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仕事脳

2020-11-21 | 教育
仕事脳

歴史のある大企業には、人材をだめにする環境がそろっている。
――
使われない筋肉がどんどん衰えていくように、こうした安逸な職場で
長く勤務していると、「仕事脳」は発達するどころか、むしろ退化の一途をたどることになる。

(樋口晴彦)
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名言では、脳を仕事脳と勉強脳とにわけ、
勉強脳が、学校での勉強によって養われるのに対して、
仕事脳は、自分で問題を発見し解決する能力とする。
その仕事脳が、知的怠惰であることを暗黙裏の文化とする組織では、陶冶できない。
それは、結局は、組織を破滅に導くし、本人も使いものにならない人材と化してしまう。
社会的な安定と豊かさは、あらゆるところで、怠惰を容認してしまう。
肉体的な怠惰は内からも外からも目にみえるので、対応がしやすい。
しかし、知的怠惰は、自ら気づくこともできないし、周りからは、むしろKY(気配を読める)、あるいはよくできる、話がわかるとして好意的に評価されてしまうことさえある。
たとえ、気が付いたとしても、強固な歴史的な知的伝統の立ち向かうには、徒手空拳では無理。おとなしくしているにしかずとなる。







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