王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

NY株価 189ドル安 6日連続下げ

2008-10-09 08:48:28 | 為替 ドル 株式
NY株、189ドル安=5年2カ月ぶり安値-協調利下げ効かず(時事通信) - goo ニュース

8日(現地時間--つまり日本の9日未明)NYの株価は5年2ヶ月ぶりに9300ドルを割り9258.10ドル 前日比189.01ドル安で引けました。

しかも同日欧米6カ国による中央銀行の利下げを実施したにも拘わらずなんです。

市場がまだこの程度で金融危機の闇の底が見えると思っていないのでしょうね。
これより先日銀は「利下げ」をしない事を決めていましたからホッとしました。
協調値下げに参加しても「0金利」になり異常な状態に又戻り効果が無いのと米国との金利差が広がります。独自の金利上げの機会を失いましたから、せめて欧米の金利が下がるのを待ち合理的範囲に金利差を埋める必要がまだ有ります。

NYが6日連続で下げですから今朝(9日)の東証株価も連れ安で」しょね。
米国発のサブプライムローンに絡む金融不安ですから日本独力で如何こうなるものでもありません。
ドル/円の為替レートも1ドル100円を割り込む相場が出てきました。円高と言うよりドル・ユーロ安なんですがね。
国内の輸出企業は大変ですが石油・穀物その他外国製品の輸入は随分と楽になります。
95年には瞬間ですが79.45円を付けた事もあったのですよ
悪い面ばかりでないという事です。

日米とも金融バブルに纏わる闇の部分は清算しなければならないのは止むを得ないのですがそれに伴って株価が下がり真面目な企業の資金調達力にも影響が出ています。又日米とも労働者の首切りが始まっています。庶民の財布の紐は益々固くなるのは必至です。

小泉元総理の時代03年4月28日の値下がり株価最安値7607円まではまだ若干の余裕?があります。

今大事な事は片々たる補正予算なんか(そして早くも第三次補正の声も出ている)成立させて事たれりとすることでなく「株価維持の為にPKO(price keep operetion--公的株価支え)」だの「ドル高防衛のための(ドル)買い出動」などして国民に内緒で20兆円30兆円の借金を作り赤字国債の額を増やさない事を考えて貰いたいものです。

又当面内需の停滞は避けられない様ですから「手持ちの外貨準備約1兆ドル」を有効に活用する事を考えるのが日本国総理大臣のお仕事です。
年初の1兆ドルは110兆円、今日の1兆ドルは100兆円 10ヶ月で10兆円の評価損です。
1ドル90円になると20兆円の評価損ですよ。米国がデフォルト(債務不履行)になれば日本国民が営々と稼いだドルがパーになってしまうのです。

今国内のあるセクター(分野)に燃料代の補助や作物に補助をだしてどうこうなると言う問題ではありません。

幸い今日の東証前場は乱高下の後、前日比115円高で狼狽売りが止まったようです。
これがアジア、欧州市場に反映して明日のNY市場が落ち着くと良いのですか米国金融の闇は深いので予断は許せません。
中国が手持ち外貨(ドル)をどう扱うでしょうか。見ものです。
今後とも注目ですね

追記:9日の東証株価は後場に下げ前日比45円安で引けた。



時事通信:
【ニューヨーク8日時事】8日のニューヨーク株式相場は、米欧の中央銀行が協調利下げに踏み切ったにもかかわらず、米国発の金融危機と世界経済のリセッション(景気後退)に対する懸念が払しょくできず、6営業日連続で下落した。

 ダウ工業株30種平均は前日終値比189.01ドル安の9258.10ドルで終了。終値ベースでは2003年8月以来、約5年2カ月ぶりの安値となった。ハイテク株中心のナスダック総合指数は14.55ポイント安の1740.33だった。

 米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)、英イングランド銀行など米欧の中央銀行6行は同日、そろって緊急利下げを断行。金融危機の影響が実体経済にこれ以上広がるのを食い止めるための協調行動に出た。(引用終り) 
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下村氏にノーベル化学賞

2008-10-09 00:47:11 | 社会
下村氏にノーベル化学賞 生命科学に不可欠な蛍光タンパク発見(共同通信) - goo ニュース

昨日夕刻TVニュースをちらと見たらノーベル賞の話をしていてが語り手の顔の印象が前の3人と違う。
そこで真面目に見たらなんと在米の下村脩名誉教授(80歳)がノーベル化学賞の受賞が決まったとの事。
ノーベル賞の当たり年という事が有るのでしょうかね。何とも心温まるニュースです。おめでとう御座います。

ある種のくらげから取れる緑色蛍光タンパク質の発見者で今では「生命科学の分野」どうやらがん細胞や脳神経細胞の研究に不可欠な「道具」となっているそうだ。
これも1960年代の頃からの長い研究の成果らしい。他の2人の米国人?と喜びを分かち合う。
下村氏は見るからに温厚な風貌を喜びに染め受賞を喜んでいらした。
情報が判るに連れ下村氏も米国籍を取得されているようだ。
これは南部氏同様日系アメリカ人だよな。
先生方と同世代の方やお弟子さん達が日本人で日本に居て受賞を喜びその名誉の一部に預かる事を嬉しく思っているしお二人も「日本のマスコミのお祝いに“何でこんなに大勢くるの?”」とは発言されていないようだ。

「日本のマスコミも我々も米国籍という法制上の分類より日本民族(もちろん複合の)と呼ぶ文化人類学か血統上の分類でお二人を見ている様だ」

仮に日系でも二世になったらもう日本人が受賞と呼ばない気がする。一世はまだ母国と「へその緒が切れてないから日本人で良いではないか」といったところですかね。これだと鮭ではないが母国主義とも見える。
反対側から考えると「朝鮮系(国でなく民族として)の方、欧米系の方そして最近ではモンゴル系の方達が日本人としてノーベル賞、オリンピック金メダル、世界級競技での優勝をしたら何と呼ぶであろうか?」別に何と呼ぼうと構わないが「心の中で如何感じるだろうか?」

「うん あれは日本人だよ」と淡々と受け入れるか「いやー一寸違わない」と思うだろうか? 悩ましい。
この間の北京五輪では「人種でなく国籍でスポーツに参加していた選手が大勢居た」
このノーベル賞でも外紙は南部と下村両氏は米国人扱いだそうである。
日本人がまだ「国籍に関しウブなのであろうか?」もっと根源的な「血統とか民族に意義を感じているのであろうか?」
頭がこんがらがる。 単に頭脳の流出なのかもしれませんね。

そこは一息入れておいてとにかくおめでとう御座いました。


共同通信:
【ストックホルム8日共同】スウェーデンの王立科学アカデミーは8日、08年のノーベル化学賞を、飛躍的に発展している生命科学分野で不可欠な“道具”となっている緑色蛍光タンパク質の発見者で、米マサチューセッツ州在住の下村脩・ボストン大名誉教授(80)ら3人に授与すると発表した。日本人のノーベル賞受賞は、7日に物理学賞受賞が決まった南部陽一郎氏ら3人に続く快挙。
(引用終り)
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