湯めぐり四方山話 & 和の音

湯めぐりは 人・風物との出会い

別所温泉「大湯」

2016-01-09 | 長野の温泉
長野県上田市にある別所温泉
これまで何回が行ったが、まだ「大湯」共同湯の記事を書いてない。
「真田家」の大河ドラマが始まる前に 書いておこう。

別所温泉駅

別所温泉駅は映画「裸の大将」で山下清が駅舎内に泊まった駅。
駅内が印象に残り 一度は行ってみたかった駅だった。

お目当ての「大湯」は 別所温泉街の突き当り・奥にあった。

「大湯」外観

内湯は

露天は

内湯・露天とも清潔によく掃除されている。
とても気持ちのいい共同湯。

幸い 平日の昼間で入浴客が少なく 
内湯は一人いたが 間もなく一人湯になり
露天には 全く人がいなかった。

有名な共同湯での 貴重な一人湯タイムが ありがたかった。

大湯に行く途中にあった「大師湯」(共同湯)

ここも以前入ったことがある。

別所温泉には「北向き観音堂」がある


★「大湯」別所温泉・共同湯データー★
(営業時間) 6:00~22:00
(定休日) 第1・3水曜日  
(入浴料) 150円
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「しづ香温泉」 長湯温泉

2016-01-09 | 大分の温泉
長湯温泉「長生湯」のお風呂で たまたま一緒になった母娘は
母親が恐ろしく若くて 高校生くらいの娘とは まるで姉妹のようだった。
快活な娘のほうも20歳をとっくに過ぎていて 高校生ではなかった。
その彼女、日頃は 仕事帰りに同じ長湯温泉の「しづ香温泉」に入っているという。

「しづ香温泉」?
ちょっとオシャレな?施設名と
彼女らの異常な?若さの秘訣を「どうしても突き止めたく~」
長湯・道の駅に車中泊した翌日
行ってきましたよ~
「しづ香温泉」

脱衣所は かなり古い


お風呂は

お~!!
ここは浴槽の底の堆積物(温泉の湯の花の泥?)が半端でなく・・
浴槽内を歩くと足に湯の花・泥状が絡みつく~
これは「千寿温泉」よりも ここの浴槽がかなり深いことが原因かな??

びっくりの体験だった。

今まで 浴槽を歩いていて底の堆積物で こけそうになったことはない。

びっくり体験の湯から上がり
「しづ香温泉」の周囲を見ると

ここにも源泉のタンクがある。

道路を挟んで「しづ香温泉・休憩所」の建物があった。

建物の下が 駐車スペースになっている。

ここも入浴料は100円の安さ!! 
すごい~!!長湯温泉 すごすぎる!!


★「しづ香温泉」長湯温泉・共同浴場 温泉データー★
(住所)    竹田市直入町大字長湯7655
(tel)      (0974)75-3051 
(入浴時間) 7時~20時
(休館日)  無休   
(入浴料)   100円       
(泉質)   マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉
(交通アクセス)  ・大分駅から車で約1時間10分
          ・豊後竹田駅からタクシーで約30分   
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「千寿温泉」 長湯温泉

2016-01-09 | 大分の温泉
長湯温泉の入り口近くにある「千寿温泉」

建物はかなり古い

地域の人々に親しまれている長湯温泉・共同湯の一つ

左側の建物で入浴料を払う。管理人もここに居られる様子。

右側の建物は湯屋施設のようだ。前に湯上がりに涼むベンチもある。

泉質には自信があり「日本一の炭酸泉」とある。

脱衣所も古い

浴槽は

湯気でもうもうとしているが・・すごいことに

湯の花で浴槽と洗い場の間がこのようになっている。

洗面器も 値打ちもの

でも100円で、超濃縮の炭酸泉に一人湯・・
すごい 贅沢な朝風呂ですよ~
長湯温泉ならではの「格安入浴料+泉質の良さ+湯量」です。
外に出たら

源泉のタンクが むき出しであった。

「千寿温泉」の名前のごとく「湯に入ると千の効能がありそう」
素朴で 泉質がよくて 何より とっても温まる湯。

大切に守られている長湯の共同湯の一つ。
入湯させていただき ありがとうございました。

★「千寿温泉」長湯温泉・共同浴場 温泉データー★
(住所)   大分県竹田市直入町長湯
(tel)    0974-75-3085
(入浴時間)   4月1日~11月30日/8時~21時・・12月1日~3月31日/8時30分~21時
(休館日)    年中無休 
(入浴料)    100円             
(泉質)     ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩泉
(源泉の温度)   44.2℃     
(駐車場)      5台(無料)

