14日ロシア・ウクライナの停戦交渉が行われましたが、技術的問題や新たに起きた問題の意味合いなどの確認の為、15日まで延期されたと報じられました。一方先週、小児科・産科の病院に対するロシアの無差別攻撃で被害と死傷者を出したマリウポリ市ですが、人道回廊を使って市民が160台の車両により市外に脱出できたとウクライナが発表しました。ロシア国防省も14日、マリウポリからの住民退避が始まったと発表したそうですから曲がりなりにもこの部分に停戦は守られたようです。良かったですね。ほッ!
しかし、マリウポリ市の人口は40万人程で老人子供や婦人のかなりが逃げられたとしても20万人以上は残る市民への「水、食料や医薬品と生活物資等の補給」が難しそうです。停戦交渉は始まっていますが、主要都市の攻防は「双方にとって重要な焦点」です。米軍・NATO軍が直接介入しないとの限定戦争ですから「キエフ、ハリコフ、マリウポリ」への補給戦が戦術上焦点になります。欧米軍による大型輸送機による物資のパラシュート投下は出来なでしょね。そうかといってドローンによる配送では大量の物資は運べません。お気の毒ですが、関係の市民の命がけの生活がもう少し続きそうです。昭和20年戦争末期の事を思い出すと横浜市内の市街外れの浜爺の家は「配給物資」だけが生活の頼りでした。ウクライナは戦争前に国による「配給制度」の様なシステムを構築していたのですかね? 地下で炊き出しの様な映像を見ますが、不思議に思ってみています。
写真:ロシア軍に包囲されたウクライナ南部のマリウポリ(写真)から14日、160台以上の車両が出発したと地元当局が発表した。10日撮影。提供写真(2022年 ロイター/Armed Forces of Ukraine/Handout via REUTERS)
ロイター:
[リビウ(ウクライナ) 14日 ロイター] - ロシア軍に包囲されたウクライナ南部のマリウポリから14日、160台以上の車両が出発したと地元当局が発表した。人道回廊を通じたマリウポリからの住民の退避が初めて成功したもようだ。
オンラインへの投稿で「現地時間午後1時(日本時間午後8時)時点で160台以上の自家用車の出発が確認された」と指摘。マリウポリでの停戦は維持されており、車両はマリウポリ近くのベルジャンシクに到着しザポロジエに向かっているという。
また、ロシアのインタファクス通信などによると、ロシア国防省も14日、マリウポリからの住民退避が始まったと発表した。
ウクライナ大統領府のアレストビッチ顧問によると、ロシアがウクライナに侵攻した2月24日以降のマリウポリでの死者は2500人以上。マリウポリの平時の人口は約40万人。
マリウポルでは2週間以上にわたりロシア軍の砲撃が続いており、市内では暖房のほか、水道や電気が遮断。ウクライナ大統領府のキリロ・ティモシェンコ副長官は、マリウポリへの救援物資を積載した車列をロシア軍が妨害していると非難している。
ティモシェンコ氏によると、人道回廊を通じてこれまでに約15万人が避難した。
オンラインへの投稿で「現地時間午後1時(日本時間午後8時)時点で160台以上の自家用車の出発が確認された」と指摘。マリウポリでの停戦は維持されており、車両はマリウポリ近くのベルジャンシクに到着しザポロジエに向かっているという。
また、ロシアのインタファクス通信などによると、ロシア国防省も14日、マリウポリからの住民退避が始まったと発表した。
ウクライナ大統領府のアレストビッチ顧問によると、ロシアがウクライナに侵攻した2月24日以降のマリウポリでの死者は2500人以上。マリウポリの平時の人口は約40万人。
マリウポルでは2週間以上にわたりロシア軍の砲撃が続いており、市内では暖房のほか、水道や電気が遮断。ウクライナ大統領府のキリロ・ティモシェンコ副長官は、マリウポリへの救援物資を積載した車列をロシア軍が妨害していると非難している。
ティモシェンコ氏によると、人道回廊を通じてこれまでに約15万人が避難した。