王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

米国 金融対策法が成立

2008-10-04 08:01:41 | 為替 ドル 株式
米、金融対策法が成立 大統領も署名 危機打開へ公的資金75兆円(共同通信) - goo ニュース

一度は下院で否決された米国の金融対策法ですが昨日3日(現地時間)下院で可決され成立し大統領も署名を済ませたそうです。

それではさぞかしNYの株価(ダウ)は値を戻したろうと思いましたが結果は前日比ー157.47ドルの10325.38ドルで終わり05年10月以来3年ぶりの安値で終りました。
一時は対策法の成立を好感し313ドル上げる場もあったようですが乱高下で終りました。

この市場の反応をどの様に考えたら良いのでしょうね。
対策法が可決されなければ心理的にはもっと冷え込む。だから可決は良かった。
でも良く考えてみると可決されてもそれで何なの?と思ったか。
辛口の論評では負債の総額が確定しないものを7000億ドルと言ってもそれで片付くのかは疑問。加えて金融対策法を運用するのは次期大統領の仕事で目下選挙戦の真っ最中。てな事で考え中なのですかね。

間もなく始まる東京市場はどう反応するんでしょうか。米国が下げなら外人投資家は資金確保に東京でも売り、吊られて日本人の投資かも売るとなると1万円に限りなく近づくか?
どうなるでしょう?!

仮に横這いですんでも、こうなると株式市場の急落を織り込んでいなかった政府の「補正予算案」なんて税金の無駄遣いになりかねません。第三次補正をとの声が上がっているのがその証拠と野党は指摘しています。
もはや自民党の票になる分野(セクター)に金をばら撒いても景気てこ入れになりませんからまず衆議院解散そして直近の民意を後ろ盾に対策を考えたほうが税金の無駄使いを避ける事になると思うのです。
麻生総理はまだ考え中なのでしょうか?
週明けの東証株価はどうなるでしょう。


共同通信:
【ワシントン3日共同】米下院本会議は3日、金融危機対策として最大7000億ドル(約75兆円)の公的資金で不良資産を買い取るための緊急経済安定化法案の修正案を賛成263、反対171の賛成多数で可決した。上院は1日に同修正案を可決済み。ブッシュ大統領が3日署名し、法案は成立した。サブプライム住宅ローン問題で深刻化する米金融危機は、巨額の公的資金投入で打開を目指す新段階に入る。世界経済にも好影響を与えそうだ。(引用終り)
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