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「中神温泉」 人吉温泉

2016-01-07 | 熊本の温泉
「私好みの 五つ星の温泉 発見!」
        
熊本県人吉温泉の「中神温泉」に入浴したくて 夜の町を車で走り、
やっと町はずれの田んぼの中に見つけた。
幸い駐車場に空きがあった。

夜なので受付は無人だったが、施設からは、にぎやかな声が漏れていた。

200円を料金箱に入れ、いざ入浴。

案の定、中には、たくさんの人がいた。
知り合いばかりなのか、日常会話が飛び交う脱衣所だった。
浴室をのぞくとシンプルな長方形の浴槽が一つあり、透明な湯が洗い場に溢れ出ていた。

「私好みの源泉かけ流し!」ワクワクしながら着替えていたら、
入浴中の人が一斉に上がってきた。「しめた!」今、浴室は束の間の無人状態。
こんな撮影チャンスはない。
あわてて、浴室写真を撮らせてもらった。

湯の中で一緒になった年輩の地元婦人に
      「この湯は一日に何人が入浴しますか?」と聞いてみた。

すると彼女は、いきなり壁一つ隔てた隣りの男湯に向ってこの質問を大声で丸投げした。
あっけにとられれていると、今度は男湯から これまた大声で、その答えが返ってきた。
この慣れた??壁越男女湯大声会話に、私はすっかり仰天してしまったが・・。

この湯は、54世帯が組合員で、年寄りだけの家もあるため
    一家平均3人として「一日に160~170人が入浴する」とわかった。

「赤ん坊の時から毎日この湯に入ってます」と二十歳過ぎの女性が笑顔で話しかけてきた。
しばらくすると乳児を連れた人が入ってきた。
八ケ月のその子は、体を洗ってもらうと母親に抱かれて浴槽の中でウトウトと眠り始めた。
ぬるめ湯が心地よくて、湯の中でも平気で眠れるのだ。
 
中神温泉は、人吉の郊外の田んぼの中にあり周囲も静か。

建物はシンプルな木造湯屋。

施設は、二年くらい前に改装され新しい

鄙び系好きな私には、この環境もゾクゾクするが、

何といってもここは「湯がいい~」。
湯量は半端でないほど多いし、泉質がヌルヌルスベスベで非常に気持ちがいい。
あまり湯温も高くないのでじっくりと長湯ができる。
組合員が日々の掃除や管理をしっかりしているから

浴室や洗い場、脱衣所などは清潔そのもので、入湯料も安い。
シャンプー石鹸などの備品は置いてないが、
洗い場にはシャワー設備があり、お湯ガランとシャワーからは温泉が豊富に出てくる。

「私好みの湯を、人吉の郊外で見つけた日」

★ 中神温泉」人吉温泉 共同場 温泉データー★
(住所)     人吉市中神町段529-1
(tel)     (0966)24-6201
(入浴時間)  14時~22時
(休館日)    無休
(入浴料)     大人 200円  小人 100 円      
(泉質)     ナトリウム-炭酸水素塩泉
(源泉の温度)  39.5℃     
(効能)     神経痛 疲労回復  切り傷、やけど、慢性皮膚病
(駐車場)    あり 
(交通アクセス) JR肥薩線・西人吉駅から徒歩15分(約1km) 
コメント (6)
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「不二の湯」 泗水温泉

2016-01-06 | 熊本の温泉
「セメント会社の社長さんが開いた湯」 
  
熊本不二コンクリート工業(株)所有の「不二の湯」。

元は、社長が従業員の保養目的のために十五年前に堀り当てた温泉だったらしい。
その後、温泉の評判が地元に知れ渡り、一般にも百円の入浴料で開放されるようになった。
以前あった入浴施設は老朽化したので、
2007年4月に工場の敷地の端っこに新しく立て替えられ現在に至っている。
 
