草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

新党立ち上げの難しさと日本保守党

2024年11月21日 | 祖国日本を救う運動
 日本保守党は岩盤保守に背を向けられつつあるのではないか。不甲斐ない自民党を外から発破をかける意味でも、当初は期待されたのだが、政党としての体裁が整わないままに、自滅の道を歩んでいるように思えてならない。
 自民党内の保守派が根こそぎ排除されようとしている状況下で、果敢にそれに立ち向かうというのは、それこそ岩盤保守にとっては拍手喝采であった。
 しかし、陣立てがあまりにもお粗末で、党員の数を増やすことに専念したために、内紛が起きてそれが致命傷になろうとしている。先の総選挙で、もっとまともに取り組んでいれば、自民党から国民民主党に流れた票の多くを取り込んで、10議席近く獲得する可能性もあっただろう。
 それができなかったのは、党としての組織が整っていなかったことと、戦術的な失敗が大きい。公私混同ということで、朝8を中心にして支持者を集めるというスタイルも誤解を招いた。飯山陽さんの批判に対しても、百田氏や有本氏が具体的な反論をしなかったことが、党員や支持者の失望を招いている。
 ネットの力や特定の人間に依存するのではなく、もっと拡がりをもった政党を目指すべきだろう。羹に懲りてなますを吹くのではなく、貴重な経験を今後に生かすべきなのである。
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ステレス大連立によって日本は中国の属国になる

2024年11月14日 | 祖国日本を救う運動
 国民が選挙で信任もしていないのに、石破茂と野田佳彦の野合によって、日本の政治が決められようとしている。背後にいるのは中国であり、財務省である。
 自民党が保守党からリベラル思想に毒され、大衆に迎合する路線を選んだのは、岸田文雄が首相になってからである。その影響で、先の総裁選で、保守派の高市早苗さんが敗れるといった結果を惹起させた。
 石破が少数与党になっても、退陣しないでいられるのは、野田佳彦が野党第一党の代表であるからだ。予算委員会の委員長ポストを立憲民主党に渡したのは、何度でも言うが、ステレス大連立が成立したことを意味する。
 マスコミは、かつての民主党政権が誕生したときのように、面と向かって石破を批判しないだろう。保守派が勢いを盛り返そうとすると、その度に「裏金議員」と囃し立てるだろう。憲法改正など夢のまた夢になってしまった。
 今後もっとも恐れるのは、ステレス大連立によって、ソフトスターリニズムの支配下に入ることだ。国民の監視を強化し、左右の少数派は排斥の対象となるだろう。今すぐに石破内閣を倒す必要があるのは、なりふり構わず中国の軍門に下り、増税を推し進める政治勢力が大きな数を確保したからなのである。くわばら、くわばらなのである。
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石破がサイバー攻撃への対処法案を見送ったのは媚中だからだ

2024年11月05日 | 祖国日本を救う運動
 先日の総選挙で岩盤保守が、自民党に投票しなかったのは、石橋茂への反発があったからである。今回だけは国民民主党や参政党、日本保守党と書くことで、自民党の保守派を勢いづかせようとしたのだ。そこに20代、30代の若者も加勢したのである。
 マスコミのミスリードに踊らされて、自民党に背を向けたわけではないのだ。パーティ券の不記載を騒ぎ立てた立憲や共産に票が増えなかったのは、そのせいなのである。
 つまり、高市早苗さんが総理総裁になっていれば、自民党は確実に総選挙で大勝したのである。石破のように、「裏金議員」とか言って、パーティ券不記載を蒸し返すこともなかったのである。
 米国の大統領選挙が目前に迫っている。トランプやハリスのどちらが勝っても、対中国政策は厳しくなるだろう。石破のような媚中派がトップにいては、日本は中国の属国になるしかない。石破はサイバー攻撃の対処法案の通常国会への提出を見送ることにした。それだけでも日米関係を損なうものである。一刻も早く、石破を退陣させなくてはならない。その意味でも7日の自民党の衆参両院懇談会では、徹底的に現執行部を追い詰めなくてはならないのである。
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国民民主党は西尾末広の言葉を肝に銘じるべきだ

