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宣言的知識(declarative knowledge>学生が解説すると

2019-10-24 | 心理学辞典

宣言的知識(declarative knowledge>
知識には大きく分けて二つの種類があります。一つは、宣言的知識、もう一つは手続き的知識と呼ばれています。
宣言的知識というのは、例えば、「地球は丸い」とか、「りんごは赤い」、「ケーキは甘い」などといった、誰が見てもそうであるという、事実に関する知識のことです。宣言的知識は、「何々は何々である」という文章の形で表すことができます。
一方、手続き的知識というのは、ピアノの弾き方や、自転車の乗り方、車の運転の仕方、話し言葉によるコミュニケーションなど、習い覚えて身についた技能のことを言います。手続き的知識は、「もし、何々すれば何々になる」という規則の集まりですが、必ずしも言葉やイメージで他人に伝えることができるとは限らず、無意識のうちに働いていると考えられています。
私たちは、膨大な量の宣言的知識をもっていますが、それを使って手続き的知識を持つようになる、と言われています。(MY)


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  宣言的知識とは、言葉によって言うことのできる知識で、辞書に載っているようなものを言います。例えば、「~は~である」「~するためには~が必要である」といったことです。もっと具体的に言うと、「鎌倉幕府ができたのは1192年である」といった知識のことを言います。それが何であるかを知っていること(Knowing-what)が宣言的知識にあたります。
  反対に、記憶しているにもかかわらず、意識したり言葉に出して言い表したりできない知識ややり方を知っていること(Knowing-how)を手続き的知識といいます。自転車の乗り方や折り紙の折り方などがこれにあたります。
  一般的に、宣言的知識よりも手続き的知識の方が長続きするのが普通です。例えば、社会や理科で習った事や人名(宣言的知識)は長い年月が経つと忘れられてしまうことが多いですが、何年自転車に乗っていなくても、乗り方(手続き的知識)を忘れてしまうことはめったにないですよね。(TY)


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宣言的知識とは、「○○とは▲▲のことである」という、辞書に記述されているような知識のことです。宣言的知識を説明するときに深く関わってくる、習い覚えて身につけたような知識を手続き的知識といいます。どちらの知識も長期記憶の中にあるといわれています。
 例えば自転車に乗る練習をするとします。「自転車に乗るにはハンドルを握り、サドルに座り、ペダルをこぐ。自転車をとめるには、ハンドブレーキを握る。」この知識が、宣言的知識です。ただ、この知識だけがあっても、実際に自転車に乗る練習をしなければ、手続き的知識は身につかず、自転車には乗れません。そこで、宣言的知識に基づいて、自転車に乗る練習をしたとします。最初はもちろん乗ることはできませんが、練習しているうちにだんだん上手になり、ついには自転車に乗ることなんかなんでもなくなり、一種の移動の手段として使えるようになっていきます。この知識が手続き的知識です。このように、宣言的知識だけがあっても、手続き的知識がなければ、役に立たないことがしばしばあります。「知識だけがあっても、行動が伴わない」といわれるのは、宣言的知識のみしか身につけていないときです。
 宣言的知識をくり返して使用することによって、手続き的知識を蓄積することができます。(HM)

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