歌詠みの真似しておれば本崩れ三上卓氏の顔が表紙に
磐梯を日々仰ぎつつ大晦日日橋川もやすらかなりき
地に落ちし会津の歴史反芻すさかしら心持たぬがゆえに
しょんぼりとたたずむ老婆大晦日イヤホン耳にラジオ聞きしか
会津なるしゃっけい風にさらされて料理づくりに励む妹かな
すべからく忘れしことと思いつつ心の棘をひきずりており
大晦日あだに過ぎ行くさみしさを噛みしめており荒れ野にありて
物の怪が雪に傾く廃屋の奥より覗く集落ありき
円山の月にはあらず会津なる寒き荒れ野を青く照らさん
おのが息整えるよう歌を詠む上手求めず愚直に徹す
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