ある退職教師のつれづれなるままに

38年間の教職26.3.31退職
4月1日再任用。自分の目でみたこと感じた事など
つれづれなるままに記します。

2025-48 映画 「小学校」を見て

2025年03月13日 | 日記

教育とは何か、映画「小学校」から        

監督はイギリスと日本にルーツをもつ山崎エマさん。どこにでもある東京の公立小学校。1年生と6年生に焦点をあて2,021年コロナ禍の中で150日取材撮影。1時間40分の短編ドキュメンタリー映画でフィンランドやエジプトなど海外で評判になっている作品である。

入学したばかりの新1年生がズックの置き方、鉛筆の置き方から始まり算数セットのし細かい学習のきまりや掃除、給食当番、運動会、入学式など学校行事を通して1つ1つ身につけていく過程を丁寧に追っていく。きまりが苦手なこどもにも寄り添い見放さない担任。6年生にも悩みが高学年としての悩み。苦手な縄跳びへの挑戦し克服する様。教師側にも指導への葛藤。それぞれが1年を通して成長していく。泣き笑いのつまった日常の教室・学校文化が展開されていく。集団指導は強めると同調圧力やいじめの温床に転じる危険性もはらむが、日本独特の生活指導や特別活動により多様な子どもの成長が描かれている。教育とは何か、教師とは、改めて考えさせられる作品である。

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