草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

福島県民の怒り恐れた菅首相の姑息なパフォーマンス

2011年04月02日 | 災害

 菅直人首相はどうして福島県民を恐れているのか。罵倒されても、真剣に話を聞くべきだったのではないか。岩手県の陸前高田市を訪れた菅首相は、被災者との懇談の模様を報道陣からシャットアウトし、いつもながらの報道管制をやろうとした。しかし、これに反発したTBSは、その事実をニュースで公表した。また、NHKのラジオでは、被災民の生の声をストレートに流した。そこに居合わせた主婦が、菅首相がやってきたことで、どれだけ迷惑しているかを、正直に語ったのだった。車の整理とか、迎えるための準備が大変だったからだろう。テレビではNHKもその部分をカットしていたが、現場の記者は、いくらNHKであろうとも、菅首相の身勝手さには反発を感じたのだと思う。福島県民として、一番腹が立ってならないのは、いわき市や飯舘村、南相馬市に足を向けないで、東電の関係者や自衛隊員がほとんどのJヴィレッジに足を延ばしただけで、そそくさと東京に戻ったことだ。被災地のなかでも、とくに福島県民は、福島第一原発を何とかして欲しいと思っている。長期化が予想される事態になっていることで、絶望的になってきているのだ。菅首相のパフォーマンスは、あまりにも姑息過ぎる。  

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菅首相は原発の長期化を望まぬ福島県民を逆撫でするな!

2011年04月02日 | 災害

 福島第一原発の放射能漏れは長期化することが、ほぼ確実になった。ようやく御用学者でない原子力研究者が重い口を開いたことで、第一号機から第三号機まで、燃料の一部が溶けて、原子炉圧力容器下部にたまっており、現在のような応急的な処置では、圧力容器の壁を熱で溶かし、突き破ってしまうというのだ。そうなれば、これまで以上に原子炉内の放射能が拡散して、大変な事態になる、と指摘しているのだ。ようやくここにきて事故の全体像が見えてきた。ということは、一刻の猶予もならないということではないか。昨日の記者会見で菅直人首相は「福島原発については長期戦も覚悟して、必ず勝ち抜いてゆく」と大見得を切った。本人はそれでひとり悦に入っているかもしれないが、福島県民にとっては、それはあまりにも冷酷な言葉である。南相馬市から自主避難している人が多い、福島市の福島東高校には、約150人ほどが収容されているが、そこには洗濯機が一台しかない。簡易トイレも少なく、体育館に布団を敷いているだけで、寒々としている。そんな生活をこれからも続けろうというのだろうか。民主党政権には危機管理能力は無理なのであり、何度でも言うが、安全保障上の観点からも、警察、自衛隊、米軍に主導権が移るべきなのである。

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