かくされし情にやさしき緑あり
四囲の山新緑にはえ神々し
ゆるやかに緑たたえて阿賀川は
戸ノロは戊辰の役よ目に若葉
新緑に光さんさん盆地かな
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菅直人首相も鳩山由紀夫前首相と同じように、支持率の急降下は避けられないようだ。先の総選挙では、子供手当や高速道路の無料化など、財源の裏づけがないにもかかわらず、民主党が大盤振る舞いのマニフェストをつくったのに、今回の参議院選挙にあたっては、今までのことはどうでもいいような口ぶりである。仕分けをするだけで、財源が生まれると言っていたのは、まったくの嘘だったのである。あげくの果てに、今度は消費税を値上げするのだという。それも、自民党が参議院選挙向けの公約として掲げたのを、そっくり拝借したのである。自分たちが言いだしっぺでさえなければ、国民の批判をかわせると思ったのだろう。まともな論戦をすることもなく、民主党が国会を閉じたことで、国民は目くらましに遭っているが、それでも気づき始めているはずだ。朝日新聞が去る19、20日に実施した全国世論調査の結果によると、菅内閣の支持率が前の週と比べて、9㌫も下落している。菅首相が消費税の値上げを公言したことへの影響と見られているが、それ以上に、国のかたちを破壊しようとする民主党政治への批判が高まっているのである。参議院選挙の投票日までは、まだ少しは残されている。自民党を中心とした保守派は、リベラル派が中心の民主党との違いを明確にすれば、風向きは変わってくるのである。ワールドカップのサッカーではないが、日本人としての一体感を回復し、その上で難局に取り組むべきだろう。国旗国歌法案の成立に反対した菅首相や民主党ではなく、国家、国民を第一とする政治が待望されているからだ。
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全国の書店で一斉に発売中
『先人に学ぶ 憂国の言葉』
編著 峰たけし(会津若松市生まれ/歴史思想家)
B6判変型・128頁 定価:本体850円+税
長崎出版株式会社 東京都千代田区神田神保町1-18-1
Tel. 03(5283)3752 Fax.03-5281-2401
菅直人首相に隠し子がいるというスキャンダルが話題になっている。しかも、相手は韓国の女性だという。台湾のテレビ局もそれを報道している。一国の総理の問題であるだけに、事態は深刻である。日本のテレビ局は取り上げていないが、海外のメディアが言及しているわけだから、無視するわけにはいかなくなっている。今は亡き児玉隆也は、昭和49年11月特別号の「文藝春秋」に「淋しき越山会の女王」を執筆したが、それが田中角栄首相を退陣させるきっかけとなったのである。今伝えられていることが真実かどうかについて、菅首相は国民に説明すべきだろう。あくまでもプライベートなことではあっても、交際していた相手が、外国人ということになれば、あらぬ疑いをもたれてしまうからだ。疑惑が報じられたわけだから、記者会見をするのが筋ではなかろうか。さらに、テレビメディアも、興味本位でどうのこうの論じるのではなく、真相を明らかにする責任はあるだろう。日本はスパイ防止法もないために、外国の諜報機関のやりたい放題になってしまっている。そして、政治家のなかにも、そのエージェントと思われるような人物がたくさんいる。身が潔癖であるのならば、菅首相は国民を安心させるべきだろう。そうでなければ、これからの政権運営に支障が出てきてしまうからだ。民主党は、日本国籍をもたない外国人についても、党員やサポーターとして認めている。保守派が気にするのは、その点なのである。外国の勢力の言いなりになるような不始末はしていないと思うが、菅首相がまずすべきは、あらぬ疑いを晴らすことだ。
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仙谷由人内閣官房長官と松本健一が知り合いだそうだ。二人とも東大卒のインテリであるが、それにしても、仙谷の品のなさはなぜだろう。松本が「現代の眼」に連載していた「若き日の北一輝」を読んだことがあるのだろうか。仙谷ごときが北一輝を愛読しているわけはないが、かつて社会党の代議士であったわけで、現在、民主党を名乗っているのも、おこがましいことなのである。北の人となりについて、面白いエピソードが残されている。北は人に接するときには、決まって「さん」付けで呼んだのだという。いかに年下であっても、「君」付けにして見下すようなことはなかったのである。もちろん、北の取り巻きのなかには、いかがわしい人間も多かった。北が三井財閥から面倒を見てもらっていたのも確かである。盆暮れには、今の数千万円もの金が届いたともいう。それを批判するむきもあるが、傲慢な振る舞いに及ぶことはなかったのだ。