2024年11月04日 | 祖国日本を救う運動
 民社党の創設者であった西尾末広は「政権を取らない政党は、ネズミを捕らぬネコと同じだ」という言葉を残している。 国民民主党の支持基盤は、旧同盟系の労働組合であり。西尾のその言葉を、玉木雄一郎代表は噛みしめるべきだろう。しかも、西尾は一職工からの叩き上げであった。
 さらに、西尾はコミンテルンやコミンフォルムの影響下に入ることを拒否し、日本における民主的社会主義の先駆者であった。いうまでもなく左翼全体主義と果敢に戦ったのである。
 高市早苗さんも、玉木代表も、西尾のような使命感を抱いて、日本の救う先頭に立ってもらわなくてはならない。政策で勝負するのは、今の政界では2人しかいない。これまでの行きがかりを捨てて、がっちり手を組むことで、日本を救ってもらいたいのである。

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憎悪を煽るのが全体主義政党の手口だ

2024年10月31日 | 祖国日本を救う運動
 全体主義政党というのは、自分たちの結束を維持するためにも、特定の個人や集団を憎悪の対象にして血祭りに上げなくてはならない。それをやり続けなければ、党が崩壊するのである。
 ナチスがその典型であった。ヒトラーは独自の政策というよりも、絶えず敵をつくらなくてはならなかった。ユダヤ人はその犠牲になったのである。アジテーションは全てそのためのものであった。スターリンは同志を次々と粛清して「人民の敵」というレッテルを貼った。農民を根絶やしにしようともした。
 日本保守党をめぐって、ネットが真っ二つに分かれているが、驚くべきことは、百田氏や有本氏の言い分や、それを支持する人たちの言説が、考え方の違いよりも、人間性をボロクソに否定することに血眼になっていることだ。
 もっとも重要なことは、法に触れるような問題がどちらかにあるかどうかである。百田氏は刑事で訴えると息巻いているが、その具体的な事実については何も語っていない。飯山氏は昨日あたりのユーチューブでは、トーンを落とした喋り方をしている。もしかすると、タイミングを見ているのではないだろうか。
 全体主義政党であるかどうかは、まともな政策を掲げ、自分以外の他者と議論する寛容さがあるかどうかだ。国政政党になった日本保守党が、実際に議席を得た河村たかし氏に権限を委譲するのは当然のことであり、厳粛な結果を前にして、落選組は力を失うのは仕方がないことなのである。

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飯山さんの日本保守党批判にネットリンチで対応するのは止めるべきだ

2024年10月20日 | 祖国日本を救う運動
 飯山陽さんんの百田氏や有本氏への批判もすさまじいが、それ以上に驚愕するのは、日本保守党支持者によるネットリンチである。その批判が真実であるかどうかをよりも、飯山さんの存在自体を否定し、聞く耳を持たないのである。
 彼らの過激な言動の背景にあるのは、全体主義を生みなねない精神的な荒廃である。自分たちが信じている理論らしきものは、すでに破綻しているのに、それを認めたがらず、批判する者を抹殺しようするのである。
 百田氏や有本氏のいい加減さは、彼らにとっては逆に称賛に値するのであり、もっとも核心的なテーマである皇統を護ることも、どうでもよいのである。NHKのアンケートにまともに対応しなかったことは、多くの党員をガッカリさせたのではないだろうか。
 百田氏や有本氏にカリスマの要素はまったく感じられない。にもかかわらず、暴走する信者がいるのである。エリック・ホッファーは「欲求不満をもつ者は、その時代の下劣さと堕落とが救い難いものであることを長々と述べ、それによって、自分たちが失敗し孤独であるという感じを和らげるものである」(『大衆運動』高根正昭訳)と書いている。
 自らの孤独を直視する勇気がなく、他者を罵倒することに生き甲斐を感じるのである。いうまでもなくそうした言動は、保守派にとって、もっとも嫌悪すべきことなのである。
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日本保守党は皇統を護る気があるのか

2024年10月19日 | 祖国日本を救う運動
 今日の飯山陽チャンネルはまたまた衝撃的であった。減税日本と組んだときから、政策的なすり合わせは難しかった。それでも野合をしたことを伏せてきた。しかし、それがバレバレになってしまったのだ。
 自民党の保守派が生ぬるいと批判していたのに、自分たちの比例の候補者にリベラルが紛れ込んでいたのだ。女系天皇や女性天皇を認めないことを、日本を護る一丁目一番地にしてきたくせに、それはどうでもよくなってしまったようだ。
 騙された日本保守党の党員は、怒りを示すべきだろう。まともな人たちが決起して、党を刷新すべきではないだろうか。いくら何でもポスターを見ても、百田・有本党である。右翼のように日の丸をあしらった服を着ていても、それが商売になると思ってしているのならば、あまりにも酷い。
 東北は比例候補も出していないので、小選挙区は高市さんに入れた自民党議員、比例は国民民主党に一票を入れたいと考えている。日本保守党は、飯山さんの批判に誠実に答えるべきである。騙された人たちを甘く見てはならないのである。
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保守の新興政党の登場は大衆のエネルギーの爆発だ!

