをした。
娘もその事を覚えており、そんな親父のささいな夢に付き合ってくれた。
夢自体はささいなものだが、それを実現するには肉体的な健康、経済的余裕、健全な人間関係、これらの要素が必要であり、一つでも欠けたら成り立たない。
そうやって系統立てて考えると、一つ一つに感謝の念が存在し、それが目の前の現実を作り上げている。
こうなればいいなと思ったことは実現する、というのはこういうことなんだなぁとも思うのだ。


二十歳の娘は日本の社会をどういうふうに見るのだろう。「どんどんやりなさい」と親父は言うしかない。


山はすっかり春山の形相。そこをTバーで登っていく。


日が当たり雪が緩んでビッグママが開いた。


上部には雪がたっぷりあるが、出口は狭い。


下の方はコブになっていた。ビッグママを滑るのも最後かな。


山頂の景色は相も変わらず美しい。


日差しは強く、すっかり春スキーという雰囲気。



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