何かすると声を張り上げる仙谷とは、人間がまるっきり違うのである。順逆不二ともいわれる北の思想についても、大川周明が「仏魔一如の世界を融通無擬に往来していた」と述べているように、並みの思想家ではなかった。それでいて、白面の書生という一面もあったのだ。団塊の世代である仙谷は、あくまでも成績の良い優等生でしかなかったのだろう。松本のような詩的感受性があったならば、封印の書であった北一輝全集をひもといていたはずだし、サヨクにもならなかっただろう。サヨクに毒された団塊の世代が引退しなければ、日本は良くならないのではなかろうか。日教組によって、自分たちの祖国を貶めるようなことばかりを教えられ、先人の思いを顧みる教育を受けていないからだ。以前に北一輝ブームが起きたとはいえ、それは一握りの者たちだけであったのだ。仙谷の恫喝的な態度を見ていると、カルト信者のように単細胞で、暴力で一般学生を黙らせた過激派の活動家の顔とダブってならない。
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参議院選挙が間近なのに、もう一つ自民党に勢いがない。なぜそうなってしまっているのだろうか。日の丸の旗で日本中を埋めつくそうとする愛国心に欠けているからではないか。選挙公約で消費税を10㌫値上げすることを明らかにしたが、そんな責任野党を演じることよりも、日本という国家の解体を目論む民主党政治の問題点を徹底的に追及することが先ではないか。一大争点にすべきは、永住外国人に対する地方参政権の付与法案である。国民主権を謳う日本国憲法に違反する法律を通そうとする菅直人政権とは、真っ向から激突すべきなのである。民主党という政党そのものが、党員やサポーターになるにあたっても、日本国籍でなくてもよいのである。特定の外国勢力が集団で加入すれば、彼らの意のままに代表を選ぶことができるのだ。今回の参議院選挙で自民党は、この国のかたちをどうするかを、国民に問うことが求められている。そのためにも、自民党を始めとする保守派は、日の丸を掲げて選挙選を戦うべきだろう。ワールドカップで日本の選手たちが、肩を組みながら一つになって国家を斉唱したように、国旗、国歌によって、日本人としての一体感を取り戻せるからだ。サヨクとの違いを浮き彫りにするためにも、日の丸の旗で埋めつくすべきなのである。
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『先人に学ぶ 憂国の言葉』
編著 峰たけし(会津若松市生まれ/歴史思想家)
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今日の朝日新聞の朝刊を読んだら、民主党には投票しないと思うのだが、国民はどうしても騙されたいのだろうか。先の総選挙で示した民主党のマニフェストが、現実には実現しなかったことに対して、「天声人語」では、厳しい批判を加えている。「マニフェストは生き物」と言い訳をするだけで、反省の弁がないのが許せないからだ。さらに、予算委員会も開催せずに、あたふたと国会を閉じ、「風があるうちにと選挙に走る」ことしか考えない政治手法を揶揄したのだった。「本気でやり直すには、ふさわしい手順と伝え方がある」というのである。もっともな意見であり、まさしく正論である。それは「経済気象台」においても同様である。こちらの方は社外の執筆者のようだが、子供手当によって、労働もせずに多額の現金を懐に入れるのを嘆いている。「天下の愚策と称された地域振興券と軌を一にする」とまで酷評している。在日外国人の海外居住の子供にまで支給することに関しても、異論を唱えている。そして、「この天下の愚策は即刻廃止するべきだ。今、廃止すれば、まだ傷は浅い」とまで書いていた。このほか、社説では、自民党がこの国のかたちを守ろうとするのに対して、民主党が「新たな社会づくり」を目指すというのが、両党の相違点であるとも言及している。常識的な見方を述べただけであるが、いくら何でも、民主党を応援しようとする気にはならないはずだ。しかし、世論調査の結果は、表紙を替えだけでも、国民は理解して支持してくれるのだから、民主党にとっては万々歳なのである。新聞よりはテレビの方が影響力があるからだろう。朝日新聞ですら冷静な紙面構成になっているのに、新聞に目を通すこともない国民が増え、いい加減なテレビのコメンテーターの発言に操られてしまっているのだから、てんで話にならない。
