涼月 防空駆逐艦秋月型 3番艦
昭和17年12月29日 三菱長崎造船所
公試排水量:3,470トン
水線長:132.0メートル 最大幅:11.6メートル
出力:52,340馬力 速力:33.58ノット
主砲:10cm65口径連装高角砲/4基 機銃:25mm3連装/7基
魚雷発射管:61cm4連装発射管/1基
同型艦、秋月、涼月、初月、若月の4隻で第61駆逐隊を編成した。
昭和20年4月6日、大和水上特攻作戦(天一号作戦)において戦艦大和防衛任務にあたる。
大和防衛のために対空射撃を行なったが、米軍機の猛攻を受け、艦橋全損、機関部並びに船体前部切断損傷の大被害を受け、撃沈されたものと認識されたが、後進で佐世保に帰還することに成功し、武運の強さをみせた。
佐世保工廠の修理で艦橋を角型の簡易構造に変更され動力を失ったまま佐世保に防空砲台として設置され、佐世保空襲の際には、襲来してきたP51マスタング戦闘機を一機撃墜の成果を上げている。
防空砲台の状態で終戦を迎える。終戦後は船体上の構造物を撤去の上、姉妹艦冬月と共に福岡県若松港の防波堤となった。
アオシマ1/700、涼月を完成とします。
タミヤのパネルラインのブラックを墨入れ及びウォッシングして完成としました。
今回は防空駆逐艦の勇姿を保ちたい気持ちがあって油彩によるウエザリングは行いませんでした。
拡大した写真では砲口、砲身のパーティングラインが目立っております。どうかご笑覧くださいませ。
涼月、竣工おめでとうございます。
高射砲が上空の敵機に向けて応戦中というところでしょうか。
ピンバイスで開けた舷窓が良い感じですね。
お疲れさまでした。
カッチリした制作でかっこいいです。
私は最近、飛行機ばっかり作っているので
また、艦艇も作りたくなってきました。
ご指摘のごとく防空駆逐艦の特徴を出したくて高射砲に角度をつけて応戦中を表現しました。
ただ前部の高射砲は少し角度をつけ過ぎてしまった感があります。出来上がって撮影した写真を見てそう思いました
船体がのっぺりしていたので舷窓だけ追加しました。良い感じと言っていただけて嬉しいです。
当初、お舟もAFVのように全部組み立ててから塗装していました。でもそうすると塗りにくい場所、エアブラシの吹き漏れが出たりするので気がつくと組みながら塗装するようになりました。そのあたりがカッチリとした製作につながったのだと思います。この涼月にはウエザリングをほとんどしていませんが、姉妹艦の冬月にはたっぷり施してみようかなと思います。
私の方は次にコルセアか零戦を作りたいのですが、9月に報告した通りお手つき品がまだまだ残っています。次は多分グラントを作ることになりそうです。
舷側窓の穴あけ、お疲れ様です。 しっかり効果が出ていますね。
ウィンチや救命ボート、機関砲などの細かい塗り分けもお見事です。
防空駆逐艦というのがあったのを初めて知りましたが、高射砲と対空機関砲だけで魚雷発射管が無いんですね。
輸送船団や空母を敵機から守るのが任務だったのでしょうか。
高射砲の角度が「いかにも」という感じを演出しています。
防空駆逐艦は、空母機動部隊を編成するにあたりその防備のために生まれました(学研 帝国海軍艦艇ガイドより)。米軍の機動部隊との海戦が起こる可能性が高いので対空性能が高く、空母に随伴して遠距離作戦をこなすため軽巡なみの船体になったようです(同書より)。
魚雷発射管は、実は4連装を1基装備しています。当初は「直衛艦」という新艦種にすることも考えられたらしいのですが、魚雷に偏重していた海軍はこの艦にも魚雷を装備して駆逐艦としてしまいました。何か海軍内の飛行機屋と水雷屋とが喧々諤々の末、妥協した様子が目に浮かびます。米軍ならクラキン様のおっしゃる通り用途にあった防空装備のみにしたでしょう。
舷窓はあまりにものっぺりした船体だったのでせめてこれだけでもと思って開けました。効果があったようで嬉しいです。
主砲の角度は高角砲を表現したくて角度をつけましたが、少しやり過ぎたかなとも思っています(笑)。
高角砲を最大迎角にしている構図が、斬新かつ迫力満点ですよ
船窓を開けられたのが実感を高めていますね
船模型は細かい塗り分けが大変だと思いますが、きっちり出来ているのが流石ですね
私は作る自信が無いので、船模型製作はパスさせて頂いて
人様の傑作を拝見させて頂くだけにしておきます。
せっかくの高角砲なので最大迎角を試してみました。
迫力出たようで嬉しいです。砲身を全て同方向に同角度にしたらもっと効果が出たかもです(あくまでも想像ですが・・・)。
窓空けもルーチンワークしてきた感じです。船舶の塗り分けは目が辛くなってきましたが、駆逐艦クラスならなんとか行けます。それより巡洋艦以上や特設艦などになると小さな部品が多くて今度は組立がきつそうです。私の場合、ほぼ素組みですからなんとかやっていけそうですが・・・。
艦船モデラーの方々の本格的な作例は、エッチングパーツてんこ盛り、張り線満載みたいですね。手すりはチャレンジしたい気持ちはおおいにあります
仰角を付けた主砲は初めて見ましたが、なるほど動きが有って迫力満点です。砲の向きは、つい、軸線に揃えていましたが、参考になりました。
細かくて小さい部品は、歳を取ってくると段々辛くなりますね。もう完成させたい一心でやってます
高角砲を積んでいることを強調したくて砲身に角度をつけましたが、絵的に効果を出すならば1枚目の写真の右端にドーントレスを出してその尾翼の真後ろから写真を撮れば臨場感が出る気がします。これはもうディオラマっぽいかな。
後は後方に戦艦大和を配置するとかでしょうか。いろいろ瞑想しながら作るのも模型の楽しみの一つかもしれませんね。