島風 島風型(丙型)
昭和18年5月10日 舞鶴工廠
基準排水量:2,567トン 公試排水量:3,048トン
水線長:126.00メートル 最大幅:11.20メートル
出力:75,000馬力 速力:40.9ノット(公試運転)
主砲:12.7センチ連装3基 機銃:25mm3連装4基、13mm連装1基
魚雷発射管:61センチ5連装3基
昭和19年11月11日午前10時、オルモック湾に到着時、347機の敵機の猛攻を受け、3時間にわたる激戦の末、満身に痛手を負う。
午後5時10分、大爆発を起こして波間に消えた。(インストより)
日本駆逐艦中、最速を誇ったのが島風。アメリカ海軍の艦艇の高速化に対し、スピード面での優位性を保つために試作建造され、約3,000トンの船体に出力75,000馬力の蒸気タービン機関を搭載。公試運転で40.9ノットの最高速度を記録して日本の造船技術の高さを示した。61cm魚雷発射管15門を搭載した強力な魚雷兵装も大きな特徴だった。(パッケージより)
タミヤ1/700、旧キット島風が完成しました。
リノリウム甲板がキットでは表現されていないため、伸ばしランナーでリノリウム押さえを作りました。
間隔もバラバラで稚拙な出来ですが、雰囲気重視ということでお許しのほどを。
リノリウム甲板の範囲は同じタミヤの新キットを参考にして筆塗りしました。
2年半ぶりの艦船製作ということで、組み立てと塗装の段取りを間違えましたが、マスキングも無事に出来てなんとか塗装することが出来ました。
それでは、久しぶりのお船の完成品、島風をご笑覧くださいませ。
▼今回はいつもの塗装して作った「海面」にかえて、購入した「なみいたくん」を敷いてみました。
深い海と浅い海の2種類の色と静かな海面と通常の海面の2種類がセットされています。
写真は、深い海に通常の海面を併せて敷いています。
「なみいたくん」は照明の当て具合が難しかったです。
普通に照明器具の下で撮ると、光が強く反射して海面に広く白い面が発生してしまいます。
奥から光があたる状態が、一番自然に海面を表現できる感じです。
まだまだの感じですが、どうすればもっと海面らしく撮れるか、機会があればいろいろと試したいと思います。
▼モノクロ加工してみました。こちらの方が自然に見える気がします。
▼同じようなカットが続いてしまいました。
海面ばかり気にして、アングルを工夫する余裕がありませんでした😅
▼今回ウエザリングは軽めです。油彩ローアンバーでスミ入れとウォッシング。
フィルタリングはしないで、ハイライトを少し施しただけです。錆ダレは行いませんでした。
▼モノクロ加工写真です。
▼以下の3枚は、被写体をカメラより80cmほど離して撮影しています。
ズームして撮っています。
クレーンセットとタグボートを時間を置かずに完成させて、軍艦と並べて撮影したいと思います。
「なみいたくん」は思ったより大きくないので、戦艦、空母は置き方の工夫が必要になりそうです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
>毎度のことながら素晴らしいー。
確かにモノクロ写真の方が雰囲気がありますね。<
ありがとうございます。大戦中に活動していた軍艦ですので、時代的にもモノクロも通用するかなと思ってやってみました。
本音は、カラーでなかなか思うように撮れないので、苦肉の策としてやってみました😅
>ズームで撮った写真は実際の海で遠くから撮った本物の軍艦っていう感じがします<
ありがとうございます。離して撮影した効果が出たようで嬉しいです。
キットの全長は、126m÷700で約18cmとなります。
どうやったら「なみいたくん」の効果が出るか、撮影の仕方を試行錯誤して撮ったひとつの例です。
80cm離して撮影したので、縮尺から逆算すると、560m離れたところから撮ったことになるのでしょうか。
「なみいたくん」の波の表現も同じように離れた分、細かく表現されるので遠景写真のようになりました。
「なみいたくん」を使った撮影方法のひとつとして今後に活かそうと思います。
>細かい塗り分けがすっきり決まっていて良い姿です<
ありがとうございます。色数が少ないので塗装も楽でした。
今回、AFV的なウエザリングは控えて、スミ入れ・ウォッシングに少しハイライトを足したくらいで済ませました。
「なみいたくん」は置くだけで海面を表現できて便利です。
ただ、撮影はちょっとコツが要りそうですが......。
軍港のキット類はなるべく早く手をつけて完成させたいと思います。
>リノリウム部分の伸ばしランナーによって、ぐっと雰囲気が良くなったと感じました<
ありがとうございます。デバイダーなどを使わず間隔がバラバラでお恥ずかしい出来ですが、そう言っていただけるとやった甲斐がありました。