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英語・中国語文化圏というものがアジアを席巻しつつある。これまでもそうであったが、とくに最近の中国人は、日本語を学習するよりも、まずは英語を習得したがっている。英語を喋れれば、国際化の時代に通用するからだ。体制の違いなどは、どうでもよいのである。それに対して、米国では中国重視派が勢いを得て、親日派は力がなくなっているのではなかろうか。鳩山由紀夫前首相のデタラメな対米外交によって、日本の信用は著しく失墜し、それにコミットしていた米国の関係者も立場を失ったからだ。中国が共産中国として、イデオロギーを前面に出してくれば、日本もそれなりの存在価値があった。しかし、表向きはともあれ、中国はアジアでの覇権を確立するために、米国との新たな協調を目指しているのではなかろうか。その前提となるのが、英語・中国文化圏の拡大である。現在のところは、かろうじて日本は中国の影響下の外にあるが、民主党の菅直人政権が東アジア共同体を推進しようとすれば、日本は朝貢国になり下がる危険性すらある。中国語と英語は似た面があり、マスターするにあたって、日本語ほどの難しさがない。言葉の壁というのは、コミュニケーションを妨げることになるが、英語・中国語文化圏が拡大されることで、日本が孤立することだけは明らかである。自由に話ができる相手の方を信用してしまうからだ。日本の保守派の一部が、ことさら在日の中国人に神経をピリピリさせるのも、背景にはそうした文化侵略の危機があるからだろう。徹底して攘夷を叫ばざるを得ないほどに、日本は追い詰められているのである。米中の挟み撃ちにあうわけだから、生ぬるい戦い方では、国の主権は守れないのである。
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米軍の普天間基地の移設問題に業を煮やした菅直人首相は、民主党の喜納昌吉参院議員に向かって、「もう沖縄は独立した方がいい」などと語ったという。それが本当であるならば、とんでもない暴論である。それだけで総理大臣の職を辞すべきだろう。昭和20年3月26日から始まり、6月23日まで繰り広げられた沖縄の地上戦での日本人の戦没者は、軍民で20万人を超えるのである。さらに、4月6日から始まった沖縄戦での神風特攻隊は、終戦の日の8月15日まで行われ、海軍機と陸軍機合わせて1912機が出撃したのである。そして、3018名ものパイロットが散華した。そこまでして日本人は沖縄を死守せんとしたのである。菅首相は、その死者の霊に申し訳がないと思わないのだろうか。冗談であっても、そんなことを一国の宰相が口にすべきことではない。鳩山由紀夫前首相もそうだったが、国家が何によって成立しているのか、何を守らなければならないのか、ということを考えたことがないのだろう。国家の三要素は、領土、国民、主権なのであり、第一番目にくるのが領土なのである。そんなことも知らずに、この国をどこに引っ張ってゆくつもりなのだろう。仙谷由人内閣官房長官は、永住外国人の地方参政権付与法案をあきらめていないようだ。それはいうまでもなく、国民主権を否定することだ。民主党政治をこのままにしておけば、日本という国家は解体されてしまうのである。領土も国家主権も放棄するわけだから。
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国を忘れた民主党(「かなりや」の曲で)
国を忘れた民主党、外つ国へ棄てましょか
いえ、いえ、それですみません
国を忘れた民主党、参院選ですげ替えましょか
いえ、いえ、それですみません
国を忘れた民主党、豆鉄砲で撃ちましょか
いえ、いえ、それですみません
国を忘れた民主党
隠し金庫に、札の山
法の下にて裁かれて
忘れた国をおもいだす
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民主党に国民が怒っているわけだから、自民党がエキサイトすべきなのに、もう一つパッとしない。選挙で勝てばいいと思っているのだろうか、国会で追及すればいいと思っているのだろうか。保守系の市民運動があれだけ戦っているのに、なぜ戦おうとしないのだろう。自分たちが野党だということを、認識していないのではなかろうか。政権が転がり込んでくるのを期待していたのでは、まったく話にならない。鳩山由紀夫首相に罵声を浴びせることだって、ときには必要なのである。道路に座り込んで、機動隊にゴボウ抜きにあっても、ワイシャツを引き裂かれても、鳩山政権と対決すべきなのである。内閣支持率もジリ貧状態で、鳩山政権や民主党は、もはや居直ることしかできないでいる。国民の怒りを代弁して、自民党は街頭に繰り出すべきなのである。そして、その怒りが頂点に達したあたりで、参議院選挙に突入するのである。スタンス的には、真正保守でなくてはならない。民主党の数の力で押し切られそうな場合には、ハンガーストライキをしてでも、抵抗すべきだろう。自民党が戦う野党に脱皮すれば、国民は付いてゆくのである。谷垣禎一総裁にその勇気があるかどうかなのである。国民の怒りを追い風にすれば、政権の奪還も難しくはないわけだから。
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