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【尼崎事故】事故調報告書検証チーム 遺族も参加し発足へ

2009-10-09 23:54:10 | 鉄道・公共交通/安全問題
JR脱線事故、報告書 検証チームに遺族 月内発足、情報漏洩受け(産経新聞) - goo ニュース

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 JR福知山線脱線事故の調査報告書をめぐる漏洩(ろうえい)問題で、前原誠司国土交通相は9日、報告書の信頼性の検証チームを今月中にも発足させることを明らかにした。チームは事故遺族や被害者、外部有識者らで構成する。JR西日本の山崎正夫前社長(66)=業務上過失致死罪で在宅起訴=らJR西日本幹部と、航空・鉄道事故調査委員会(現・運輸安全委員会)の委員との接触などが報告書にもたらした影響を検証するという。

 報告書の内容を正式に検証するのは初めて。前原国交相は「(報告書が)信頼に足るのか疑問」とし、「場合によっては必要な措置も取る」と、報告書の修正なども行う方針を示した。

 一連の問題では、山崎前社長が平成19年6月の最終報告書公表前に、国鉄時代の先輩だった事故調の山口浩一元委員から入手、JR西に不利になる記述を削除するよう働き掛けたことや、別の幹部が佐藤泰生元鉄道部会長と会食を重ね、調査内容や意見聴取会に向けたスケジュールを聞きだそうとしていたことが明らかになった。これまで運輸安全委は「報告書の内容がゆがめられたことはなかった」としていた。

 一方、事故の被害者らでつくる「福知山線事故・負傷者と家族等の会」のメンバーら6人が9日午前、国交省を訪れ、辻元清美副大臣に事故調査機関のあり方の見直しや漏洩問題の徹底調査などを求める要望書を提出した。午後には運輸安全委員会の後藤昇弘委員長と面談し、要望書を手渡すとともに、徹底した調査と説明を求める。
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結局、省庁というのは政治が主導しないと何も変わらないのだろう。とはいえ、遺族も参加して報告書の検証を行うということは一歩前進と評価する。

ただ、遺族は委員らと違って専門家ではないから、遺族の気持ちがあまり前面に出すぎると検証後の報告書が科学的な調査結果から離れてしまう恐れもある。遺族の心情に配慮した委員会の運営を確保しながら、感情論を排し、科学的な検証に基づく調査結果を導き出していくことが肝心だと思う。

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