玄関に入ると無人の100円回転ドアがある。
100円入れると回転ドアが動き男女別の更衣室に行けるシステムだ。

脱衣所は明るくて清潔だった。

浴室や浴槽も配置がシンプルで、広く明るい。

まっ昼間の入浴だったが、先客が二人おられた。
暑い日だったので、どうしても髪を洗いたかった。
しかし、うっかりシャンプーを車の中に忘れて来た。
しかたなく石鹸で髪を洗った。洗い場のガランの湯も温泉水だった。
そのためか?石鹸で洗っただけなのに湯上り後には、さらっさらっのしなやかなヘアになった。
さて、髪に続き体も洗うと、いよいよ入浴タイムだ。
やっと湯船に浸かれる。
向かい側に湯口が見えた。
新鮮な源泉がドバッドバっと豊富に出ていてなんともうれしい光景。

あまり特徴がある湯だとは思わなかったが、さらっつるっのさっぱり感が気持ちいい湯。
泉質は、ナトリウム炭酸水素塩、塩化物泉だった。
湯温も41度くらいでじっくりと入れた。
 
湯船で幸せに体を伸ばしていたら、80代の女性が話しかけてこられた
「どこから来たの?」
兵庫県から来たと言うと、
「よくまあ~こんな穴場の湯を知ってるね」と言われ
「温泉巡りが趣味なのでインターネットで調べて来た」と答えると
「最近はインターネットがあるから遠くからでも調べて人が来るねえ~」??
これって?迷惑がってません??

ともかく彼女から「不二の湯の歴史」やこれまでに彼女が行った各地の温泉話が聴けた。
彼女曰く
「実は、この不二の湯は外部の者にあまり知られたくない、秘密にしておきたい湯なのよ」
やはり~そうか~
先ほど「インターネットで調べて来た」と答えたら 微妙な笑顔を見せた訳がわかった。

それにしても、ここのコンクリート会社の社長さんは、なんと無欲な人だろう。
この素晴らしい源泉かけ流し湯を、わずか百円で一般に開放しているのだから~
世の中には、えらい人がいるもんだ。

温泉通には魅力が一杯の「不二の湯」。


(近くにある熊本不二コンクリート工場)




★不二の湯(ふじのゆ)」泗水温泉 共同浴場 温泉データー★
(住所)    菊池市泗水町田島2444 熊本不二コンクリート工場(株)
(tel)    0968-38-3131      FAX   0968-38-4137
(入浴時間)    5:30~7:50、10:00~22:30 
         ※朝7:30-9:30は清掃のため入浴不可
(休館日)    ☆年中無休  
(入浴料)    ★大人・小人 100円★                  
(泉質)      ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
(源泉の温度)   源泉45.2度      234ℓ/分     
(効能)     きりきず、やけど、慢性皮膚病.飲用,慢性消火器病、糖尿病、痛風など
(駐車場)    無料 30台まで収容可
(交通アクセス) 九州自動車道 植木I.C.から8km、車で約20分
         県道37号線沿いに「熊本不二コンクーリート工場・不二の湯」看板あり   
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ブログを始めて9年目の正月

2016-01-06 | はじめまして

2007年・元旦から温泉ブログを始め 今年で9年目の正月になりました。

ブログを始める前は、
旅行好きな夫の運転する助手席で 道中は居眠りをこいているか?
はたまた、旅から帰ってからは息子に「どこへ行ってきたん?」と聞かれても
ろくに旅経路や泊まった温泉地について話せない。???
非常に情けない状態(方向音痴?旅音痴?)の私でしたが・・

息子の勧めで この温泉ブログをはじめてからは
行った温泉地や温泉施設について よくよく 記憶するようになりました。

今では 多くの温泉ブログ・旅ブログの方々の記事に接して
「温泉愛・旅愛」が 日々 広がり 深まるのを実感しています。

最近は
青森県や鹿児島県の温泉地にあこがれています。
日本の両方の北南の端っこ(失礼)には・・
人知れず、多くの良泉が 隠してある?隠れている?と思っています。
しかし、何分に 遠いので なかなか行けない
青森県などは・・非常に憧れの温泉地です。

「犬も歩けば温泉に当たる」ほど秘密の温泉がどっさりある?九州・東北の温泉地。
そして ブログを始める前には よく行っていた四国
まだ 車旅では行っていない北海道・・

今年も 一つでも新たな温泉地に行けるよう 日々精進したいです。

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「穴湯」 共同湯

2016-01-05 | 熊本の温泉
黒川温泉のもう一つの共同湯「穴湯」

田の原川の傍にある「穴湯」

「穴湯」への川沿いの石段



入湯料は100円と安い(「地蔵湯」の半分の料金)

中は広くて 雰囲気がいい。

中から鍵がかけられない混浴湯。
バスタオルなどの使用も不可と書いてあった。
浴槽がこれ一つしかないので、女性は入るのに勇気が要る。
ちょっと入れないね。

見学のみとなった日
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黒川温泉「地蔵湯」

2016-01-05 | 熊本の温泉
「黒川温泉」は 熊本県の山間にある小さな温泉地だが、
雰囲気のいい こじんまりした温泉旅館が 数多くある。
どの宿も 黒川の豊かな自然環境をそのまま生かした造り方で びっくりする!!
そして ここには 安くて素晴らしい共同湯がある。
しかも、黒川温泉の元湯というから たまらない!!

