彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

出雲旅行記:八重垣神社

2013年01月23日 | 史跡
出雲大社に代表されるように、出雲国は縁結びの神さまが多いです。
そんな中で特に有名なのは八重垣神社です。
ここはスサノヲノミコトとその妻の稲田姫命の結婚式が行われた場所です。

天の岩戸事件の後に神の国を追われたスサノヲが旅をしていると、稲田姫と老夫婦が泣いていました。そこで理由を尋ねると、姫を八岐大蛇への貢物にしなければならないと悲しんでいたのです。
これを聞いたスサノヲは、清らかな池に囲まれた佐久佐女の森の大杉を中心に八重の垣を造って、そこに稲田姫を隠したのです。
そして八岐大蛇を退治したスサノヲは老夫婦に乞い、稲田姫を妻としたのです。そのような神話から稲田姫命が匿われてスサノヲと結婚した地を八重垣神社とし、古代最初の結婚式が行われた地となったのです。


八重垣神社には、夫婦円満を象徴するような椿もあります。

本殿にお参りして

ここで、八重垣神社で行われている恋占いのおみくじを購入します。
まだ、何が書かれているのかはわかりません…

本殿から裏に進み、稲田姫が匿われた佐久佐女の森へ

姫が自分の姿を映しながらスサノヲの帰りを待ったという鏡の池へ

案内板をじっくり読むと…

占いの紙を池に浮かべて、上に10円か100円を置く、
・近くで沈むと近い所に縁があり、遠くは遠い所に縁がある
・沈む時間が早ければ(15分以内)縁が早く、遅ければ(30分以上)縁が遅い
とのことでした。

では早速、管理人も…
池に浮かべると、文字が浮かんできます。
・信念を持つと願いが叶う
・東と南に吉
10円を置いて見る

置いた途端に沈み始めたんですけど…

先に浮かべたであろう周りの人の物が沈んでないのに段々と…

結局4分で沈みました。
結果的に、むちゃくちゃ近くに早い時期に良縁があるとのことのようです。
お社にお参りし

お朱印を戴いて、良縁を信じることにしましょう。

この次に、ご主人であるスサノヲノミコトに関わる地へ向かいました。
コメント (2)
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150年前:鷹司輔熙関白就任(1月23日)

2013年01月23日 | 何の日?
文久3年(1863)1月23日、鷹司輔熙が関白に就任しました。

輔熙は幕末の黎明期、黒船来航をはさむ30年間(安政3年まで)関白を務めた鷹司政通の嫡男です。政通の妻が水戸藩から嫁いだ女性だったため、14代将軍を決める将軍継嗣問題では一橋派でした。

将軍継嗣問題が起こる前は、父の隠居に伴っていずれ摂関職を務める人物として朝廷内での発言力が増していたのですが、井伊直弼が大老に就任し安政の大獄が起こると、そのあおりを受けて官職を辞し出家することになったのです。

桜田門外の変後、2年間隠棲生活を送りましたが、文久2年5月に還俗を命じられ、国事御用掛に任命されます。
その後、同役に三条実美や姉小路公知らの尊皇攘夷の急進派が過激な意見を進めていこうとしたので、これに対応できる鷹司輔熙が関白に任命されたのです。


ちなみに、輔熙の関白職は八月十八日の政変で三条らが失脚した時に、かばおうとして罷免されるのです。


余談ですが、この日に福井藩前藩主・松平春嶽が政事総裁職として京都で将軍の上洛を迎えるため品川を出発して兵庫港を目指したのです。
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