ダイキャストパーツはプラパーツとの段差がなければ全然問題なく、かえって重量感があって悪くはないと思います。
調整や修正が必要になった時、ダイキャストのデメリットが出てしまいます。
>なみいたを白黒で撮影する発想はありませんでした。よりリアルに見えます<
ありがとうございます。苦肉の策です😅
大戦中という時代を踏まえると、モノクロもありかなと思いました。
「なみいたくん」もモノクロだと効果が出やすいように思えます。
次回はからはモノクロメインで、カラーはおまけにしたりして、なんて本気でかんがえたりしそうです😅
>やっぱ塗装をしっかり行うとディテールを補完する事ができますね<
ありがとうございます。今回は塗装の段取りを間違えて一時焦りましたが、
なんとかまとめることが出来ました。
「なみいたくん」はその効果を期待してワクワク感いっぱいで買いましたが、
いざ使ってみるとなかなかその効果を期待どおりに出すのは難しかったです。
>クリアブルーやクリアグリーンで塗装した状態で青い板などと重ねてみるとどう見えるのか好奇心が疼いてしまいます(笑)<
確かに追加工すると、また違った効果が出るかもしれませんね。
私は加工するという発想は出ませんでした。
Choro-Pooさんの多角的に捉えていく思考は流石だと思います。
>ホワイトをドライブラシして波頭を表現してみるとか・・・<
是非、やってみてください。期待しております。
「ウォーターラインガイドブック」に情景編として、情景の模型の作り方がかなりのページ数をさいて紹介されています。
海面とか波の出し方などもでていました。少し読み込んでみようと思っています。
あとウォーターラインの写真コンテストへの作品も掲載されていて、ちょっと参考になりそうです。
>1/700ですから全長20cmに満たない大きさだと思いますが、その大きさを忘れさせる存在感があります<
とても嬉しいお言葉をいただき、ありがとうございます。
お船の小さなパーツは年を取ると共に組み立てが段々厳しくなりそうです。
お船のトレンド、P.Eてんこ盛りは到底無理なので、自分ができる範囲で作っていこうと思います。
今回、AFV的ウエザリングは控えました。サラッと仕上げた感じです。
実は完成写真を撮り直しています。いつものように撮った写真は海面がすごく光ってしまって全く納得ができませんでした。
部屋の中で撮影場所をいろいろと変えてたり、撮影する高さも高くしたりしてなんとかアップできそうな写真が撮れた次第です。
>見事な写真をありがとうございます<
そう言っていただき、撮り直した甲斐がありました😄
>甲板の塗装も何とかクリアーできた様で、流石です<
ありがとうございます。AFVのくせで塗装しないでほとんど組み立ててしまい、焦りました。
懸念していた艦底塗装のためのマスキングが出来て良かったです。
「なみいたくん」は光の当たり具合で印象がかなり変わる感じです。
どうしたらいい塩梅に撮れるか、試行錯誤しそうです。
情景アクセサリーはすぐに製作を始める予定です😄
確かにモノクロ写真の方が雰囲気がありますね。
大きく感じますが、実際にはそんなに大きくないんですよね?
ズームで撮った写真は実際の海で遠くから撮った本物の軍艦っていう感じがします。
なみいた君も知りませんでしたが、なるほど飾っておくのに良さそうです。港の情景、楽しみにしています。
リノリウム部分の伸ばしランナーによって、ぐっと雰囲気が良くなったと感じました。
ダイキャストとプラパーツの段差がなく、自分が昔作ったものとは全く違っていてカッコイイです。
なみいたを白黒で撮影する発想はありませんでした。よりリアルに見えます。
良いものを見せていただきありがとうございました。
やっぱ塗装をしっかり行うとディテールを補完する事ができますね。
なみいたくんも有るのと無いのとで大違いですね。キラキラ感が素敵です♪。
そのなみいたくんですが、クリアブルーやクリアグリーンで塗装した状態で青い板などと重ねてみるとどう見えるのか好奇心が疼いてしまいます(笑)。
hajimeさんの写真のようなキラキラ感がなくなってしまうかもしれませんが、ホワイトをドライブラシして波頭を表現してみるとか・・・。
そのうち絶対実験してみようと思いました。
1/700ですから全長20cmに満たない大きさだと思いますが、その大きさを忘れさせる存在感があります。
モノクロにすると更に重量感も出ます。
海面との調和も取れていて素晴らしいです。
ハイライトや墨入れの効果で立体感や精密感も十分に出ています。
見事な写真をありがとうございます。
そして、ご苦労様でした。
甲板の塗装も何とかクリアーできた様で、流石です。
「なみいたくん」は、興味ある素材ですが、使いこなすのは難しそうですね。
情景アクセサリーとの合体が待ち遠しいです。