・・・・・温泉博士に掲載された私の記事より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「地蔵堂の前にある黒川温泉の元湯」         
             
            「地蔵湯」 黒川温泉 (大分県)                
                               ~女鷹ちゃん~   
 
黒川温泉は、近年、人気ナンバー一温泉地になり、年間百万人以上の観光客が訪れるという。

実際に、行ってみたら、大分県の田の原川の渓谷にある小さい温泉地で、
こぢんまりとした和風旅館ばかりが川の両側に建ち並んでいる。
派手な大型旅館は見あたらなく、ごく田舎の温泉地に見えたが、

実際に川沿いの温泉街を歩いてみると、なんとも風情があった。
小さいがどこか懐かしく、趣のある宿が立ち並んでいる。

ワクワクして一軒ずつ中を覗きこみ、気がつくと街のはずれまで歩いてしまった。
川に沿って、共同湯も二つあり「地蔵湯」「穴湯」とそれぞれに雰囲気があった。

黒川温泉は、旅館組合の主導で歓楽的要素や派手な看板を廃して、
        黒川の山や川、豊かな自然環境をそのまま生かした街並みを工夫している。

温泉街の真ん中にある元湯「地蔵湯」に入った。
地蔵湯は「共同駐車場」から「いご坂」を下っていくとあり、
通路を挟んで向い側には「地蔵堂」がある。
地蔵湯は、道から階段を降りた下にある。

隣は「ふもと旅館」だ。外観は田舎風でこぢんまりとしている。

向いの地蔵堂には「首なし地蔵の伝説に基づいて湯が湧き出した場所」とあり、

(地蔵堂)





地蔵湯は、古くから地元の人たちに利用されてきた共同湯で、二百円払えば誰でも入れる。
温泉組合の外湯巡り入湯手形を購入しなくても黒川温泉が楽しめる。

黒川が全国的に有名になってからは、
どの宿のお風呂も入湯手形で入浴する人で混んでいるらしい。

その点、
共同湯は、早朝や夜の遅い時間帯だけは地元専用だが、
一日の大半(朝八時から夕方の七時の間)は外来客も自由に入れる。
湯はもちろん本物で、人が少ないのがうれしい。
料金は二百円だが、入り口のところでまず百円を入れると回転扉が動き、
入ってから大人はもう百円を廊下の料金箱に入れるシステムだ。

廊下は左右に分かれて男湯・女湯がある。

浴槽と脱衣場は一つの空間で浴槽は上湯・下湯と二つに仕切られている。

上湯は源泉がそのまま注がれ手も入れられない熱さだ。
下湯は少しぬるくて、なんとか入れた。

浴室の壁には寄付した地元の人の名前がたくさん貼ってあり、
地元の人々に大切にされてきたのがわかる。

高い天井と石で作られた昔ながらの浴室で、平日の昼間、一人でゆっくり入浴できた。
掃除が行き届いた感じの良い施設で、湯船の中で十分に体が伸ばせてご機嫌だった。

いい湯に入らせていただき地元の人に感謝した日。
 

★地蔵湯」黒川温泉・共同浴場(黒川温泉の元湯)温泉データー★
       ・地蔵堂の目の前にあるので、「地蔵湯」の名が付いている       
(住所) 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺黒川温泉
(tel) なし070967-44-0076(黒川温泉観光旅館共同組合 -44-0076(観光旅館共同組合 
(入浴時間) 外来者の利用時間 8時~19時
(休館日)   不定休  
(入浴料)   大人¥200-.  小人 ¥100-    
 ★入り口で、一人¥100-.を入れて大人だけは 残り¥100-.を浴場通路の料金箱に入れる  
(泉質)    硫黄泉
(源泉の温度) 95℃ほか    注ぎ口は 54.3度
(お風呂)    内風呂:男女別々各1      
(効能) 神経痛、リューマチ、関節痛、火傷、切り傷 消化器病、糖尿病など  
       腰痛・婦人病・高血圧
(駐車場)   黒川温泉組合の駐車場 か
        駐在所がある小さな駐車場 などを利用する
(交通アクセス)
(車の場合) 九州自動車道熊本ICから車で約1時間30分。大分から2時間、福岡から2時間半
(一般交通機関の場合)
 JR豊肥本線阿蘇駅から産交九州横断定期観光バス別府行きで50分、黒川温泉下車、徒歩5分
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「長生湯」 長湯温泉

