王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

第2次補正予算 2兆円を指示

2008-10-10 07:29:20 | 為替 ドル 株式
2兆円超、首相が追加景気対策を指示(読売新聞) - goo ニュース

1.8兆円規模の補正予算が衆議院を通過して参議院に回りましたが共産党以外は反対しないようなので成立しそうです。
これはそもそも福田総理の時に練られた物で「NY市場9000ドル割れ」の世界的金融危機を想定したものでありませんから気休め程度(重傷者に赤チン)に過ぎません。
それも一部は財源の目処は明かされず赤字国債が増発されるだろうとの事です。

9月に入りNYダウ株価の下落に伴う東京市場の株価急落と100円を示す円高。
9日麻生総理は2兆円規模の第2次補正予算を取りまとめるよう指示したそうです。当然財源の目処は立ちませんから赤字国債の発行でしょう。

9日(現地時間--日本時間10日未明)NYの株価は9000ドル台を割り込み8520ドルで引けました。
昨日何とか小幅安で引けたアジア・欧州の株価が連れ安になる嫌な雰囲気です。
今朝の東証株価はどうなりますかね?
 或いは

麻生総理が民心を落ち着けようとするならあるセクター(分野)へのばら撒きを繰り返す事でなく「大胆な行財政改革により財源を明示してその効果が国民一人一人に返る事を納得させる事でしょう」
例えば緊急措置として:
消費税率の2%下げ
有料道路の全面無料
揮発油算定税率の廃止(名目を変えて“例えば環境税と呼んで同額徴収する”他に流用しない)
10万円を最低とする国民向け特別減税
年金の支払い開始を60歳に戻す
などなどやれば国民の全員が恩恵を受ける事になります。
財源は特別会計の中にありますし外貨準備1兆ドル(100兆円)の中にもあります。 出来る努力をしないで赤字国債に頼るのでは:
834兆円の借金に加え新たな借金を60年後の子供に背負わせるだけで責任政党の政策とはとても言えません
大声で言わなくても「為替は1ドル100円でも輸入には良い」「財務官がドル防衛に(勝手に走り)多額の為替差損を出させないように監督する」「米国財務省証券(米国債)は有効に活用する」としっかり話せばそれだけで国民は落ち着きます。
それで米国から刺客が来れば正に貴方は「国士無双」であります。
小手先のばら撒き補正予算など屁のつっぱりほどにもならないでしょう。
頑張ってください。

追記:東証10日の相場は寄り付きで9000円台を大幅に割り込んでいます。


読売新聞:
麻生首相は9日午前、首相官邸に自民党の保利、公明党の山口両政調会長を呼び、米国の金融危機に端を発した国内の株価下落などを受け、追加的な景気対策を取りまとめるよう指示した。

 追加対策の規模は所得税などの定額減税を含め、2008年度補正予算案(総額1兆8080億円)を上回る2兆円超となる見通しで、政府・与党は今月下旬までの策定を目指す。

 首相は会談で、「補正予算案は8月時点のもので、それ以後の金融状況の変化が経済にどういう影響を与えるか不透明になってきた。内需拡大や、為替変動による産業界、国民生活への影響を考え、政策をまとめてほしい」と指示した。

 首相はその後、首相官邸で記者団に、財源としての赤字国債発行について、「財政規律の観点から、はなから赤字国債を考えてということはない」と述べた。
(引用終り)
コメント (2)
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