今の日本の政治は最悪であり。それもこれも自民党総裁選で高市早苗さんが敗れ、石破茂が勝ってしまったからである。あれから何が起きたか、パーティ券の不記載が蒸し返され、自民党の安倍派の「裏金」のレッテルを貼られ、総選挙を戦わざるを得なかった。比例からも外され、党公認を得られなかった候補者もいた。さらに、使えない金が安倍派の議員に振り込まれるなど、自民党の保守派は守勢に立たされた。
それで石破の自民党は少数与党に転落したが、その責任を取ることもなく、自らの政権の延命維持のために、石破は野党の立憲民主党と裏でつながりながら、表向きは国民民主党に接近した。減税派で積極財政派の玉木雄一郎代表は、高市さんと組むべきであったのに、石破にしてやられてしまい、自分たちの政策を通ると思っていたらば、最後の局面でひっくり返された。信用した玉木氏が悪いのである。
さらに、維新の会の共同代表になった前原誠司が石破に助け舟を出したことで、民意とはかけ離れた方向に政治は向かってしまっているのである。新興政党の日本保守党は、リベラルな減税日本と組むことで、自民党の保守派を見捨てるようなことになってしまっている。
来年の参議院選挙では、石破のままでは、自民党が持たないことは明らかである。高市さんや小林鷹之氏を支持するグループは、最後の力を振り絞って反転攻勢に出なくてはならない。そこで国民民主党や維新の会の減税・積極財政派が加わり、政治的な主導権を取り戻さなくてはならない。高市さん、小林氏、玉木氏の三人が前面に立つべきときなのである。
石破茂と野田佳彦による大連立が実現したとの同じである。そもそも石破は保守ではなく、口では憲法改正などと言ってはいるが、やる気などまったくないのである。
少数与党となった自公は、17の常任委員長のうちの8つを野党に譲った。とくに予算委員会と憲法審査会の委員長を立憲に渡したことは、まさしくステレス大連立が実現したことを意味した。
これで自民党と立憲の増税派が多数を握って、自民党の積極財政派や国民民主党の勢いを削ぐつもりなのだろう。それと同時に、安全保障政策でも、媚中派が日本の政治の中枢を握ることになった。大連立をしなくても、国会対策を自公と立憲で密にすることで、自分たちの思い通りのことができてしまうのである。
経済政策では国家の関与が強まり、官僚の力が増大するだろう。減税など夢のまた夢になる。先の総選挙の結果と逆のことが行われてしまうのだ。
さらに、アメリカとの関係よりも、中国との絆が強化され、それを批判することは、これまで以上に難しくなるだろう。石破を総理総裁にしたことで、日本丸は中国の属国化へ大きく舵を切ったのである。にもかかわらず、保守は分断され反撃もできなくなりつつある。こんなことで本当によいのだろうか。
自民党総裁選のときに高市早苗さんを選んでいれば、こんなバカげたことにはならなかったのである。自公で過半数を大幅に割る事態となり、もはや自民党は最大のピンチを迎えた。
そのトップの石破茂は、責任を取って辞める気がないのである。首班主指名に向けて、様々な動きがあるが、大きな流れは、経済政策で、積極財政派の高市さんと、それに近い国民民主党の玉木雄一郎氏、さらには、維新の会が加わっての保守の連立政権しかないのである。
石破茂や岸田文雄がやったことは、積極財政派の粛清であり、それは同時に、保守派を一掃することであった。許せないのは、旧安倍派のなかにも、それに呼応した者たちがいたことだ。
ようやくここにきて、石破の無責任さが露見した。このまま石破では自民党は持たない。この機会に緊縮派を孤立させる意味でも、高市さんを総裁にし、玉木氏や維新との話し合いに入るべきだろう。
日本を取り巻く安全保障環境がかつてなく厳しくなっており、これ以上の政治的な混乱は避けなければならない。まずは経済と安全保障政策で一致する党でまとまるべきなのである。
政務調査費を何に使おうが、そんなことはどうでもいいではないか。政治家が企業などと同じように領収書をもらって歩くというのは、あまりにも浅ましいではないか。少しは自由裁量の権限があってもよいのではないか。
国家に機密費があるように、ある程度は自由に使える資金があった方が良い。秘書の給料を流用して、犯罪に手を染めたことがある辻元氏あたりの追及に、岸田首相が手を焼いているさまは、あまりにも異常である。何でも透明にすればいいという話ではないのだ。
そうでなくても政治には金がかかるのである。小選挙区制の導入によって、政治家は選挙区に張り付くことを余儀なくされた。小さな会合にまで顔を出さなくてはならない。そうなれば食事代を払わないというわけにはいかない。その領収書をもらえというのだろうか。
政治家はしみったれた商人になるべきなのだろうか。表向きは清潔な人間であっても、国家国民のために身を投げ出さず、自己保身しか考えないようでは最悪である。
田中角栄が評価されているのは、金の集め方と配り方で巧かったからではないか。マスコミの関係者もそのおこぼれをもらっていたのではないか。マスコミはあるときはそれを批判し、あるときはそれを持ち上げてきた。民主主義は金のかかる制度である。その匙加減をどうするかは、じっくり議論するしかない。
そんなことよりも、政治家は、目前に迫った安全保障上の危機に、全力で対処してもらいたい。中国の今回の軍事演習は甘く見てはならない。マスコミはできるだけそれには触れず、政治家を悪者に仕立て、民主党政権が誕生したときのようなムードをつくろうとしている。そんな情報操作に私たちは踊らされてはならないのである。
国家に機密費があるように、ある程度は自由に使える資金があった方が良い。秘書の給料を流用して、犯罪に手を染めたことがある辻元氏あたりの追及に、岸田首相が手を焼いているさまは、あまりにも異常である。何でも透明にすればいいという話ではないのだ。
