この記事は30日デイリー新潮による配信です。今朝1日の朝刊に週刊誌の広告で,週刊新潮は「岸田・統一教会」連立政権 と有りますし、週刊文春は”岸田「統一教会政権」”と有りますから、随分と踏み込んだ意見表明をしています。
マスコミによっては「旧統一教会」を殆ど批判しない所がある様で,その影響力の大きさに今更ながら驚いています。
話は少し飛びますが、年金生活者のささやかな趣味でこの「Goo ブログ」に投稿させてもらいざっと20年になります。そしてこの2年程「警察の発表した事件の愚かな人の話や迷惑電話等の件を数年前に書いたのに、Goo 編集委員会みたいなところから、2度名誉棄損になるから記事を削除せよ」との指示が有りました。事実誤認だったか、裁判で愚か者が名誉回復された?」のかも知れません。書き直して再掲してもらうほど重要な内容でないので、削除に黙って応じました。でも「細かな事をモニターしている組織があり、その結果揉めるとトランプ前大統領では有りませんがSNSのプラットフォームから排除されてしまうと意見を述べる場さえ失いますから注意しています。
話は戻って、「この安倍派はどうなる」ですが、安倍派の解説に「岸元首相は、統一教会の教祖・文鮮明(1920〜2012)と共に国際勝共連合を結成した過去を持つ」と確り書いています。安倍氏の祖父 岸元首相は、戦前は満州国に渡り昭和11年以降高官を務めた後に総務庁次長(昭和14年)に就任、出所不明の政治資金金集めで辣腕を振るったそうで、同年10月には帰国、東条内閣の高官として活躍、戦後は進駐軍に因りA級戦犯として巣鴨に拘置収容された。東条ら7名が死刑執行されて翌日、昭和23年12月不起訴となり釈放された。その後,民間人として暮らしていたが、米国の対中共政策が「日本を反共の砦」とする事に決定、昭和25年(1950年)6月の「朝鮮戦争勃発」昭和27年5月「サンフランシスコ条約発効」と同時に旧軍官民の公職追放解除が政界への公式復活となり,「戦後の保革合同」等の政争の後、石橋内閣が2か月後に病気で倒れ、岸氏は外相のまま1956年2月「閣僚居ぬきで岸内閣」が誕生し、今日の安倍派1強の元となった。この時の「反共立国」の立ち位置が米国の政策と合致し、この時期「文鮮明が統一教会の政治組織-勝共連合」との結びつきが東京の岸邸の中で始まっています。
従って、安倍派と統一教会の関係を追求しないと日本の政界の浄化は「あり得ねー話」な筈で、そこから考えると、安倍元首相の「国葬」なんかも、岸田首相は「何を考えて、国会にも図らず決めてしまった」のか全くわかりません。
従ってこの記事の「下着泥棒の高木議員が安倍派の事務総長を受けたとして,そんな70年に及ぶ腐った風土の中の話」なのです。
岸田首相は「今日にも元統一教会を手を切らない議員は私が首を切る」と覚醒してそれを実行する体制を作らないと事態は変わらないと思います。
写真:萩生田光一政調会長
デイリー新潮:
デイリー新潮は8月24日、「『安倍派』はどうなる? 『パンツ泥棒』騒動の高木毅国対委員長が最大派閥ナンバー2へ」の記事を配信した。
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安倍晋三元首相(享年67)が率い、自民党最大派閥として君臨する「清和政策研究会(清和会=安倍派)」の次期事務総長に、国会対策委員長の高木毅氏(66)が就任することが分かったという記事だった。
翌25日に開かれた派閥総会で正式に決まり、新聞各紙を中心に「安倍派の人事」が報じられた。
例えば、時事通信は同日、「安倍派副会長に岸信夫前防衛相 事務総長は高木毅氏」という記事を配信している。担当記者が言う。
「一般的に派閥の事務総長といえば、実質、派閥のナンバー2という位置づけです。つまり、『将来の自民党総裁候補』というわけなのですが、これに高木さんが選ばれたことで、安倍派内からも疑問の声が上がったのです」
高木氏を事務総長に推挙したのは、森喜朗元首相(85)だったという。安倍派の会長代理を務める塩谷立氏(72)に意向を伝えたことで、新事務総長が誕生した。
だが、この高木氏には致命的なスキャンダルがある。
デイリー新潮は2015年10月、「【独占スクープ】1億総活躍『安倍内閣』だから『下着ドロボー』が『大臣』に出世した!」の記事を配信した。週刊新潮のスクープ記事を元に構成したものだ。
謎の新設ポスト
