今日の衆議院予算委員会の質疑を聞いていて、民進党のくだらない質問に辟易した。とくに酷かったのは辻元清美であった。南スーダンにいる自衛隊の安全について「もし犠牲者が出たなら、辞任するつもりがあるか」と安倍首相に迫った。医務官が何名同行しているかも答弁させた。脆弱であることを世界に公表してしまったのだ▼安倍首相を煙たく思っている国家があれば、工作員を南スーダンに潜入するか、さもなければ南スーダン人を使って、自衛隊に攻撃を仕掛けてくる可能性がある。辻本自身がそれを望んでいるから、そんなことを平気で口走るのだろう。政局に利用したいのである。あまりにも軽率過ぎる▼南スーダンでは人口の約4分の一にあたる280万人が飢餓に苦しんでいる。子供たちは性的な暴力にさらされ、1万5千人もの子供たちの多くが武装グループに徴用されている。その現状を見かねて国連が乗り出したのである。自衛隊は危険な任務であることを承知で、現地に派遣されたのである▼国際貢献の最前線に日本人が立つことで、日本に対する評価は変わってくる。自衛隊と同じ国連の指揮下にある外国の軍隊が、もし武装した勢力に襲撃を受けた場合に、さらには邦人の保護が必要になったときに、みすみす手をこまねいて見ているわけにはいかない。安倍内閣は堂々とその議論をすべきなのである。
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