安全保障は相手があってのことであり、それを無視して、装備について語るのは間違っている。護衛艦の「いずも」型を改修して、小型空母にしようとするのは、時代の要請であり、避けては通れない。いかに横須賀にアメリカ第七艦隊の基地があっても、自国の防衛は自国でやるのが筋なのである。専守防衛にこだわる議論があるが、安全保障環境が激変している中では、平和ボケ以外の何物でもない▼中共などの反日国家の代弁者である毎日新聞などは、自衛隊にも異論があるとか書いているが、どこにでも少数意見はある。それを大々的に取り上げることで、中共の援護射撃をしたいのだろう。空母が必要だというのは、シーレーンの防衛と深い関係がある。石油のほとんどを中東に依存する我が国は、それがストップすれば死活問題なのである▼現状のままでは、日本本土からいくら航続距離の長い戦闘機でも、我が国の艦船を防衛することはできない。どこにでも移動することができる空母に戦闘機を積めば、格段に防衛のレベルは高まるのである。最新鋭のステレス戦闘機「F35B」であれば、100メートル強の滑走で離陸し、垂直に着陸することができる。搭載する対地ミサイルの性能も向上しており、コストパフォーマンスの面でも問題はない。我が国を守り抜くために、今は抑止力を高めるしかないのである。
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