人を馬鹿にするにもほどがある。石破茂という政治家のいい加減さは常軌を逸している。自民党や公明党のなかで、政権の中枢にいる者たちが、わざとマスコミに「新たな給付金や減税」をほのめかしたと思ったらば、昨日は林芳生官房長官が打ち消しに躍起になった。
最初からやる気などないのに、国民にぬか喜びさせただけなのである。7月の参議院選挙に向かって自民党は自滅の道を歩んでいる。自民党の国会議員はそれで本当によいのだろうか。「新たな給付金や減税」に大きい一歩を踏み出す力すら失ってしまったのだろうか。
トランプ関税の目的は明確である。明らかに中国潰しを画策しているのだ。トランプの経済政策は理屈に合わないが、中国の暴走をストップしたいという政治的な意図は理解できる。
安倍さんがトランプと意気投合したのは、共同して中国の脅威に対抗するという戦略で一致したからだ。石破は中国に気兼ねばかりしている。森山裕幹事長の中国訪問などは、まさしく愚の骨頂である。アメリカが激しくやり合っているのに、その敵に塩を送ると思われても仕方がない。
追い詰められた中国は、軍事的に暴発する危険性も否定できない。狙われるのは尖閣か台湾である。それをさせないためにも、防衛力整備は喫緊の課題である。もはや親中派や媚中派の政治家がのさばることは許されないし、東アジアの状況はそんな甘い状況ではないのである。