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キャリアアップのための発想の心理学

2010-01-30 | 認知心理学
02/12/14 海保 培風館 02/12/14 海保 培風館
海保博之(筑波大学心理学系) 松尾太加志(北九州市立大学) ************************* はじめに

●頭脳を有効活用する  
ビジネスマンを取り巻く環境が厳しさを増している。  
今まで以上に、頭を有効に活用して、競争に打ち勝つことが求められている。  
発想管理とは、「みずからの発想を状況にあわせて最適なものにすること」である。発想することは誰にでもそれなりにできる。しかし、その質は、発想管理のコツを知っているかどうかで著しく異なるはずとの思いで、考えてみたものである。  
頭を目一杯使っているようであっても、実は使い残しや稚拙な使い方をしているということが多い。  
本書では、ビジネスマンの仕事のさまざまな場面を想定して、どのように頭を使うと効果的かを、認知心理学の立場から提案してみる。  
認知心理学とは、頭の働きを研究している心理学の1分野である、そこには、頭脳資源の有効活用を考えるヒントが豊富にある。  

●本書の構成と読み方  
ビジネスマンの生活を、仕事を中心に、「企画」「会議・プレセンテーション」「知的実務(デスクワーク)」「対人関係」「休息・遊び」をもっぱら想定してみた。  
それぞれの分野で鍵となるキーワードを数個程度、合計40個を抽出して、次の3部に分けて、発想の自己管理のヒントを提案してみた。  

1部 発想のくせを知る   
2部 発想を豊かにする   
3部 発想を表現する   

どの部、どの項目から読んでいただいても良い。  
まずは、自分の気になる用語を見つけて拾い読みをしていただく。  
あとは、本棚から時折引き出してその時々に気になる用語を見つけていただき、10分間読書をしていただくことになる。  
各キーワードの解説の最後のページ(4ページ目)は、そのキーワードにかかわる図解、実習、クイズ、コラムなど、バラエティに富んだ内容を盛り込んでみた。そこだけ見てもそれなりに理解し、楽しめるようになっている。

●読んでほしい方々  
読者のターゲットとしては、30代後半から40代のビジネスマンである。  
やや特異な年代に絞ったのは、30代後半は、現場離れの時期である。それまでは、仕事をしゃにむにやってきたが、それを部下にまかせて自分は管理的な仕事に軸足を移す時期である。  
管理的とはいっても、人事管理などのどろどろしたものだけではない。  
部下をも巻き込んだ発想管理も大事な仕事になってくる。  
自分の頭の使い方も変えざるをえない。それまでの頭の使い方を振り返り、新たな仕事に立ち向かえるように、頭脳の使い方の切り替えが必要になっている。  
本書は、そんな方々を支援することをねらったものである。

2002年1月11日 海保博之  

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
('-^*)ok (green)
2010-01-30 12:28:34
('-^*)ok


30代後半…、

いずれgreenも年をとり、
もうすぐ バレンタインデーには ○○歳
ギョッ(;゜O゜)

になってしまいますf(^_^;)

今後に役立てたい本です(^◇^;)
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