ヒロシの日記

たくさんの人たちの幸福を願いつつ、常に自然な生き方を望む私の日記です。

子どもの気持ちになって詩を書きました

2010-04-15 22:39:44 | 絵本
作品集『子どもたちの遺言』に刺激を受けたからです。
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詩    『言葉のリズム』

2010-04-15 22:38:27 | 絵本


ゆびきりげんまん うそついて

きみはさっさと およめさん

ぼくもさっさと おむこさん


どちらがわるいと いうでなく

またのごえんを おたのしみ



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詩    『いやだ』

2010-04-15 22:37:36 | 絵本


知ってるのよ お父さん毎日パチンコ屋にいるじゃない


働いているの お母さんだけじゃない

弟に妹 一体何人いるのさ

 
季節外れのセーター着てさ いつもシミだらけのスカートはいてさ


いつも ごめんとか言わないくせに

どうして 私の心配なんかすんのよ


ただそこで転んだだけよ あなた離れていたじゃない



いやだ 


涙が出てきちゃった




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詩    『ことば遊び』

2010-04-15 22:36:18 | 絵本


線をいっぽん引きました 私とあなたをつなぐひも

星を夜空に描きまして 月夜の晩のデートです

三角まなこでけんかして まあーるいケーキで仲直り


四角い箱を組み立てて そこにハートを収めたら 


これが私の贈り物



 
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詩    『私だったかも知れない』

2010-04-15 22:34:45 | 絵本



公園で泣いている声が聞こえる 私だったかも知れない

迷子のアナウンスが聞こえる 私だったかも知れない


物乞いをしている子がいる 私だったかも知れない

大人になるために刃物で傷を負わされる子がいる 私だったかも知れない

銃を手にして煙草を吸う子がいる 私だったかも知れない

兵隊に石を投げている子がいる 私だったかも知れない

ご飯をたべさせてもらえなくて死んだ子がいる 私だったかも知れない

ぶたれて蹴られて押し込められて死んだ子がいる 私だったかも知れない



私だったかも知れない この国にいなければ

私だったかも知れない この時代にいなければ


私だったかも知れない お父さんとお母さんの子でなければ



だから私は目を大きく見開き 世の中のことを世界のことを 知らなくてはならないと思う



私が私だったから




            
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詩   『ニュース』

2010-04-15 22:33:56 | 絵本


日が暮れるまで遊んだら お家に帰ります

おうちに帰れば ご飯があります

ご飯が済んだら お風呂があります

お風呂が済んだら 着替えがあります

着替えが済んだら お布団があります

お布団に入ったら 「お休みなさい」があります

それがどこでも 当たり前のことだと 思っていました


テレビの ニュースを見るまでは




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詩    『ありがとう』

2010-04-15 22:32:35 | 絵本



ごめんね 素直な自分じゃなくて


いやを いやと言えなくて

好きを 好きと言えなくて

悪いを 悪いと言えなくて

怖いを 怖いと言えなくて

痛いを 痛いと言えなくて

やめてを やめてと言えなくて


死にたくないを 死にたくないと言えなくて

さようならを さようならと言えなくて


ありがとうを ありがとうと言えなくて



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詩   『ごめんね』

2010-04-15 22:31:33 | 絵本



お父さんが私をぶつと お母さんが 私にそっと 「ごめんね」 といいます

私がぶたれても 妹とお兄ちゃんはぶたれません


お母さん ごめんね

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詩  『命』

2010-04-15 22:29:48 | 絵本


ぼくもらったよ 命を

おかあさんがいて おとうさんがいるよ

命をもらうことが 生きるってことが どんなにすばらしいかを ぼくは知っている
それは多分 ぼくが誰かの命を受け継いで 今ここいるのだから

息をして 何かに触って 光と音を感じて 食べて 飲んで 歩いたり
そして 跳んだり跳ねたりも できるかも知れない

どうか ぼくを祝福してください
どうか ぼくを新しい世界に 引き出してください


どうか ぼくに命を授けたことで 思い悩まないでください



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