2024年10月19日 | 祖国日本を救う運動
 日本保守党や参政党を語るにあたって、その指導部のいい加減さは、たいしたことではないのである。それ以上に、大衆の爆発的なエネルギーが政治を動かすことの方が重要なのである。とくに、百田氏や有本氏の政治家としての能力には問題があるが、それと支持者は分けて考えたいのである。
 年老いた僕のような世代は、60年安保の際に語った、吉本隆明のあの言葉が、深く脳裏に刻み込まれている。「安保闘争のなかでもっとも貴重だったのはいかなる既成の指導部をものりこえてしまい、いかなる指導部をも波涛のなかに埋めてしまうような学生と大衆の自然発生的な大衆行動の渦であった」(『擬制の終焉』)と書いたからである。
 日本保守党内部にもめごとがあっても、今回の総選挙で国政政党になろうとしているのは、特定の誰彼がいるからではない。大衆のやむにやまれぬ思いがあるからなのである。それが今後どのような方向を目指すかは、皆目見当が付かないが、戦後レジームにとどめを刺す、転換点になることは間違いがない。
 そうした見地から眺めれば、また違った風景が見えてくるのである。あくまでも百田、有本氏などは当面のリーダーでしかなく、真の意味で指導部を形成するのはもっと別な人間たちでないかと思うからだ。

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石破と岸田の保守派つぶしは本に返る賢明な政策ではない!

2024年10月11日 | 祖国日本を救う運動
 石破と岸田は「してやったり」と思っているだろう。とくに岸田は、総理の座を追われても、またチャンスがめぐってくると考えているに違いない。しかし、それは甘いのである。保守派つぶしをして、自民党を弱らせたことは、最終的には、岸田自身の自滅をもたらすことになるのだ。
 安岡正篤は呉子の「道とはもとに返り始に復る所以なり」の言葉を引用し、「木が本当に茂るということは、常に根を培養して、枝葉末節をうまく始末しなければなりません。これが道であります。この道に基づいて事を行い、功を立てるのを義といいます」(『先哲講座』)と述べるとともに、「これを政治に活用しますと、政道とは常に本に返り、始に復らなければなりません、賢明な政策、あるいはまつりごとは、そのようにして着々と功を収めることができましょう」(『同』)と書いています。
 石破と岸田は、自分たちの利害から物事を判断している。自民党内に内紛を起しても、保守派を一掃するためには、手段を選ばないのである。これに対して保守派は、道としての国柄を重んじている。どちらが最終的に勝つかというと、それは「根を培養している」者たちであって、小手先の政治家ではない。徐々に石破と岸田は思い知らされることになるのである。
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国民の玉木代表が主張する政務活動費の公開は正論だ

2024年10月09日 | 祖国日本を救う運動
 今日の党首討論でもっとも盛り上がったのは、国民民主党の玉木雄一郎代表が、政策活動費を自民党が今回の総選挙に使用するかどうかについて、石破首相を追及したときだ。
 石破首相は「法に則って使う」と答弁したが、政策活動費を自由に使えるのが、自民党では幹事長である。現在その職にある森山裕幹事長が、石破や岸田に近い国会議員に大盤振る舞いするのはほぼ確実である。旧安倍派潰しの軍資金にするつもりだろう。その痛いところを突いたのである。
 使途の公表義務がない政務活動費を公表するというのは、公平な選挙を行うためには、絶対に欠かせないことである。二階俊博が自民党の重鎮であったのは、幹事長時代に約47億7千万円を受け取っていたからだ。だからこそ、威張っておられたのである。
 高市さんも述べていたように、特定の人たちに配られるのではなく、平等に公平に資金が提供されなくてはならない。そして、飲食などに用いられないようにするとともに、使途を明確にする責任があるのだ。パーティ券の不記載よりも、はるかに深刻な問題なのである。
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