2016-01-03 | 大分の温泉
九州には忘れてはならない名湯がいくつもある。
「長湯」温泉は、炭酸泉が豊かに出る温泉地。
すべての温泉宿で、あふれるような炭酸泉に浸かれる。
共同湯もいくつかあり、どこでも お湯の豊かさに感激する。


・・・・・・・・・・温泉博士の掲載された私の記事より・・・・・・・・・・・・・・・・

「名水と名湯が溢れる長寿の里」   
               「長生湯」 長湯温泉 (大分県)            
                               ~女鷹ちゃん~   


大分県竹田市直入町の「長湯温泉」入り口には「桑畑湧水」がある。

ここは誰でも大量の名水をすきなだけ補給できる。

川沿いを少し走り街中に入ると、まもまく「道の駅ながゆ」に着く。
観光案内所は『道の駅」内にあり、そこで「直入散策マップ」を手に入れた。
車は道の駅に停めて今夜入る市営の共同湯「長生湯」まで歩いてみた。

「長生湯」は川沿いにあった。
屋根がレンガ色で丸みをおびており明るく細長い平屋の建物だった。

川原には無料の露天風呂「ガニ湯」も見えた。

橋の傍には天満神社と、市営の共同湯「天満の湯」(入湯料百円)がひっそりとあった。


下見が終わると道の駅に戻って夜まで休憩した。
道の駅で、神奈川県から来た人に会った。
長湯の「御前湯」(温泉療養文化館)に五百円の入湯料を払って入ったという。
そこには休憩所があり、
横になれるのがうれしくて半日も湯に浸かっていたら車旅の疲れが一気にとれたという。
彼女の顔はツルツルだった。
妙に「御前湯」の存在が気になり始めたが、

(御前湯)
夜になったら最初の予定通り「長生湯」へ行った。

長生湯の入り口は二百円入れて回転するドアだった。

入るとすぐにお風呂を確認した。
「黄土色」の湯が浴槽から溢れており浴室は蒸気で曇っていた。
最初の十五分間は誰もいなくて、
窓を開け放し風通しをよくしてデジカメで浴槽写真を二~三枚撮った。

撮り終わると同時に三人入って来られた。
その中の二人は顔が良く似ていて仲がすごくいいので中学生か高校生の姉妹だと思った。
ところが浴槽でお話をしたら二人は親子だった。
恐ろしく?若く見えるお母さんと、娘さんも二十代だった。
いつもは職場近くの「しず香温泉」(長湯の別の共同湯)に入って帰るが、
土日になると自宅に近い「長生湯」に母親と一緒に来るという。
ここは小さい頃から入っており、湯がいいし、何でも話せる大切な場所らしい。
いい話を聞き湯に浸っていたら、八時過ぎからは急に人が増えてきた。

脱衣所で出会う人々は皆、地元なのか、お互い声を掛け合い楽しく話をする。
「この元気は長湯の温泉効能からか?」
実際「長湯の湯に入り、温泉水を飲むと朝までぐっすり眠れて冬でも風邪をひかない」という。

お年寄りがみんな元気で名水と名湯に恵まれた里、
長生湯には、長湯温泉の日常が確かにあった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★長湯温泉 (市営共同湯)長生湯 温泉データー★
(住所)  大分県竹田市直入町長湯7991-1
(tel)   0974-64-1400(御前湯)  長生湯は無人
(入浴時間)  営業 6:00-22:00
(休館日)   第4水曜    
(施設 )    内湯 (男女別 各1)      身障者対策:特になし
(料金)     200円 (大人・小人とも) オートロック方式のドア
(泉質)  マグネシウム・ナトリウム‐炭酸水素塩泉
(効能)  糖尿病、心臓病、胃腸病  五十肩、神経痛、疲労回復
(湯温) 浴槽内 約42~45℃ (源泉温度47.5℃)
(駐車場) 建物の前に7台分あり
(交通アクセス)
  Jr豊肥本線豊後竹田駅から竹田交通バス直入支所行きで50分、
  長湯下車、徒歩3分
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「御前湯」 杖立温泉

