王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

中山氏引退 東国原知事出馬?

2008-10-05 07:57:38 | 政治
「自民党をどげんかせんと」 東国原知事、国政に意欲(朝日新聞) - goo ニュース

暴言三連発で国交省大臣の椅子を失い、その後も「日教組はがん」発言を取り消さず自分の信念だと強弁していた中山成彬氏ですが情報通のブロガー諸賢は昨日の朝には「政界引退」の模様と報じていました。
やはり発言にあきれ果てた地元自民党県連の方に支持されず来るべき衆議院解散選挙に勝てる展望が見出せなかったのでしょうかね?

昨日午後正式に引退とご本人が語りました。

さて後任にというと宮崎県知事の東国原氏に白羽の矢が立ちそうな雰囲気です。
TVのニュースでは昨日夜東京で記者団と簡単なインタビューで「県民、議会、県職員がやって来いとーー」と否定はしてないようにも見えました。

「宮崎県をどげんかせんといかん」とのセリフで知事に当選して1年そこそこですからここで国政に出てゆかれると県民と東国原知事を当時応援した方は何と考えるでしょうね?

爺なんかが遠くでTVを見ている限り東国原知事は当選当初は革新系の思考回路を持つ方かと思っていましたが徐々に保守化傾向が見られ「道路予算の割付問題」あたりから完全な保守系の思考回路の持ち主だと思えるようになりました。

当選当初鳥インフルエンザ問題で活躍が目立った他は「地元物産の販売」とか「タレント業でTVの番組での活動」が印象に残ります。
さて県知事と言うのは「県の行政職の長」ですから陣笠の代議士よりうんと「面白いというか最良の範囲が広い」という方もいます。
国会議員から知事に転職した中には「東京都の石原氏」「埼玉県の上田氏」市長では「横浜の中田氏」が爺の頭に浮かびました。まだいるかもしれません。
いずれも堂々たる活躍ぶりで当選初回の陣笠国会議員の及ぶ所でありません。

東国原知事に良く考えて欲しいのは「自民党という株が最高値の時に大量に買い込んで大暴落で紙くず同様の価値」なんて事にならないよう注意する事です。

戦前ナチスドイツの株が最高値の時に買い込み国を破滅に追い込んだ軍部の指導者の事がチラッと頭を掠めました。
県知事を4年立派に務めて実績を挙げその上で天下の形勢を窺ってもまだまだ間に合いますよ。
「後のカラスが先になる」とか「急がば回れ」なんて諺が東国原知事には似合いと思うのですが。

それにしても民主党の鳩山幹事長が他党の事なのに「県民の信頼を損ねる」とか下らぬ事を語っていました。
「無責任な東国原知事に代わり県知事でも国会議員でもすぐ適材を立てる」と言えば済むのですがここも人材が払底しているのでしょうかね。

しばらく目がはなせません。

追記:6日には当面知事を続けると言明しました。それが選挙で宮崎県知事に選ばれた人の道でしょう。自民党の行方も確認できますよ。


朝日新聞:
宮崎県の東国原英夫知事は4日夜、次の総選挙への立候補をとりやめた宮崎1区の中山成彬前国交相の後継として自民党執行部が擁立を検討していることについて「自民党が候補を立てられなかったりすると、選択肢は民主党と共産党しかない。宮崎県にとってはどうか」などと述べ、国政転身に意欲をにじませた。ただし、「私はあくまでも県民の負託を受けて知事の職を担っている。県民、議会、県職員に国で汗をかいてこいという声があれば、話し合う」とも語り、総選挙に立候補するにあたっては県民世論などを見極めた上で、判断する考えを示した。東京都内で記者団に語った。

 東国原氏は「どげんかせんといかんのは国政ですか、県ですか」と問われ、「国政です。地方切り捨ての格差社会にしたのは、国政じゃないですか。自民党ですよ。自民党をどげんかせんといかん」と答えた。また、「国交相が辞めるということは、私が知事選に出馬した時の、前知事逮捕と同じような状況だ。九州の中でも遅れている地域で、大臣、党を担う人材が出ないことは宮崎にとってマイナスだ」とも述べた。(引用終り)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする