プロスペクト理論(prospect theory)
同じ1000円の損でも、1万円もっている人と、10万円持っている人とでは、その損に対する主観的な感覚は違う(感応度低減性)。あるいは、死亡率10%と生存率90%という表現は、数学的には等価であっても、死亡率のほうをより誇大に受け取ってしまう(損失回避性)。また、10人中のトップと、100人中のトップとでは、同じトップでも喜びが違う(参照点依存性)
このように、経済合理性、数学的論理性から考えると「非合理的な」人の判断について理論化してみせたのがプロスペクト理論である。行動経済学が展開されるきっかけを作った理論である。
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