2016-01-01 | 熊本の温泉
白く煙る蒸気の里と言えば・・
もう一つ 
九州の熊本県小国の「杖立温泉」 
ここも蒸気がすごい!!
川沿いに開けた温泉街全体が 真白い蒸気に包まれている景色は 圧巻だ。
冬には この温泉地も非常に懐かしい~


・・・温泉博士に掲載された私の記事より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「温泉街は裏道を通らなきゃね」          
           御前湯 (共同湯)  杖立温泉 (熊本県) 
                                 ~女鷹ちゃん~
  
十一月末の三連休明けの夕方、杖立川に面した町営の無料駐車場に着いた。

早速、観光協会に街案内地図をもらいに行くと、すでに閉まっていた。
ガソリンスタンドまで歩いて、やっと地図を一枚手に入れた。
向かいの駐在所では、街地図に載ってない「薬師湯」の場所も教えてもらい
「鍵が開いていたら入れる」との情報を得た。

街地図を片手に夫と二人で夜の杖立の街を歩いてみた。
「さくら橋」を渡って川向こうの旅館街を歩くと「杖立橋」があり、
さらに行くと温泉博士に写真付きでよく載る「葉隠館」を発見した。

近くに、観光客が「願い札」を欄干いっぱいにぶら下げている「もみじ橋」があった。

橋の下には混浴の「元湯」があった。

お目当ての二つの共同湯「薬師湯」と「御前湯」はこの「もみじ橋」周辺にあり、
杖立川をはさんだ左右の街中にあるとわかった。

元湯への石段を降り河川敷に沿って駐車場まで戻った。

途中に蒸気が出る「蒸し場」が二ケ所あった。  


 
翌朝、駐車場の「蒸し場」で卵やアスパラガス、カリフラワーを使い、
初めての温泉蒸し料理をした。


食後、観光協会側の温泉街を通って「薬師湯」を探した。
薬師湯への坂の石段は風情があり、薬師湯は魅力的な建物だったが、
鍵が掛かっていて入れなかった。

次は「御前湯」をめざした。

幸いにも開いていた。

女湯は、すでに地元の人が入られた後で浴槽に湯が並々と入っていた。

しかし、男湯はまだ誰も入ってないのか?浴槽に湯が入ってなかった。
湯の出口も見あたらない。
夫は、ついに御前湯をあきらめ「もみじ橋」の下の「元湯」に行った。

さて、私だけが残された女湯の「御前湯」。
湯は透明でさっぱりとしたものでやや熱めだったが、水道で湯加減を自由に調整できた。
浴室はよく掃除されており、少し開いた窓から爽やかな朝風が頬にあたり、
とても心地よかった。贅沢な朝の一人湯を満喫できた。

湯上りに御前湯の横の裏道を歩いていたら、賑やかな声がするのでひき寄せらた。
そこは「流泉薬師堂」だった。
きょうは街の人が集まりお祭りをしていた。

そっと見学していたら、お堂の中から朗らかに声を掛けてくださり、
熱々の「善哉」をご馳走になった。

「折角来たのだから 薬師堂の近くの 共同蒸し場兼炊事場も見て行きなさい」
と言われ、見学させていただいた。

蒸し場の釜に、温泉蒸気でふっくらと蒸し上がった小豆が入っていた。


彼女いわく
 
「温泉街は裏道を通らなきゃ、本当の姿がわからないよ」


★杖立温泉(共同湯)御前湯 データー★
(住所)  熊本県阿蘇郡小国町大字下城
(tel)   杖立温泉観光協会   0967-48-0206
(入浴時間)  営業 7:00~20:00
(休館日)   無休   
(施設 )    内湯 (男女別 各1)     
(料金)     200円 (大人・小人とも) 
(泉質)   ナトリウム・塩化物泉
(効能)  神経痛、リウマチ、虚弱体質、外傷、肥満体
(湯温)   注ぎ口62度
(駐車場)  専用駐車場はないが、温泉街の駐車場が河川敷にあるので
       利用できる。
(交通アクセス)・・・
 (車)大分道日田ICから国道212号経由約40分 アクセス
 (電車)JR久大本線日田駅から日田バス杖立行き約50分、終点下車、徒歩5分

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
確かに 杖立温泉には裏道・路地がたくさんあり独特だ!!







