大学
2021-05-19 | 教育
大学には3つのタイプがある。
ひとつめのタイプは、世界レベルの研究を支える大学
2つ目のタイプは、リベラルアーツを中心とした、教育の中で豊かな教養と
人間力を磨いたオールラウンダーを輩出する大学
3つ目のタイプは、国民としてきちんとした常識と勤労者としての
健全な労働倫理を身につけた善良な社会人を育成する大学
(諸星裕)
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日本では、780余もの大学がひしめいている。
大学進学率50%越えへの対応の結果である。
こうなると、大学も、その教育目的によって、おなずと種別化される。
名言は、それを大胆に3つに種別化することを提案している。
おおむね妥当だと思う。
問題は、この3つに偏差値序列がぴったりと対応してしまっていることである。
したがって、どの大学も、第3グループーー悪いほうの呼び名はいくらでも
思いつくが、名称が難しい。専門学校型あたりかーーーを標榜しないことである。
しかも、数の上で圧倒的に、このグループの大学が多い。
しかし、どの大学も、東大型を志向する、いや志向せざるをえない。。
なぜか。
それは、そのタイプの大学しか、大学教員も職員も知らないからである。
博士号取得教員は、そういう大学で育ってきたからである。
結果として、教員と学生との相性が極めて悪くなってしまう。それが、こうした大学教育の現場を難しものに
している。
大学生ではなく高校4年生という観点から、それにふさわしい教育のできる教員を集めることからはじめる必要があるのかもしれない。
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