トウモロコシの穂に金網を巻いた7月2日以降は、この畑で重大な食害はありませんでした。
カラスはこのように金網を巻いたり、ネットで囲んだこの畑を警戒しているので畑の中には入りません。
但し、全く同じ状態のままだと慣れが生じて侵入を許してしまいますので、周囲に糸を張り回したり
カラスの目を引くようなことを次々に追加して状況の変化を演出します。
強風によって茎が途中から折られる被害はありましたが、アワノメイガの幼虫による食害が原因です。
周囲に金網を巻いたものがあると、このように露出した穂でもカラスが警戒して食害を受けません。
このように囲んでいるネットや穂のひとつひとつを巻く金網は繰り返し使えて、カラスには確実に
効果があります。(★アライグマやハクビシンのような獣には効果がありません)
今日収穫する枝豆は、トウモロコシの畝間に植えていたものです。
原因が分かりませんが、ここでは莢が十分膨らんでいるものが多い株とそうでない株が混在していますので、
莢が膨らんでいる株だけを切り取って収穫します。
トウモロコシと枝豆の収穫が終りました。
左のコンテナには虫食いのあるものがあり、それらは直ぐに自家用としてレンジでチンしてしまいます。
食害箇所は小さいものが多いので、金網を巻く時に食害に気づかなかったものが多いです。
本数にすれば、虫による食害の無いものは収穫した半分程度です。
収穫の前に食害を確認したものやカラスによる食害があったものを含めると右のコンテナにあるような
地方発送やご近所へのおすそ分けに使えるものは、植えた3分の1くらいです。
今回は農薬を使わずに捕殺のみでの対応でしたが、アワノメイガやヨトウムガ(ヨトウムシ)の幼虫による
食害は、認定されている農薬を規定濃度で規定回数散布すれば格段に減ります。
これから盛夏に向かう時期に収獲を向かえるトウモロコシは、よほどの手間をかけることを覚悟しなければ
農薬に頼るしかないと思います。
出荷のための箱詰めです。
収めるトウモロコシと枝豆は、保冷箱の中に入れて保冷剤代わりに凍らせた2リットルのペットボトル
飲料で予冷してあったものです。
同梱の缶ビールはキンキンに冷やしてあるので、重さの調製と保冷剤を兼ねています。
虫食いのあったものの一部は、今日の昼食にして美味しくいただきました。