この路地のことを地元では 「背戸屋(せどや)」というらしい。
この呼び方は 温泉博士のスタッフに教えていただいた。

また街中が白く蒸気で煙っているのも びっくりだ




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「有馬グランドホテル」 (有馬温泉)

2016-01-01 | 兵庫の温泉
息子夫婦からのプレゼント券で行った ルンルンの有馬温泉のホテル
ここは思い出がいっぱい~!!
だが、最後に「やらかしちゃいました」


・・・温泉博士に掲載された私の記事より・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「金泉で名高い 有馬温泉の にごり湯」    
         「有馬グランドホテル」有馬温泉(兵庫)
                             ~女鷹ちゃん~
 
2008年十一月の下旬、兵庫県の有馬温泉「有馬グランドホテル」に一泊した。

七月に結婚した次男夫婦からペア宿泊券をもらい、十一月の三連休にやっと行くことができた。
出発の日、有馬温泉の近くになると道は思わぬ渋滞だった。

晩秋の紅葉と湯を求めて、この三連休は大移動日なのだろうか?やっと三時過ぎに到着した。
夫は早々にお風呂に行ったが、私は、部屋で少し休んだ。
 
部屋からの景色は最高だった。
九階建てのグランドホテルは真っ白で輝くほど美しい。

街外れの小高い丘から温泉街が一望でき、晩秋の山々の紅葉が目にしみた。

前日まで小雨続きだったがこの日は久々の晴天だった。
わずかな秋の晴れ間に木々は競って色彩を増していた。
「♪~秋の夕日に照る山紅葉~♪」

このホテルには風呂施設が二ケ所ある。
一つは、新館の九階にある展望大浴苑「雲海」。

ここは大浴場と露天風呂があり、阪神淡路大震災以後に建った。
露天の金泉と銀泉からは、湯に浸かったまま有馬の山々や温泉街の景色が堪能できる。

もう一ケ所は、旧館の一階に大きな岩風呂と小さな露天風呂がある。

ここは震災以前からの湯で泉質には定評がある。
 
新館の展望大浴苑「雲海」で、神戸市北野町出身の女性と話をした。
月一回はこの湯をを利用する人で、
若い時は登山が趣味で、そのあと入る山の温泉が楽しみだった。
今は年をとり温泉だけが楽しみという。
この湯を利用するうちに、すっかり施設のスタッフ達と親しくなり、気兼ねなく泊って好きな時間に何回も風呂に入るという。

屋上から見下ろせる中庭の青い池は、夏には温泉プールになり子どもずれで大賑いだそうだ。
いわれてみると、中庭は景観がすばらしくていい遊び場だ。

彼女は人の多い夏は避けて、春か秋、冬にここを利用するらしい。
上品な彼女と話していると私も上品な入浴客になった。

ところが、彼女と私の違いは、このあとにしっかり出た。
息子夫婦のプレゼントで一泊した湯なので、
チェックアウトの一時間ほど前に、もう一回最後の湯に行った。
そして、脱衣ロッカーの鍵を、内湯の金泉(にごり湯)の中にうっかり落として、
見つからなくなった。
さあ、ここからが大変だ。
何しろ浴槽の広さが半端じゃあない。
ホテルのスタッフも三人ほど巻き込んで「にごり湯での前代未聞の鍵探し」が始まった。

チェックアウトの時間が迫り いつまでたっても帰ってこない私に、
夫はイライラしたらしい。
「そんなの知るか!」
裸で にごり湯の中を這いずり回ってロッカー鍵を探した大立ち回りの女鷹
これぞ、女鷹が女鷹たる真骨頂だ! 見たか!      
                
 「金泉に 鍵を落として どじょうすくい」


★「有馬グランドホテル」有馬温泉データー★
(住所)  兵庫県神戸市北区有馬町1304-1
(tel)  078-904-0181
(チェックイン):14:30 /  (チェックアウト):11:00
(入浴時間)旧館1階  大浴場 湯楽里(ゆらり) 7:00~21:00
      新館9階  展望大浴苑 雲海 24時間 利用可能           
(泉質)  含鉄二酸化炭素ナトリウム塩化物泉  
(源泉の温度) 34.5℃      
(効能)   神経痛、筋肉痛、関節痛 他
(駐車場)   無料駐車場400台収容可
(交通アクセス)
   ・中国自動車道西宮北ICより5㎞ /
   ・神戸電鉄有馬線「有馬温泉駅」より徒歩約10分
        送迎あり(駅到着後に要電話)
        ※有馬温泉駅、有馬温泉バス停より送迎可      
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「岳の湯温泉(露天風呂)白地商店」  湧蓋温泉郷