そうでなくても政治には金がかかるのである。小選挙区制の導入によって、政治家は選挙区に張り付くことを余儀なくされた。小さな会合にまで顔を出さなくてはならない。そうなれば食事代を払わないというわけにはいかない。その領収書をもらえというのだろうか。
政治家はしみったれた商人になるべきなのだろうか。表向きは清潔な人間であっても、国家国民のために身を投げ出さず、自己保身しか考えないようでは最悪である。
田中角栄が評価されているのは、金の集め方と配り方で巧かったからではないか。マスコミの関係者もそのおこぼれをもらっていたのではないか。マスコミはあるときはそれを批判し、あるときはそれを持ち上げてきた。民主主義は金のかかる制度である。その匙加減をどうするかは、じっくり議論するしかない。
そんなことよりも、政治家は、目前に迫った安全保障上の危機に、全力で対処してもらいたい。中国の今回の軍事演習は甘く見てはならない。マスコミはできるだけそれには触れず、政治家を悪者に仕立て、民主党政権が誕生したときのようなムードをつくろうとしている。そんな情報操作に私たちは踊らされてはならないのである。
僕は東北会津の人間だからだろうか。愚直な政治家が好きだ。口舌の徒や清廉潔白を口にする人間は信用できない。時には政治家は悪魔とも手を結ばなければならず、政治に金は付きものだからだ。
原敬は「政治は力なり」が持論であった。利権に手を染めたかも知れないが、住む家や生活は質素であった。同志のために金を惜しむことがなかった。金銭に対して恬淡(てんたん)であったことはあまりにも有名である。
大野伴睦などは何度も金をもらいに行ったが、快くくれたというので、すっかり原敬信者になってしまったということを『伴睦放談』で述べている。原は19歳の少年ため刺されて殺されたが、井戸塀政治家の典型であった。日本全国に鉄道が敷かれたのは、政友会の三代目総裁の彼の功績が大きいのである。
現在の保守政治家にそんな人間はいるだろうか。金で苦労をしたことがない二世、三世政治家や、エリートの官僚出身の政治家には真似ができない芸当である。大物政治家というのは、どれだけ人の面倒をみられるかどうかだ。きれいごとでは政治の世界は通用しないのである。
原敬は「政治は力なり」が持論であった。利権に手を染めたかも知れないが、住む家や生活は質素であった。同志のために金を惜しむことがなかった。金銭に対して恬淡(てんたん)であったことはあまりにも有名である。
大野伴睦などは何度も金をもらいに行ったが、快くくれたというので、すっかり原敬信者になってしまったということを『伴睦放談』で述べている。原は19歳の少年ため刺されて殺されたが、井戸塀政治家の典型であった。日本全国に鉄道が敷かれたのは、政友会の三代目総裁の彼の功績が大きいのである。
現在の保守政治家にそんな人間はいるだろうか。金で苦労をしたことがない二世、三世政治家や、エリートの官僚出身の政治家には真似ができない芸当である。大物政治家というのは、どれだけ人の面倒をみられるかどうかだ。きれいごとでは政治の世界は通用しないのである。
朝日などのマスコミの愚かな論評が次々と崩されてきている。仕事をしに上京をしていたために、小西文書について書く機会がなかったが、追い詰められているのは、小西ひろゆき議員の方なのである。
朝日やNHKの情報にしか接していない人は、高市大臣が感情的になっていると決めつける報道に騙されがちであるが、そのものずばり、捏造されたことを総務省が認めていたのである。
これを驚くべきことであった。それを指摘したのは、高橋洋一氏らであった。小西文書について、何と「上司の関与があった」との文言を、松本総務大臣や担当者が繰り返し述べていたからである。高橋氏によると、それは「上司が書き直した」ということだそうだ。
そんなことがあると普通だと考えられないが、そこまで総務省は踏み込んだ発言をしているのは確かである。にもかかわらず、立民は高市大臣を個人攻撃をしているが、それでしかできないというのは、もはや分が悪くなってきたからである。
しかも、それを話題にした高橋洋一氏のユーチューブ動画は74万も視聴されていたのである。朝日などのマスコミは守勢一方なのであり、もはや時代は変わってしまったのである。
ネットではあるが、久しぶりに昨日は国会の中継に見入ってしまった。参議院の予算委員会で浜田聡議員が質問に立ったからである。最後の質問者であった浜田議員は、山本太郎氏のような大げさな言い方もしないし、小西ひろゆき議員のような嫌らしは微塵もない。ただ淡々と語りかけるのである。しかし、それがいいのである。
ネットでは大きな問題になっているが、多くの国民がよく理解していないのに、東京都若年被害女性等支援事業を受託している団体の不正疑惑がある。これについて、浜田議員は岸田首相や厚労省の見解を質したのである。
浜田議員は「東京都若年被害女性等支援事業を受託しているのは、Colabo以外に『若草プロジェクト』『Bondプロジェクト』『ぱっぷす』があり、これらに関しても住民監査請求が通った。住民監査請求は一般的には殆どが却下され、立て続けに認められるのは異常事態。多くの国民に知って頂きたい」と訴えたのである。
さらに、浜田議員は「東京都が公法上の契約に類する契約という行政手続き上では存在しない契約方法によって4団体との契約と監督検査義務を行っている」という事実を指摘したのである。
マスコミはこの質疑をなかったことにして、ほぼ百パーセント報道しないはずだ。しかし、浜田議員によって国会で話題になった意味は大きい。
どうでもいいような質問ばかりしている議員とは違って、反論に窮するように追い詰めていくのである。論理も明快である。今後も浜田議員が登場する機会があれば、国会中継も見てみようと思う。大政治家になる可能性を秘めた大物が出現したのである。