8月24日の記事でも、他派閥の自民党議員が驚きの声を漏らしている。
《「清和はよほど人材が不足しているとしか思えない。だって高木さんっていえば、“パンツ泥棒”でしょう。そんな人物を事務総長って、どういう了見なんでしょうか」》
2015年に高木氏が復興大臣に就任した際、週刊新潮は、高木氏が30代の頃、一般女性の自宅に合い鍵を作って侵入し、下着を盗んでいた過去を報じたのだ。
表沙汰にならなかったのは、高木氏の父親が地元・福井県敦賀市の市長を務めていたから――という衝撃的な内容だった。
「パンツ泥棒の件はさておいても、高木さんの事務総長就任には疑問が残ります。なぜなら、高木さんは自民党の国対委員長です。国会運営のため野党と折衝する重要な役職。激務であることは言うまでもありません。派閥ナンバー2の事務総長との兼務など、不可能と言っても過言ではないのです」(同・記者)
パンツ泥棒の過去に、国対委員長との兼務──内部からも疑問の声が出たのか、安倍派は「事務総長代理」のポストを新設した。
「この新設ポストに就いたのは、前総務会長の福田達夫氏(55)、元文部科学相の柴山昌彦氏(56)、参院国対委員長の野上浩太郎氏(55)の3人です。文字通り、高木事務総長をサポートしなさいということなのでしょう」(同・記者)
統一教会との“癒着”
とはいえ、事務総長代理というポストが設けられること自体、前代未聞だという。なぜ、そんなポストを新設しなければならなかったのか。
「森さんの指示に反対できなかった塩谷さんの弱さが露呈していると言えます。要するに塩谷さんは、“信念の政治家”ではないということでしょう。おまけに、その尻拭いのため、派閥が混乱している様子も伝わってきます」(同・記者)
異例の人事はまだある。自民党政調会長の萩生田光一氏(58)だ。
「萩生田さんは安倍派の副会長就任が有力視されていましたが、蓋を開けてみると常任幹事という地味なポジションでした。統一教会(註)との関係を巡る報道が影響を与えたのは間違いありません。何しろ連日のようにワイドショーで取り上げられています。今、萩生田さんを重用するイメージを持たれるのは得策ではない、という判断でしょう」(同・記者)
俗に「前門の虎、後門の狼」という。「前門の虎」が高木氏の過去や塩谷氏の弱腰ならば、「後門の狼」は統一教会の問題だ。特に安倍派は直撃を受けている。
読売新聞オンラインが8月5日、「旧統一教会との関わりに自民苦慮…寄付・関与、安倍派に集中」という記事を配信したほどだ。
“悪の権化”
「萩生田さんを巡る報道が過熱しているのはご存知の通りですが、参議院議員の井上義行氏(59)は統一教会の賛同会員で、同じく参議院の北村経夫氏(67)や元防衛相の岸信夫氏(63)は選挙で協力を受けていたことを認めました。いわゆる“ズブズブの関係”です」(同・記者)
統一教会と関係がある安倍派の議員は、まだまだ他にもいる。文科相の末松信介氏(66)はパーティー券を購入してもらい、元文科相の下村博文氏(68)は寄付を受けている。また下村氏は、統一教会が名称変更したときの担当大臣としても注目を集めた。
「安倍派と言えば、ついこの間までは自民党の最大派閥として存在感を発揮していました。ところが今や、党内では“悪の権化”という扱いです。実は安倍派は“二重構造”になっていて、岸信介(1896〜1987)、安倍晋太郎(1924〜1991)、両氏の流れと、福田赳夫氏(1905〜1995)の流れがあるのです」(同・記者)
つまり安倍派の中には、「岸・安倍系」の議員と「福田系」の議員がいるということだ。
岸元首相は、統一教会の教祖・文鮮明(1920〜2012)と共に国際勝共連合を結成した過去を持つ。
「岸・安倍系」の議員にとっては、“悪の権化”扱いも仕方ないかもしれない。だが、統一教会との関係が比較的薄い「福田系」の議員には、納得がいかない者もいるようだ。
「看板を降ろしたい」
「安倍派は9月29日に行われる安倍さんの国葬までは、一致団結することを確認しています。しかし、その後は相当な激震が起きても不思議ではないでしょう。何しろ、いわゆる福田系の議員からは『もう安倍派の看板を降ろしたい』、『安倍派の名前を捨てられるのなら、塩谷派でも何でも構わない』という声が出始めています」(同・記者)
註:現在の名称は「世界平和統一家庭連合」だが、本稿では「統一教会」とした。
デイリー新潮編集部
(引用終わり)