2016-01-01 | 熊本の温泉
冬になると特に懐かしいのが九州の温泉地。
中でも熊本県の湧蓋温泉郷は格別な場所だ。
里全体が真っ白な蒸気に煙っている。この光景はカルチャーショックだった。

今年もまた 思い出した「岳の湯温泉・露天風呂」・・


・・以下は 温泉博士に掲載された私の記事より・・・

「白く煙る蒸気の里」  
     岳の湯温泉 露天風呂(白地商店) 熊本県 湧蓋温泉郷
                           ~女鷹ちゃん~

岳の湯温泉に着いた時、この里全体がもくもくと白い蒸気に包まれているのに驚いた。

温泉館内にある「ゆけむり茶屋」の庭にも二つの大岩から蒸気が噴き出ている。
観光客はここで卵などを蒸して食べることができる。

湯けむり茶屋で「地鶏そば」を食べていると座敷の床がぽかぽかと暖かい。
温泉の蒸気を使って床暖房をしているらしい。
岳の湯温泉の家々は「温泉の蒸気で床暖房(オンドル)ができる」と聞く。
蒸気の里ならではの話だ。

昼食後、近くの白地商店に行き入浴料金を一人二百円払い、高台にある白地商店の手造り露天風呂に向かった。

風呂までの道は特に蒸気が激しく出ていたが、そこを通らないと風呂に行けないので、
もうもうの湯気の中をむせながら進んだ。

すると少し高台に「風呂」の看板が見えてきた。

入り口に「入浴中」「50分間貸切」の札を掛けて、
天気のよい日の午後一時半過ぎからの貸切風呂を満喫した。

浴槽は大きな楕円形で、湯は透明な単純硫黄泉。ほどいい温かさだった。

風呂の植え込みから下の景色を覗いたら白い湯煙の中に家々が見える。
さっき登ってきた道は相変わらず白くもうもうの蒸気だ。

お風呂の脱衣所側は山の斜面になっており十一月末の紅葉が見事で、
その上には真っ青な空が広がっていた。

こんなにもロケーションがいい露天風呂は初めてなので、いたく気に入った。
浴槽で大きく手足を伸ばし、ワニのように?泳いでは、真っ青な空を仰ぐ。
これを繰り返して何度も浴槽の中で深呼吸をしては温泉の湯気を吸った。
至福の50分があっという間に流れた。
 
それにしても、田んぼや畑、山の斜面など所かまわず噴き出す蒸気の多さ、
勢いの強さには脱帽する。
入浴後、集落を歩いてみたら四方八方を蒸気に囲まれた家があった。

家から女性が出てこられたのでお話を聞くと、
最近ではここが一番、蒸気が激しく出る地域らしい。

家の前には「乾燥室用の小屋」が作られ、その横には屋根付きの「蒸し場」もある。

これらはどの家にもある設備らしい。
当然ながら自宅の湯は温泉という。



「良いような悪いようなでね。家が蒸気で傷んで困っている」
の一言が忘れられない。


★岳の湯温泉(白地商店の露天風呂)データ★
(住所)阿蘇郡小国町西里岳湯2798-2
(電話番号)0967-46-4533(白地商店)
(営業時間)8:00~20:00
(定休日)不定休
(入浴料)1人200円(50分)・・時間延長なし
貸し切り温泉・・前の組が終われば次の組が入る貸切り方式(1回50分)の家族湯。
(泉質)  単純硫黄泉(自家源泉)  泉温90度   PH不明
(宿泊施設) (なし)
(備品)・・なし(タオル・バスタオル・石鹸・シャンプー・ドライヤーすべてなし)
(交通アクセス)JR豊肥本線阿蘇駅から産交バス杖立温泉行きで45分、
        ゆうステーションで産交バス岳の湯行きに乗り換え35分、終点下車すぐ
(車)大分自動車道九重ICから県道40号・国道210号・県道681号・国道387号を小国方面へ19km

★入浴を希望するときは「白地商店」で空き状況を聞き、入浴料を払う★
露天風呂は白地商店の店舗から少し坂をのぼったところに設けてある。
風呂に入るときには門の札を引っくり返して「入浴中」にする。
行く途中に階段あり。(車イスはムリかもしれない)


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