湯めぐり四方山話 & 和の音

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石見国一宮「物部神社」   島根県大田市

2016-09-26 | 神社・寺
島根県で有名な神社といえば、多くの人が「出雲大社」と即座に答えるであろう。

だが、「出雲大社」は 正確に言うと島根の「出雲国の一宮」なのだ。

島根県は、明治になるまでは「出雲、石見、隠岐」の3つの地域に分かれていた。

今回、紹介する「物部神社」は「石見国の一宮」だ。

場所は大田市にある。

「石見国一宮・物部神社」

古来より
文武両道の神・鎮魂の神・勝運の神として崇敬されてきた。

最初に
御祭神の「宇摩志麻遅命」が、鎮魂祈祷を行った言い伝えから、
神職の始めを為す神として占い・まじない・祈祷の神の信仰も厚いことでも知られている。

また
「戦国時代」には
「石見銀山争奪戦の舞台」ともなり、
「大内氏・毛利氏」の戦勝祈願の記録や武具の奉納、天領歴代代官の赴任に伴う報告祈願
さらに文芸・武道の上達祈願、氏族繁栄・雨乞い祈願・戦中の砲弾避け等、多種多様の祈祷が為された。

現在では、
鎮魂祈願を中心に病気平癒・交通安全・社業繁栄・厄除け・初宮詣で等、
全ての祈願依頼に対応している。
















「物部神社」の社殿創建について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最初は神体山である八百山を崇めていた。
後に、天皇の勅命により継体天皇八年(513年)社殿を創建し、
その後、石見銀山争奪の兵火などで三度消失した。

宝暦三年(1753年)再建され、文政元年(1818年)の修理を経て、
安政三年(1856年)宝暦時の規模で改修され現在に至っている。
(現在は県指定文化財の建物)
★春日造では全国一の規模の神社★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

作家の「司馬遼太郎」は、この神社を訪れていた。
(司馬遼太郎を紹介した本に、彼が「物部神社」に行った写真ほか記述されていた)



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三瓶山    島根県大田市

2016-09-26 | 山の景色
「三瓶山」は、島根県のほぼ中央部の大田市・飯南町にまたがりそびえる大山火山帯に属する火山。

国民宿舎「さんべ荘」を出て、三瓶山に向かって車を走らす。

前方(奥の2つの山)が「三瓶山」

「西の原」の草原を走る



牛が放牧されているのが見られた。



「三瓶山」は、季節や、見る場所によって 様々な表情を見せる。

春先の「三瓶山」
写真をよく見ると、ここにも牛がいる。



「さくら」に映える「三瓶山」



近くの「浮布池(うきぬののいけ)」からみた三瓶山




冬の三瓶山は、なかなか見る機会がないが、
きっと、素晴らしいと思える。
コメント (2)
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