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国民宿舎「さんべ荘」(三瓶温泉)風呂

2016-09-17 | 島根の温泉
4ケ月ぶりの温泉~

感無量!!

行先は、島根県・三瓶温泉「さんべ荘」

国民宿舎「さんべ荘」の外観

駐車場にある源泉

この温泉は、少し前まで「志学温泉」と言われていた。
(旧地名が「志学村」だったので、それに由来した名と思える)
「志学温泉」→「三瓶温泉」へ名前が変更したのは 勿体ないと思う。
だって「志学温泉」という珍しい温泉名は、他の温泉地にはない。特別のものだ。

「志学」の名を残していたら、今頃は「人気のパワースポット温泉」になっていた可能性がある。
「学問を志す者は 一度は訪れるべき温泉」というキャッチフレーズだ。
「こんないい・珍しい温泉地名を名乗るだけで 大きな地域起こしになっていた可能性がある」
それを思うと、残念だ~!!

そんなで、個人的には
現在の「三瓶温泉」よりも、昔の呼び名「志学温泉」のほうが好きだ。

さて 
話を今夜宿泊の「さんべ荘」に戻す。
ここは、浴槽の数が大変多い宿らしい。
さらに、日替わりで男女のお風呂が入れ替わるから
宿泊すると17個浴槽の全部に入れるという。

(浴槽の見取り図)


泊まった初日の夜は「左側の入り口(上の浴槽見取り図の)」が女湯だった。
最初の湯は、上の図・左側の「室内内湯」

続いて、外に出ると「露天岩風呂」

この「室内内湯」と「露天岩風呂」の2つは、
「三瓶温泉の温泉成分の中から・鉄分だけをろ過してあり」2つとも「無色の温泉浴槽」だった。

「露天岩風呂(無色の湯)」の先には板塀があり、
その陰に、大きな桧の樽風呂(図の④)があった。

それと向き合うように2つの釜の浴槽(図の⑤⑥)ある

(★露天にある④~⑪の樽や釜の浴槽は、すべて「三瓶温泉本来の鉄分入り・茶褐色の濁り湯」★)

更に奥に進むと・・・
高さと大きさの違う2つの桶浴槽がある(図の⑩⑪)

この二つの浴槽は「源泉のままの温度」で温めだった。

手前の大きい桶(⑪)の前の壁に「この浴槽は源泉のままの温度37度」と表示がある。

源泉温度「37度」とは、猛暑の今年7月~8月は、さぞ人気の浴槽だったろう。

奥の小さい方の桶風呂(⑩)は、⑪の大きい樽浴槽から湯が来るから、さらに一層ぬるかった


続いて奥に進むと
「石見銀山」の間歩をイメージした坑道があった。

そこを抜けると2つの豪華な浴槽があった。
左側には「代官の釜湯」

右側には「代官の桧風呂」

この浴槽に浸かると「桧のいい香り」がする。
壁の龍の絵を見ながら、ご機嫌な一人湯入浴タイム。
9月の夜風が心地いい~!!
「あ~!4ケ月ぶりの温泉、最高~!」としみじみ湯の中で思った日。

「さんべ荘」のお風呂のいいところは、浴槽がたくさんあることだ。
入浴客が他にいても、かなりの確率で、それぞれの浴槽で一人湯が楽しめる。


★三瓶温泉 国民宿舎「さんべ荘」データー★
(住所) 〒694-0222 島根県大田市三瓶町志学2072-1
(電話) 0854-83-2011 (FAX)0854-83-3151
(泉質)  ナトリウム塩化物泉(含塩化土類食塩泉)
(泉温)  37度
(効能)  神経痛・筋肉痛・冷え性・疲労回復
(日帰り入浴時間) 10:30~16:00(17:00閉館)
(  〃  料金) 大人500円、小学生300円、幼児(3才以上)100円

コメント (2)
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